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ジョージ・オーウェルの「動物農場」

ジョージ・オーウェルの「動物農場 おとぎばなし」は、農場で飼われている家畜が反乱を起こし人間を追い出して、動物たちはブタをリーダーとして七の戒律を作って楽園をめざしていくが、リーダーとなったブタはしだいに、自分たちに都合のよいように、その戒律を他の動物が知らないうちに変えていった物語です。

七戒
一、二本足で歩くものはすべて的である。
二、四本足で歩くもの、あるいは羽根があるものはすべて友だちである。
三、動物は服を着るべからず。
四、動物はベットで寝るべからず。
五、動物は酒を飲むべからず。
六、動物はほかの動物を殺すべからず。
七、すべての動物は平等である。

このように、動物農場の戒律を決めたが、ブタは牛の乳を自分たちは、頭がよく、他の動物の指導と監督をするために頭をつかっているとして、そのために牛の乳を他の動物に相談しないで独り占めする。また、動物農場の恩恵は動物たちみんなにゆきわたっている。これは私の指導と監督のたまものであるから、みなより少しその恩恵を多く受け取る権利があるというのです。
そして七戒めをだれも知らないうちに、次のように変えていったのです。

四、動物はベットで寝るべからず、シーツを用いては。
五、動物は酒を飲むべからず、過度には。
六、動物はほかの動物を殺すべからず,理由なしには。
七、すべての動物は平等である。しかしある動物はほかの動物よりも、もっと平等である。

そして最後には戒律の七の、「すべての動物は平等である。しかしある動物はほかの動物よりも、もっと平等である。」しか残らなくなるのです。

この物語がオーウェルが書いたのは、第二次世界大戦末期だったが、なかなか出版を引き受ける出版社はなく、ようやく出版されたのは日本が戦争に負けた二日後です。何故そこまで出版されなかったのか。それはこの物語がソ連の体制を批判したもので、当時はイギリスはドイツと戦っていてソ連と同盟関係にあって、ソ連を批判するようなものを出版することは英ソ関係を悪くすると判断されたからだと言われている。

共産党一党独裁の管理社会の国家に限らず、民主主義の国家でも非常時には、そのように表現の自由、出版の自由が奪われてることがありうることを肝に命じ忘れてはならないと思う。
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■竹林乃方丈庵の主から■

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記事へのコメント
  • 臨時国会の開催はいつか
    風と雲 (08/04)
    一体今の日本はどうなってしまったのだろうかと思う。アベ内閣も与党も憲法に違反することを完全に無視して悪びれもせず堂々と実行してきた。、政府高官も最高裁も報道機関
  • 難病と尊厳死
    竹林泉水 (07/29)
    コメントありがとうございます。

    自ら生きる権利、自ら死ぬ権利があるのはよくわかります。
    それにはどちらも人・個人としての尊厳が保たれている必要がある考えます。
  • 難病と尊厳死
    風と雲 (07/28)
    意識して自ら命を絶つことができるのは人間だけだと思います。人には生きる権利と自由があるように、自らの命を絶つ権利も自由もあって然るべきではないでしょうか。このA
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (07/01)
     自分よりも周りを優先する集団主義的な考えが同調圧力などがまかり通る社会なことについて前に
    >日本的なこの価値観は、海外から見たら奇異の目でしか見られないでしょ
  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

     日本はやはり集団主義が根強い社会であり、いわゆる「ムラ」社会的価値感が強い為に変に「和」を重んじる傾向の上に上の言うことは絶対だという
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    竹林泉水 (06/26)
    なんで日本人は欧米人に対してコンプレックスを持っているのだろうか。明治政府は今までの幕藩体制をぶっ壊し廃藩置県をし、国内の不平不満のエネルギーを外に敵を作ること
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    アジシオ次郎 (06/25)
     こんにちは。

     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
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