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今年の終戦記念日とマスコミ

今年の8月15日は、いつもの年と違いました。例年はこの日の1ヶ月ほど前から、戦争に関する特集記事が新聞に掲載され、テレビも特集番組が放送されていました。
しかし、今年はマスコミの全てが、オリンピック報道を盛んにしていますが、例年のような戦争・敗戦・終戦・平和の大切さに関する記事は見られなかったです。
確かにオリンピックのニュースは、国史的な大きなスポーツイベントで世界中の人が熱狂しているので、大きく取り上げられてよでしょう。
しかし、例年大きく取り上げられていた、終戦の日と特集が皆無と云っていいほど、取り上げられないのも異常と言えるでしょう。
日頃平和に浮かれている日本に住む国民として、年に一度ぐらいは先の日本国が仕掛けた、いや始めた戦争の結果を国民が振り返るのもいいのではないか。
今年はそのれ削がれてしまったように思う。
しかし中に、それを自虐的と云う人たちにとっては、これ好都合で普通なのではないだろうか。自虐的だと云って目をそらしてしまってよいのだろうか。

二度と戦争を始めるようなことはあってはならないです。戦争は国が起こすもので、国民が起こすものではないです。その戦争を起こした責任は国にあるものです。そこで日本国憲法の前文には、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」と書かれいます。
国民が主語になって戦争をさせないようにする責任が国民にはあると書いてあります。つまり、国民は政府による過去の過ちを繰り返すことを許さないことを明文化しています。

一方自民党の憲法改正案では、「我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており」となており、主語が国になっており、国民の努力により戦災を乗り越えたのではなく、国の政策方針により大災害を乗り越えたとなっています。

自民党案の9条の3項では、「前略・・・、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる」と書かれている。この国民の生命若しくは自由を守るとあるが、この生命と自由とは何をさすのだろう、特に自由とは新自由主義の下との産業活動や経済活動も入るといえる。そうなると日本の経済活動を維持し発展させるためそれを阻害するものは、敵対行為になり自衛の理由付けになりかねない。これでは再び、同じ過去の過ちを国が犯しかねない。
今年のように、戦争に対する機会をしなくなるなら、そのときに、国民はそれを止めることの意識を持つことができるだろうか。


今こそポツダム宣言読み、その受諾した意味を考えてみたい。
そこで今回は特に10条を読んでみる。
十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルヘシ 
日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルヘシ

10条の前段では、連合国の日本に対する姿勢で、日本を地球上から消し去ったり、日本を属国化したり奴隷化したりするのではなに、しかし戦争犯罪は厳しく問うとある。
後段では、日本国民における「民主主義的傾向の復活強化」とかかれ、そのための障害となっている戦中の国家総動員法の廃止やそれに伴う制度の改革をもとめている。
日本国民の民主主義的傾向とは何だろう、これは大正デモクラシーなどに見られる、自由民権運動などをさすのでしょう。そして言論、宗教及思想の自由ならびに、基本的人権の尊重の確率を日本に要求しています。

明治憲法下の戦前は、選挙権25歳以上の男子にしかなく、国民は臣民とよばれ天皇の下部とされ、国家のために多くの命が戦場で奪われてしまいました。
それを戦後は、人権の尊重と民主主義の下での自由と平等の社会の実現を、明治政府に約束させています。

それを実現させているのが今の日本社会ですが、それが、2000年頃から逆戻りしているように感じます。そしてそれがますます加速し出しているように感じる。
終戦について考えるとき、戦争の悲惨さだけでなく、日本が明治以降の天皇国家の全体主義国家から、象徴天皇の民主主義国家に生まれ変わったことをもっと真剣に考える日にすべきです。しかし今年はそれができなかった年に菜ってしまったのは残念です。

ことしは、オリンピックがあるにせよ、マスコミやなぜ、この8月15日という機会に、戦争について考える報道をなど、何もしなかったのでしょうか。
まさか、今の安倍自民党政権が、2020年のオリンピック屁の意識を高めるために、戦争に対する報道よりオリンピックに報道に重きを置くようにと忖度するように示唆し下のではないだろうか。燃しそうであったら大変なことであるので、そのようなことは絶対にないと言えるでしょう。
それより、マスコミが敗戦の日である終戦記念日に、戦争の対する特集や番組を控えてしまっていることは、重大な問題です。

現代の戦争が起きれば民間人の悲惨な擬声がでます。それとどうじに、国家が主導する戦争になればその下の国民生活からは、自由と民主主義は奪われ、絶対主義の社会に向かってしまいます。
ポツダム宣言の10条はそれがないように、帝国政府に求め、いまの国家に求めています。また、日本の降伏文書には、ポツダム宣言の条項を誠実に履行する事を約束している。
過去の歴史を振り返らないなら、これから日本がどのような方向に進むか、見過ごすことができないと思う。

さらに、ポツダム宣言に次のようにあります。
十一、日本国ハ其ノ経済ヲ支持シ且公正ナル実物賠償ノ取立ヲ可能ナラシムルカ如キ産業ヲ維持スルコトヲ許サルヘシ但シ日本国ヲシテ戦争ノ為再軍備ヲ為スコトヲ得シムルカ如キ産業ハ此ノ限ニ在ラス右目的ノ為原料ノ入手(其ノ支配トハ之ヲ区別ス)ヲ許可サルヘシ日本国ハ将来世界貿易関係ヘノ参加ヲ許サルヘシ
十二、前記諸目的カ達成セラレ且日本国国民ノ自由ニ表明セル意思ニ従ヒ平和的傾向ヲ有シ且責任アル政府カ樹立セラルルニ於テハ聯合国ノ占領軍ハ直ニ日本国ヨリ撤収セラルヘシ

十一条で、日本の経済発展はあり得るが、再軍備につながる産業の発展は揺るだれない。
十二条で、10条11条の目的が達せされると、日本を占領している連合軍は撤収するとしています。
この連合軍の撤収は、サンフランシスコ講和条約によて実現しているとされ、これは終戦の終わりとも言えるでしょう。
しかし、国連憲章には題53条2項で、未だ日本などを対象ににした敵国条項は生きており、それにより終戦が終わっていないとも言えます。

最後に、敵国条項の言葉をだしたので、国連憲章の53条を紹介しておきます。。
第53条〔強制行動〕
1 安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極又は地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。
2 本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。

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記事へのコメント
  • ブッシュ父子のトランプ氏のイメージ
    アジシオ次郎 (11/10)
    こんにちは。

    今のトランプ大統領を「ほら吹き」「嫌い」と嫌悪感を露わにしたジョージ・ハリー・ブッシュ元大統領とその息子でジョージ・ウォーカー・ブッシュ元大統領
  • 謙虚な政治とは
    竹林泉水 (11/01)
    どうしてでしょうね、明治大正時代は西洋の追いつけ追いこそと、政治家も経済界も保守陣営も革新陣営も前に向いていたと思います。
    しかし、いまは戦争に負けアメリカから
  • 企業の不祥事と組織
    竹林泉水 (11/01)
    どれも日本を代表する大企業です。このようなことをする企業は今では、企業倫理が薄かったり国の法規制がないかそこお抜けたバケツのような国でしょう。
    それがなぜ今の日
  • 謙虚な政治とは
    風と雲 (10/31)
    全く お説の通りです。でもそのような、狡知だけ長けた、矜持無き烏合の政権党を(選挙制度の歪もありますが)継続させたのは国民なのです。お座なりの政権批判だけでお茶
  • 企業の不祥事と組織
    アジシオ次郎 (10/30)
    こんにちは。

    神戸製鋼といい日産といいスバルといい、どうも組織としての体を疑いたくなる不祥事の問題、企業のガバナンスというかコンプライアンスと言うものはどうな
  • 今回の選挙で思う
    竹林泉水 (10/26)
    > 今回の選挙の勝利を謙虚に受け止めると安倍総理は言うものの、口だけにならないことを願いたい。
    安倍首相は毎回、そのようなことを言っていますが、そのたびにむなし
  • 今回の選挙で思う
    アジシオ次郎 (10/26)
    おはようございます。

    また自公の大勝に終わった今回の衆院選、自民党が支持を集めて勝ったからではなく、野党の足並みが揃わず有権者が消去法で仕方なく自民党に入れる
  • 茶番の衆議院選挙
    竹林泉水 (10/06)
    安倍首相の政治を私物化したような解散
    これで2度目です、この選挙の結果次第では、挙国一致国家総動員の国に足音を立てて突き進むことだけなないようにねがいたいです。

  • 茶番の衆議院選挙
    アジシオ次郎 (10/05)
    おはようございます。

    民進党の解体、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党、ハッキリ言って今回の選挙は乱立の様相を呈しそうですが、野党票割れを起こして自民党
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