スター・トレク ヴォイジャー 「原始惑星の人々」
スター・トレク ヴォイジャー 「原始惑星の人々」
第168話 "Natural Law" 「原始惑星の人々」
・あらすじ
チャコティとセブンは、リドス星のワープ工学の会議に出席するために、シャトルで会場に向かう途中、美しい景色を眺めるため寄り道をしていた。そのとき、謎のエネルギー・バリアにに接触して、その中に墜落して中に閉じ込められてしまう。二人は転送で緊急脱出したが、チャコティーは足を怪我してしまう。周囲を調べると住民を見つけるが、それはリドス人と違い有史以前の生活をしているヴェンツー族という人々だった。ワープ技術以前の人種なので、彼らに見つからないように、シャトルの残骸を見つけにいく。
一方デルタフライアーで惑星リドス上空を、飛んでいたパリスはドリスの航行規則に違反し、ドリスの教官のもと飛行訓練を課せられる。
チャコティーは怪我で感染症にかかっているので、セブンは一人でシャトルの残骸を見つけにいくが、チャコティーはヴェンツー族に見つかってしまう。
チャコティーはヴェンツー族に捕まり洞窟へ連れて行かれ、薬草などで足の手当てをしてもらう。セブンはチャコティーがいないので探しにいき、艦隊の規則に反し未開のヴェンツー族の集落にいるのを見つける。
夜明けをまってセブンは、再びシャトルの残骸を見つけにいくが、木の株につまづきトリコーダを落としてなくしてしまう。
チャコティーは言葉が通じないので、身振りや地面に絵を描いてコミュニケーションを試みる。
チャコティは杖を作ってもらったが、ヴェンツー族が自分の入れ墨やセブンのインプラントを真似していることを知り、艦隊の規則に反し、未開の種族に深く干渉してしまっていることに気づく。
セブンはシャトルの部品を探しにいくが、夜になり雷がなり寒さに震えていると、好奇心旺盛なヴェンツー族の少女が、セブンは石と草汁で火を起こすのを見、暖をとり毛布や食べ物を渡してもらう。朝になりシャトルのディフレクターの場所に着き、ヴォイジャと通信する作業に取りかかる。
一方ヴォイジャーではチャコティたちが会議に出席していないことを知り、シャトルの残骸が空中にあり、何らかのエネルギーバリアの上に乗っているのを見つける。チャコティーとセブンはバリアの中にいると思われるので、捜索の協力をリドリス政府に要請するが、バリアは何百年も前に異星人がヴェンツー族をリドス人から守るために設置したもので、バリアの発生機は中にあり、自分たちも中に入れなく、バリアの解除もできないとの返事が返ってくる
シャトルのディフレクターで通信を試みる、セブンはこの辺りは強力な磁場のために、干渉して通信ができないのを知る。500キロはあるディフレクターを別の場所に移すため、ヴェンツー族に手伝ってもらって運び、バリアを停止と通信に成功するが、それと同時にバリアも消えてしまった。興味旺盛な少女が、ディフレクターに触って、感電して気を失ってしう。
バリアが解除されたのでチャコティはヴォイジャーに帰還するが、セブンは少女を治療するために地上に残った。
治療を終え元気になっった少女は、セブンに別れ際に毛布を贈る。
一方ヴェンツー族の居住地には、バリアがなくなったためにリドス人の調査隊が現れた。宇宙艦隊の他文化には干渉しないという、規則を貫くのか。今のヴェンツー族を守るのか。リドス人によって教育され新たな文化を築いていくのか。ヴォイジャーはディフレクターを転送してバリアを再び張ることになる。
貴重な資源やヴェンツー族に興味をもつリドス人は抵抗するが・・・・・・。
台詞から
・ワープ・フィールド力学はいつでも学べるが、このような景色を眺めるのは貴重だ。
・素晴らしい種族だった、接触を避けたかった、何も影響がなければいい。
・施設を整え教育する、ヴェンツー族には、大きな恵みだ。バリアを消した者に感謝するだろう。
・開発はヴェンツー族に有益では、彼らは知的ゆえ、教育や科学技術で生活が向上するだろう。
・初めてヴェンツー族に会ったときは、原始的で興味はなかった。だが彼らは機知に富み自信に満ち、自立した種族だとわかった。孤立は可能性を狭めるが、解放も独自性を損ねる、だから孤立も終われば特異な生き方も終わる。
・多文化に我々の技術を渡さないという方針です。文化に干渉し歴史を変えることになる。
感想
16世紀アメリカへの入植者が先住民の文化を破壊したように、外の者も悪意を持って侵攻しようとしていなくても、そこに住んでいる人の文化に何らかの影響をあたえるのは間違いないことです。しかし、文化は他の文化が入ってこなくても文化とは時間が流れるように、文化も変わっていくものです。
人知が向上し社会制度が整備され、物質的・精神的に生活が豊かになっているはずだが、深刻な影響をもたらしていることに対してのメッセージでしょう。
先住民の将来に不安も残るが、バリア外の者が進歩するのと同様に、内に住む彼らも進歩していくものだ。
ヴェンツー族未開ののんびりした雰囲気と、セブンの神経が高ぶり興奮気味なのが、対照的であったが次第にヴェンツー族に癒されていくのが、現代の齷齪した生活に問いかけている。
ヴェンツー族を保護しているバリアを解いてしまうのは、私達にとって当たり前の便利な文明も、一足飛びに文明を発展させることは、精神的な準備もできていないので、その種族にとっては迷惑なことが多いように思える。
少し前、西洋諸国が植民地政策でアフリカやアジアに、またアメリカ大陸の民族に、西洋風の文明を押しつけ貨幣価値を押しつけ、その民族の価値観を破壊し、疫病をもたらし免疫のない民族を汚染し消滅させてしまったことは歴史に残っていま
第168話 "Natural Law" 「原始惑星の人々」
・あらすじ
チャコティとセブンは、リドス星のワープ工学の会議に出席するために、シャトルで会場に向かう途中、美しい景色を眺めるため寄り道をしていた。そのとき、謎のエネルギー・バリアにに接触して、その中に墜落して中に閉じ込められてしまう。二人は転送で緊急脱出したが、チャコティーは足を怪我してしまう。周囲を調べると住民を見つけるが、それはリドス人と違い有史以前の生活をしているヴェンツー族という人々だった。ワープ技術以前の人種なので、彼らに見つからないように、シャトルの残骸を見つけにいく。
一方デルタフライアーで惑星リドス上空を、飛んでいたパリスはドリスの航行規則に違反し、ドリスの教官のもと飛行訓練を課せられる。
チャコティーは怪我で感染症にかかっているので、セブンは一人でシャトルの残骸を見つけにいくが、チャコティーはヴェンツー族に見つかってしまう。
チャコティーはヴェンツー族に捕まり洞窟へ連れて行かれ、薬草などで足の手当てをしてもらう。セブンはチャコティーがいないので探しにいき、艦隊の規則に反し未開のヴェンツー族の集落にいるのを見つける。
夜明けをまってセブンは、再びシャトルの残骸を見つけにいくが、木の株につまづきトリコーダを落としてなくしてしまう。
チャコティーは言葉が通じないので、身振りや地面に絵を描いてコミュニケーションを試みる。
チャコティは杖を作ってもらったが、ヴェンツー族が自分の入れ墨やセブンのインプラントを真似していることを知り、艦隊の規則に反し、未開の種族に深く干渉してしまっていることに気づく。
セブンはシャトルの部品を探しにいくが、夜になり雷がなり寒さに震えていると、好奇心旺盛なヴェンツー族の少女が、セブンは石と草汁で火を起こすのを見、暖をとり毛布や食べ物を渡してもらう。朝になりシャトルのディフレクターの場所に着き、ヴォイジャと通信する作業に取りかかる。
一方ヴォイジャーではチャコティたちが会議に出席していないことを知り、シャトルの残骸が空中にあり、何らかのエネルギーバリアの上に乗っているのを見つける。チャコティーとセブンはバリアの中にいると思われるので、捜索の協力をリドリス政府に要請するが、バリアは何百年も前に異星人がヴェンツー族をリドス人から守るために設置したもので、バリアの発生機は中にあり、自分たちも中に入れなく、バリアの解除もできないとの返事が返ってくる
シャトルのディフレクターで通信を試みる、セブンはこの辺りは強力な磁場のために、干渉して通信ができないのを知る。500キロはあるディフレクターを別の場所に移すため、ヴェンツー族に手伝ってもらって運び、バリアを停止と通信に成功するが、それと同時にバリアも消えてしまった。興味旺盛な少女が、ディフレクターに触って、感電して気を失ってしう。
バリアが解除されたのでチャコティはヴォイジャーに帰還するが、セブンは少女を治療するために地上に残った。
治療を終え元気になっった少女は、セブンに別れ際に毛布を贈る。
一方ヴェンツー族の居住地には、バリアがなくなったためにリドス人の調査隊が現れた。宇宙艦隊の他文化には干渉しないという、規則を貫くのか。今のヴェンツー族を守るのか。リドス人によって教育され新たな文化を築いていくのか。ヴォイジャーはディフレクターを転送してバリアを再び張ることになる。
貴重な資源やヴェンツー族に興味をもつリドス人は抵抗するが・・・・・・。
台詞から
・ワープ・フィールド力学はいつでも学べるが、このような景色を眺めるのは貴重だ。
・素晴らしい種族だった、接触を避けたかった、何も影響がなければいい。
・施設を整え教育する、ヴェンツー族には、大きな恵みだ。バリアを消した者に感謝するだろう。
・開発はヴェンツー族に有益では、彼らは知的ゆえ、教育や科学技術で生活が向上するだろう。
・初めてヴェンツー族に会ったときは、原始的で興味はなかった。だが彼らは機知に富み自信に満ち、自立した種族だとわかった。孤立は可能性を狭めるが、解放も独自性を損ねる、だから孤立も終われば特異な生き方も終わる。
・多文化に我々の技術を渡さないという方針です。文化に干渉し歴史を変えることになる。
感想
16世紀アメリカへの入植者が先住民の文化を破壊したように、外の者も悪意を持って侵攻しようとしていなくても、そこに住んでいる人の文化に何らかの影響をあたえるのは間違いないことです。しかし、文化は他の文化が入ってこなくても文化とは時間が流れるように、文化も変わっていくものです。
人知が向上し社会制度が整備され、物質的・精神的に生活が豊かになっているはずだが、深刻な影響をもたらしていることに対してのメッセージでしょう。
先住民の将来に不安も残るが、バリア外の者が進歩するのと同様に、内に住む彼らも進歩していくものだ。
ヴェンツー族未開ののんびりした雰囲気と、セブンの神経が高ぶり興奮気味なのが、対照的であったが次第にヴェンツー族に癒されていくのが、現代の齷齪した生活に問いかけている。
ヴェンツー族を保護しているバリアを解いてしまうのは、私達にとって当たり前の便利な文明も、一足飛びに文明を発展させることは、精神的な準備もできていないので、その種族にとっては迷惑なことが多いように思える。
少し前、西洋諸国が植民地政策でアフリカやアジアに、またアメリカ大陸の民族に、西洋風の文明を押しつけ貨幣価値を押しつけ、その民族の価値観を破壊し、疫病をもたらし免疫のない民族を汚染し消滅させてしまったことは歴史に残っていま
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