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憲法と最高執権者

日本の憲法は民定憲法であり、改正には一般の法律よりも改正し難くできている、硬性憲法だといわれています。

そのことを考えて第一次から今までの安倍政権を見ていると、京都大学名誉教授の佐藤幸司が、放送大学叢書の『立憲主義について』で次のように書いてあることに考えさせられる。
「硬性憲法の国であても、立法権者や執行権者(行政府の長)が憲法規範に敬意を払わず、しかもそれをチェックする信頼にたる仕組みが存在しない場合には、憲法は有名無実化してしまう。」( )内は泉水が書き込み。

安倍政権は今までの政権が、集団的自衛権は憲法違反だという解釈を閣議決定で変更して、集団的自衛権は可能だと解釈を変え、自衛隊の海外派兵を可能にしてしまいました。
憲法改正について、今の時点での改正に批判的、慎重な人たちが、改憲ではなく壊憲だと、自民党の憲法草案で改訂すると、悔憲になるという人がいます。
確かにそのように思えるが、それいよりも今の状態なら憲法を改正する必要はなく、ときそれぞれの状況に合わせて憲法の解釈の仕方を変えていけばよいのであって、憲法がないにも等しいことになってしまっている。
いまの、政権の人たちは憲法に限らず、ことあるごとに法に従って粛々と進めると言う。
法を都合のよいように変え、変えることができなければ解釈を変えて、それに基づいて進めるなら。どのようなことでもできることになってしまう。

いま、憲法や法律のことを述べているが、学問のことに照らして考えてみると、学問で使われる言葉は一つ一つその言葉に決まった意味を定義して、話を筋道を立てて展開してい結論を導いていきます。
これが社会科学分野だったらその学問は支離滅裂になるでしょう。
しかし、自然科学の物理や化学ならその学説を実証していと、それが計画の通りいかず、目的が達せられることはないです。

外交や政治の世界も同じで、言葉の定義を一つにするために、二国間の条約なら条約文は互いの国の言葉で、その言葉の持つ定義を吟味して作られ結ばれます。
それをしないと条約を締結したがいいは、互いの国が批准の段階で、全権委員が調印した条約文を当事国の国会がそれぞれの言葉の定義はどのようにされているかを確認して承認されます。
これは、国内法に於いても同じで、その定義が曖昧なら裁判で多様な判決でてしまい混乱をしてしまいます。

政治をおこなうものとして、執行権者の都合で勝手な解釈をすすことは許されないことです。そのようなことをする国は民主主義国家と言えず、独裁国家と同じようなものです。

ことしも、安倍政権がどのように法を解釈し執行していくのか見守っていきたいです。
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テーマ : 憲法改正論議
ジャンル : 政治・経済

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記事へのコメント
  • 臨時国会の開催はいつか
    風と雲 (08/04)
    一体今の日本はどうなってしまったのだろうかと思う。アベ内閣も与党も憲法に違反することを完全に無視して悪びれもせず堂々と実行してきた。、政府高官も最高裁も報道機関
  • 難病と尊厳死
    竹林泉水 (07/29)
    コメントありがとうございます。

    自ら生きる権利、自ら死ぬ権利があるのはよくわかります。
    それにはどちらも人・個人としての尊厳が保たれている必要がある考えます。
  • 難病と尊厳死
    風と雲 (07/28)
    意識して自ら命を絶つことができるのは人間だけだと思います。人には生きる権利と自由があるように、自らの命を絶つ権利も自由もあって然るべきではないでしょうか。このA
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (07/01)
     自分よりも周りを優先する集団主義的な考えが同調圧力などがまかり通る社会なことについて前に
    >日本的なこの価値観は、海外から見たら奇異の目でしか見られないでしょ
  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

     日本はやはり集団主義が根強い社会であり、いわゆる「ムラ」社会的価値感が強い為に変に「和」を重んじる傾向の上に上の言うことは絶対だという
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    竹林泉水 (06/26)
    なんで日本人は欧米人に対してコンプレックスを持っているのだろうか。明治政府は今までの幕藩体制をぶっ壊し廃藩置県をし、国内の不平不満のエネルギーを外に敵を作ること
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    アジシオ次郎 (06/25)
     こんにちは。

     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
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