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『ジプシー』ニコル・マルテッネス著を読む

『ジプシー』ニコル・マルテッネス著 水谷驍訳を読んでの覚え書き1
まずは訳者の前書きから

ジプシーとは、「ヨーロッパ社会が生み出した社会的孤立集団」でヨーロッパの放浪民族と、ニコル・マルティネス氏が著書『ジプシー』定義している。しかし、以前は「インド起源の放浪民族」としていた。ジプシーはヨーロッパの各地での集団ごとに、その地域も主流社会からはみ出した人たちともいえる。いままでのインド起源説などは、ヨーロッパのジプシー学者の想像の産物だといっている。もっとも、マルティネスも元はその説を唱えていたが、1953年から30年余りの研究で、ジプシー研究は新しい展開をしていった。
インド起源説はどこから生まれたのか、ドイツの歴史学者のグレルマンが提唱したものだが、グレルマンが論文で発表してから200年も引き継がれていた。1950年代頃からのジプシーについての研究で、「ヨーロッパの主流社会からはみ出した、独自の生活と伝統を維持し引き継いできた人たちの集団」と言われるようになっている。ヨーロッパに各地にはいくつかのジプシー集団がいたが、それらは外から来た人たちでなく、ヨーロッパにいながら、主流社会にとけ込まず、独自の文化をもち生活し孤立した人たちなる。

そのように考えればどこの国や地域でも、その国や地域でもその主流社会になじめず孤立して生活している人がいる。日本でもサンカと呼ばれた人たちが1960年代ごろまで見られた。主流社会の制度にはとけ込まず山の中などで暮らしていた人がいた。またいまでも、アメリカではオハイオ州・ペンシルベニア州にアーミッシュと呼ばれる、移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活の中世のキリスト教の教えにしたがって、電気などの現代文明を拒否して暮らしている人がいる。

ブレルマンの説は、ヨーロッパの民族的優位説のもとで組み立てられ説とい、ジプシーに対して偏見に染まった説だとなっている。
しかし、200年前の説が未だに大手を振るい、マルティネスなどの「ヨーロッパ社会が生み出した社会的孤立集団」説を感情的に批判する人たちがいる。それについて、マルティネスの本を翻訳している水谷驍氏は、マルティネスの本への批判は、ヒステリックな罵詈雑言でそこには、学問的に議論しようという姿勢は微塵もないと言っている。しかし、日本の辞書などで「ジプシー」と引くとブレルマンの説がいまだに書かれているものがあるので、にほんでも偏見などを持っている人は多いでしょう。

ジプシーと言う呼び名は、もともと偏見と差別を持った呼び名で、自分たちはそう自称していない、現代はロマやロムという呼び方を使うことが一般てきなよだが、日本ではジプシーという呼称が使われてる。もともと、ヨーロッパでほど、ジプシーに対しての差別や偏見の意識がないあらというより、それ自体への認識がないからでしょう。もっともジプシーの人たち皆がジプシーと称されることに対して拒否をしているのではない。中には逆に「ジプシー音楽団」などと宣伝に利用している人もいる。

しかし、ジプシーに対してのそのような差別や偏見への展開は、世界中でいたるところにあり、ジプシーに限らず自分たち以外への他民族や他集団への攻撃はよくあることです。ミャンマーの人がロヒンギャの人への差別や攻撃もそうだし、ヨーロッパのバルカン地方の国での紛争もそうだろう。後から来た人たちを差別したり憎しんで迫害する。しかし、ヨーロッパに住んでいる人たちは、もともと700万年前にアフリカの中部で生まれた祖先である、ホモサピエンスが、中東の地を通りバルカン半島を通り、ヨーロッパ全土に広がっていった。そのとき、前に先住そていたネアンデルター人と取って代わってヨーロッパに全土に広がっていった人たちです。それから7万年たち、中世のころにバルカン半島にやってきた人たちの一部はジプシーとなり各地を渡り歩く放浪の民族となった。しかし、マルティネスなど現代のジプシー研究学者は放浪民とは言わず遊動民集団といっている。これからは特に言わない限り遊動民集団という。

しかし、もともとホモサピエンスは、アフリカの地から、中東に渡りヨーロッパ大陸に広がったものと、東へ進みインドや中国の方に広がったもの、さらに東アジアを北上して、ベーリング海峡を渡り、北アメリカ大陸たどり着き、それから南下して南アメリカに広がっていった。また、海を渡りオーストラリアや南太平洋への住家をひろげていた。このように、もともと、私たちのはそのホモサピエンスのあくなき好奇心は、遊動民集団の癖となりその遺伝子を引き継いでいるのかもしれない。いやおそらく引き継いでいるのだろう。しかし、次第に私たちの祖先は定住していったと考えられる。

追考

定住の地を持ち住んでいた人も、後からきたひとにその定住地を追われ定住の地を持たず分散していった民族として、世界中に散らばったユダヤ民族がいるが、その人たちに対する偏見なども、偏見と差別にあってきた。しかし、イスラエルという国家を建設がされたいまでも、シオニズムなどを持ち出し、何か大きな事件が起きると○○○はユダヤ人の陰謀だなどと、ユダヤ人を悪く言う人がいる。
自分たちの異質に映る人たちを差別し排除しようとするのは、ジプシーやユダヤ人に対してだけではないようです。どこでも同じよなことが起きているではないか、ヨーロッパでも難民や出稼ぎ労働者受け入れの移民政策により、差別や偏見に下づいて排除しようとするうごきが起きている。サンカと呼ばれた人は差別されたし、日本でもアイヌの人たちへや沖縄の人たちへの攻撃や、在日外国人への偏見なども同じような、他者を受け入れたくないという感情からへートスピートをする人がいる。
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  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

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  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
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     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
  • 人種差別から思ったこと
    竹林泉水 (06/21)
    コメントありがとうございます。

    人間は、自分は他よりも優秀だ思いたいがります。逆に自分はあの一人より仕事ができないと感じたり、あの人より低く見られていることに対
  • 人種差別から思ったこと
    アジシオ次郎 (06/18)
     おはようございます。

     相変わらず現代において根強く蔓延る人種差別の問題、長い歴史において人種差別や偏見はヒドかったけど、その歴史から何を学んでいるのかとも思
  • 人生二十最
    omachi (05/23)
    あなたの知らない日本史をどうぞ。
    歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めま
  • 100年前の教訓
    竹林泉水 (05/09)
    コメントありがとうございます
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