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横暴な権力に抗するには

横暴な権力に抗するには。
最近の自民党政権というより、安倍政権はこのところ、過去の自民党の政権運営と比べると、絶対多数の議席を確保し、かならず議会で可決できるのに、強行採決をたびたび繰り返す横暴さがめだつ。しかし、この流れは日本だけでなく、ほかの国でも同様なことが繰り返されている。

それに抗するにはどうしたらよいのだろうか、議会制民主主義に確立している社会では、権力に対して抗するに暴力をもって向かうことは一つの方法ではあるが、それだけで多くの指示を得られるだろうか。
香港では犯罪者の中国本土への移送ができる法律をめぐって、学生など市民と政権側が対立している。日本でも相変わらず安倍政権は、国会の審議では、法案をそのまま成立ありきの答弁しかしてない。このような反対者の声を一切聞く耳を持たないものに対してどのように、反対意見を主張していけばよいのだろう。
ペンタゴンペーパーを暴露した、ダニエル・エルズバーグは、日本でのインタビューで、次のように述べている。
「国家機密と良心」ガンディーの抗議に学ぶ (岩波ブックッレッド996 90頁)「しかし、生命や憲法を守るために、たとえ逮捕される危険があうとしても、個人でできるかぎりの強い行動ー誠実な非暴力行動ーを起こすことに価値がないかどうか、人々にはじっくり考えていただきたいと思います。市民的な不服従や逮捕されるようなことだけに十分な意義があるとか、唯一の価値があるなどと言うつもりは全くありません」。
市民として自分の個人のとしの尊厳を脅かされるようなこと、自由や生命や憲法を脅かすようなことを、為政者や権力者を黙って見ていないで、その現状を分析し考えてほしいと言っている。
日本のSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)について、エルズバーグは、「非暴力行動と決然たる態度には感銘を憶えました」。のべ、アメリカでの権力に抗する行動では、逮捕されることを全くいとはない人々もいて、そのような立派な人たちと活動しているが、だからといってそれらの人たちに全面的に同意はしていない。また、そのよう示威行動や抗議行動がすべてだという人もいるが、それにもエルズバーグは同意はしないと述べている。過激な行動が問題の解決にはならないと釘をさしている。今の香港での抗議運動も、抗議運動をが過激になれば、警察はそれに応じて押さえ込もうとし、最悪の場合は中国の武装警察が鎮圧にかかるかもしれない。天安門事件のときのように解放軍が出動することはないと思うが、過激すぎる抗議行動はそのトリガーを引きかねない危険性もある。
トランプ政権のアメリカも日本の安倍政権も、今までの民主主義で培ってきたこを崩しかねないことをしている。
エルズバーグは、「現行の制度がどんなに堕落し、機能不全に陥っているように見えようと、選挙での投票も大事なことです。われわれに投票する機会が与えられるとき、そのこと自体も重要な意味を持つということです。私の考えですが、示威行動や抗議行動に取り組む集団は、自分たちの望む変革のための立法を求めて、詳細な具体的要求を書諸政党につきつけるべきです。政党に参加したり、特定の政党を支持する必要はありませんが、要求事項をはっきりさせるだけでなく、要求を認めない候補者には投票しないことを鮮明にすべきです。そんな連中は権力の座から放逐し落選させることです」。と述べている。
抗議を行ったりするには自分たち市民として、どのようにあるべきかを明確にして、それを政治家政党に突きつけることが大切だと指摘している。ただ、このところ選挙の候補者の応援に駆けつた政党幹部に、抗議の声をあげたりプラカードを見せたりすうと。警察に排除されたということが報道されたが、まったく許されないことでそれに対する抗議もおこなっていくべきだろう。
だからといって、抗議行動をさらに強化したり過激になることについては、エルズバーグは次のように述べている。「暴力の行使を基本にすえよう、と主張する人々がいますが。私には賛成できません、運動の大儀に資するものではありません。暴力的な抗議は、自分の経験から見て常に、あらゆる抗議に不信の目を向けさせ、法と秩序を盾にして警察権力の拡大と実際の行使を望む勢力を強化し、弾圧を有効なものにする結果を生じると思います」
日本の60年代から70年代の学生運動をみても、学生運動が過激かするにつけ、民衆のこころは離れていき、過激派の活動はますます過激になり、放水と催涙弾と投石と火炎瓶の応酬になり、過激派は孤立疎遠になり瓦解してしまい、それと同時に穏便な抗議運動をしていたグループまでもが消えていてしまったことを見ると、過激過ぎる活動は人心の離れさせてしまうことがわかる。
また、権力側の思うつぼで、鎮圧の正当な理由にされてしまいかねないです。香港の犯人を本土に引き渡す法律の抗議運動は支持するが、その抗議活動が過激になってしまうのは一番心配するところで、香港市民と観光客の支持を得られるように、非暴力での抗議運動と現状を広く知ってもら活動が重要だろう。

このことは、香港に限らず、日本でも、フランスやイギリスでまた、アメリカでも同じことが言える。
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  • 日本の報道の自由
    アジシオ次郎 (06/10)
    おはようございます。

    こういう指摘についてすぐに「内政干渉だ!」って反論も出てくるけど、日本の報道の自由度というか報道が健全かという点において先進国において❝
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