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太陽は近くにあるか遠くにあるか

太陽は近くにあるか遠くにあるか
列子 湯問編 七
 
孔子が東の国を旅をしているときの話です。
二人の子どもがひどく、言い合っているところに出くわした。それを見た孔子は見かねて、その訳をたずねた。
すると、一人の子どもが言った。
「太陽が出たばかりの日の出の頃は、自分たちの近くにあって、昼間になると遠くの方にあると考える」
すると、もう一人の子どもが、
「太陽が出たばかりの日の出の頃は、自分たちの遠くにあって、昼間になると近くにあると考える」と言った。
そして、さらに初めの子どもが言った。
「太陽が出た日の出の頃は、車の傘ほどの大きさがあるのに、昼間になると飯を盛るお椀ぐらいの大きさになる、これは近くのものは大きく見え、遠くのものが小さく見えるゆえんだからだ」
そうすると、もう一人の子どもが、
「太陽が出たばかりの頃は、ヒンヤリと涼しいが、昼間になると湯の中に手を入れたように熱い。これは近いところは熱く、遠いところは熱くないというゆえんだからだ」と言った。
それを聞いていた孔子、どちらが正しいか決めかねていたら、二人の子どもが言った。
「おじさんを物知りだと言ったのは何処の誰だ」
 
 
この話と、直接関係ないですが、「論語」の衛霊公編の三に次のようにあります。
子曰わく、賜や 汝予れを多く学びてこれを識る者と為すか 対えて曰く 然り 非なるか 曰わく 非なり 予は一以てこれを貫く
 
孔子は弟子にたずねた、「自分は沢山のことを学び博識でよく物事を覚えていると思っているか」と、弟子は「その通りです違いますかと」答えた。すると孔子は言われた「違う、私は一つのことを貫いて通しているのだ。」
 
 
この、列子の子どもの太陽の話の最後の「おじさんを物知りだと言ったのは何処の誰だ」は、論語読みの論語知らずというか、論語についての話を皮肉って言ったことばだそうですが。
孔子は、わからない話を知ったかぶりしたり、色々な話を継ぎ接ぎ足してとり繕うのではなく、自分の信念という芯を持って対処するのがよいと諭しています。ついつい知ったか振りをしてしまうことがなきにしもあらずでが、これは人として大切なことです。
 
予定どうりのことができなくなった、想定外のことが起きてたり出てきてしまった。などなど何時の時代にも色々なことが起きます。人はややもするとそ場を繕ったり誤魔化したり玉虫色のことを言ったりする人がでてきます。
だからといって、その場を取り繕ってやり過ごしては、かえって問題をこじらせたりするだけです。
そのときこそ本来すべきことは何かを再度確認し、それらから外れたり見失ったりしないよう、ブレナイことが大切だとおもいます。
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  • 日本の報道の自由
    アジシオ次郎 (06/10)
    おはようございます。

    こういう指摘についてすぐに「内政干渉だ!」って反論も出てくるけど、日本の報道の自由度というか報道が健全かという点において先進国において❝
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