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ヤクザと憲法

東海テレビドキュメンタリーに『ヤクザと憲法』というのがある。
2016年公開された圡方(土方)宏史監督の映画です。いまも、各地で自主上映などがされています。
ヤクザにとっての人権とは何かをかんがえさせられるものです。
暴力団排除条例により、銀行口座の解約、宅配便や出前の拒否、幼稚園の登園を拒否されるなど、反社会的勢力とされヤクザ本人とその家族が人権侵害の実害を受けている。人によれば反社会的行動を繰り返すので、それは憲法に公共の福祉に反するとして人権が制限されても当然だという人もいます。
この映画の公式Webページでは、作家の宮崎学氏は基本的人権や法の下の平等を定めた日本国憲法の各条文には「但し、ヤクザを除く」とする但し書きがついているのが現実だ。というコメントを紹介しています。
しかし、憲法に書かれている国民の権利及び義務には次のようになっています。
〔国民たる要件〕第10条日本国民たる要件は、法律でこれを定める。
〔基本的人権〕第11条国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
日本国憲法に書かれている

「公共の福祉に」とは何かについては、
〔自由及び権利の保持義務と公共福祉性〕第12条この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
〔個人の尊重と公共の福祉〕第13条すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

日本国民であったら、すべての国民は基本的人権は保障されると明記されています。ただし、他人の人権と衝突しても自分の利益権益のみを追求するような、公共の福祉のために権利を主張できるのであって、それに反することをことをしてはならないと書いてあります。そして、「公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」となっています。この部分の主語は「立法その他の国政の上で」となっているので国は個人の自由を最大限尊重しないといけないということでしょう。それでは、公共の福祉に反する反社会的な行いを繰り返すヤクザにたいしては、基本的な人権が制限され侵されてもよいとするのだろか。特に本人はともかくその家族やこれから将来のある子どもはどうなのだろうか。

いろいろ考えさせらるる問題です、これを単にヤクザとその家族の問題としてみてしまうのではなく、自分の身近な問題として捉えて一人一人の人権はどの様にあるべきなのか、どのように私たちはそれらと取り組んでいくべきなのか。普段私たち多くの人はあえて、これらの問題から目をそらしたり、見て見ぬふりをしていまています。それらにあえて目を向け考えることにより、今の貧富の差が増大し格差が広がり、その格差が固定化され、人権が混沌してきたなかでの民主主義を考える上で大切な、問題提起の一つとすべきもののように感じます。
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記事へのコメント
  • ブッシュ父子のトランプ氏のイメージ
    アジシオ次郎 (11/10)
    こんにちは。

    今のトランプ大統領を「ほら吹き」「嫌い」と嫌悪感を露わにしたジョージ・ハリー・ブッシュ元大統領とその息子でジョージ・ウォーカー・ブッシュ元大統領
  • 謙虚な政治とは
    竹林泉水 (11/01)
    どうしてでしょうね、明治大正時代は西洋の追いつけ追いこそと、政治家も経済界も保守陣営も革新陣営も前に向いていたと思います。
    しかし、いまは戦争に負けアメリカから
  • 企業の不祥事と組織
    竹林泉水 (11/01)
    どれも日本を代表する大企業です。このようなことをする企業は今では、企業倫理が薄かったり国の法規制がないかそこお抜けたバケツのような国でしょう。
    それがなぜ今の日
  • 謙虚な政治とは
    風と雲 (10/31)
    全く お説の通りです。でもそのような、狡知だけ長けた、矜持無き烏合の政権党を(選挙制度の歪もありますが)継続させたのは国民なのです。お座なりの政権批判だけでお茶
  • 企業の不祥事と組織
    アジシオ次郎 (10/30)
    こんにちは。

    神戸製鋼といい日産といいスバルといい、どうも組織としての体を疑いたくなる不祥事の問題、企業のガバナンスというかコンプライアンスと言うものはどうな
  • 今回の選挙で思う
    竹林泉水 (10/26)
    > 今回の選挙の勝利を謙虚に受け止めると安倍総理は言うものの、口だけにならないことを願いたい。
    安倍首相は毎回、そのようなことを言っていますが、そのたびにむなし
  • 今回の選挙で思う
    アジシオ次郎 (10/26)
    おはようございます。

    また自公の大勝に終わった今回の衆院選、自民党が支持を集めて勝ったからではなく、野党の足並みが揃わず有権者が消去法で仕方なく自民党に入れる
  • 茶番の衆議院選挙
    竹林泉水 (10/06)
    安倍首相の政治を私物化したような解散
    これで2度目です、この選挙の結果次第では、挙国一致国家総動員の国に足音を立てて突き進むことだけなないようにねがいたいです。

  • 茶番の衆議院選挙
    アジシオ次郎 (10/05)
    おはようございます。

    民進党の解体、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党、ハッキリ言って今回の選挙は乱立の様相を呈しそうですが、野党票割れを起こして自民党
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