竹林の Twitter 新しいウインドウで開きます。

三行半と姻族関係終了届

江戸時代は「三行半」とよばれる離婚通知書があった。
参考までにウイキペディアに載っていた文を紹介します。
 離別一札の事
一、今般双方勝手合を以及離
  縁 然ル上者其元儀 何方縁組
  いたし候共 私方に二心無
  依之離別一札如件
亥十一月廿四日    長吉
      おせいとの

読み下し:
離別一札のこと。
一つ、今般双方勝手合を以て離縁に及び、然る上は其の元儀、何方に縁組み致し候とも、私方に二心無く、これにより離別一札くだんの如し。
亥十一月二十四日。長吉。
      おせい殿。

意訳:
離別状。
この度、双方協議の上、離縁いたします。したがって、今後あなたが誰と縁組みしようとも、私に異議はなく、翻意することもありません。以上、本状を以て離別状と致します。
亥年11月24日。長吉。
      おせい殿。

はじめから唐突な書き出しになったが、現在、姻族関係終了届というものがあるそうです。

配偶者と死別後、その親戚兄弟との関係を書類だけで解消するために「姻族関係終了届」を出す人が増えているそうです。
義理の親や同じ墓に入ることに抵抗感がある人が届け出をするそうです。もっとも法的な効力や扶養義務はなく形式的な意味合いのものです。嫁ぎ先の家と「絶縁」できる届け出といえるが、今でも昔ながらの家制度に縛られている感じている人がいるのだろう。

江戸時代は「三行半」の内容は、あなたとは今後いっさい関わりがなく、あなたがどのようなことをしようと口出しはしませんと言うものです。
そして、三本と半分線を引いても同じ意味をもち効力があったといいます。

これは離縁のことですが、死別でもその家にとどまるなら、その家に縛られることになるでしょう。しかし、しべつして家をでて独立するなら同じ三行半と同じようなものだったのではないでしょうか。

江戸時代はいまの日本のように、近代的な法整備がなかったが、三行半をみると江戸時代のほうが、別れる女性にとってその人権は大切にされているようにおもいます。

それはそれとして、最近ここにきて「姻族関係終了届」が注目されているのは、夫との家と絶縁する気持ちにさせるのは、昔ながらの家制度に心のどこかで縛られるからだろう。
日本国憲法には第24条に、〔家族関係における個人の尊厳と両性の平等〕として、
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。」
とされています。
まだまだ、明治時代の家への縛り意識がつよいのでしょう。また、自民党の憲法改正草案をみると、現行憲法より家への縛り強くなるように感じられます。
配偶者が死亡しても、法律上、配偶者の親族との関係は消えないのです。
解消したいときは市区町村に届けれれば認められるこの制度。相手の了解は不要で通知も行かず、配偶者の遺産を相続することも可能なので、「姻族関係終了届」への関心が高まって届け出を出す人が増えると思います。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

記事の整理棚
禅 (2)
最新の30の記事
月別の過去の記事
10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   09   08  
単語による記事検索
竹林の過去の戯言のタイトル

過去の記事タイトルを100件づつ表示します

記事へのコメント
  • 茶番の衆議院選挙
    アジシオ次郎 (10/05)
    おはようございます。

    民進党の解体、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党、ハッキリ言って今回の選挙は乱立の様相を呈しそうですが、野党票割れを起こして自民党
  • 独裁者の国会解散
    竹林泉水 (09/26)
    > 政策に反対表明するための無抵抗なデモ行進、座り込みや集会を無理に解散させようとする警察官たちが、職務とは言え反対する人たちを排除しようとするのを見るとむし
  • 独裁者の国会解散
    風と雲 (09/24)
    民主的な選挙で政権交代がなされるようになり、政府への反対で暴力を使うことは、民衆の支持を失い反発され逆効果になるようになりました。>政策に反対表明するための無抵
  • 独裁者の国会解散
    竹林泉水 (09/24)
    日本人は長いものにはまかれろ、付和雷同性の国民性もあるのは確かだと思います。それは別段日本人に限ったことではないと思います。
    第二次世界大戦でフランス政府はドイ
  • 独裁者の国会解散
    風と雲 (09/23)
    かかる為政者の存在を許してきたのは、日本人の「ながいものにまかれる、お上に任せば・・、なるようにしかならない」と付和雷同性の強い国民性に由来するものではないでし
  • フェイクニュース
    アジシオ次郎 (09/16)
    おはようございます。

    ネットの普及に伴い様々なニュースが見れるようになった昨今、ただ自分の好みに合った情報しか信じないという弊害が出ることもそうだし、多様性を
  • ギャンブル依存症に顔認証は問題
    竹林泉水 (09/10)
    顔認証技術が進み、個人の識別だけに利用されるならまだしも、個人の管理に利用されるのは非常に問題が多いと思います。

    松井知事の発言があまり問題になっていないのも不
  • ギャンブル依存症に顔認証は問題
    アジシオ次郎 (09/09)
    こんにちは。

    いくらギャンブル依存症対策とはいえ、入場確認や顔認証システムを導入するのは一部から「プライバシーの侵害だ」と批判を浴びてもおかしくありませんね。
  • 終戦の日の前後のテレビ番組
    竹林泉水 (08/23)
    国際的な政治・外交問題は素人的な言い方をすれば、早い者勝ちで勝ち逃げすればセーフ的なところがありますね。
    国の名前に「帝国」冠して大日本帝国として、そのころ時代
  • 記事へのトラックバック
    ブロとも一覧

    うたのすけ

    山下道場

    荒野鷹虎

    海空居士

    紀瀬美香

    marihime

    お父さんの旅

    キラベル

    silver camellia

    kbrkのつぶやき

    魚京童!

    俊樹

    アジシオ次郎

    ほんわか?絵日記

    吾輩と旅と副業

    Chronos Moon

    ざっくり読書感想文

    Taiwa Sato

    びとら

    Resale Japan

    QWERT 5w1h

    (o ̄∇ ̄o)♪

    HIROGACHAN+

    しんのすけたろ

    勝ち組の日経225

    ハセッチブログ

    五月雨 時雨

    諭吉

    さくらさくら1
    ブロとも 申請フォーム

    竹林乃方丈庵のブロとも申請はこちらからです。

    Webページへのリンク
    Powered By FC2ブログ

    今すぐブログを作ろう!

    Powered By FC2ブログ

    更新履歴
    今日の暦と天気

    日めくりカレンダの説明

    ■2016年旧暦 日月の出入■

    09 | 2017/10 | 11
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031----

    ★☆今宵の夜空☆★

    NHKらじる★らじる
    大阪東京第2FM大阪
    何の日



    ご訪問ありがとうございます
    竹林泉水のTwitter
    FC2掲示板
    [ブログ記事へのコメント 掲示板のレス 感想など]
    ■□FC2のブログ□■
    _/_/_/竹林乃方丈庵を_/_/_/
    _/_/_/ リンクに追加 _/_/_/
    □■□■徒然諸諸■□■□ □■□■心の時代■□■□ □■□■息身心/健康■□■□ ----- □■□■厚生福祉■□■□ □■□■その他■□■□
    □■FC2以外のブログ■□
    諸諸 徒然 「身・息・心」 こころの時代
    RSSリンクの表示
    QRコード
    QR