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日本の報道の自由に対する危機

国連jの人権理事会から委嘱を受けた、世界各国の「表現の自由」を巡る状況を調査で、報告者のデビッド・ケーン氏が4月19日、約1週間の日本滞在を終え、政府やメディア、市民団体関係者やジャーナリストらと面会し、つぎのニュースリリースを発表しました。
その問題点の要旨は以下のようなものです。
■多くのジャーナリストが「匿名」を条件に情報提供
■特定秘密保護法、公益通報者保護法
■高市早苗総務相に面会を申し入れたが会えず
■自民改憲草案「公の秩序」規定は問題
■「記者クラブ制度は廃止すべきだ」
■「報道の自由への懸念は強まった」
■「ヘイトスピーチ対策、反差別法の制定を」

去年発表された日本の報道の自由度は世界で61位だったが、ケーン氏は日本の報道の自由を巡る懸念は「より深まった」と言っているので、今年はもっと自由度が下がるだろう。と思っていると、昨日の新聞を見ると「国境なき記者団」は、日本は自己検閲状況に陥っているとして、72位になってしまっている。古賀氏にいわく、独裁と戦争に向かうホップステップジャンプがあるという、1ホップ、報道の自由への抑圧。2ステップ報道機関自身が体制迎合(体制翼賛会)と国民の洗脳。3ジャンプ選挙による独裁政権の誕生。
まさに今は、ステップを終えて、今度の6月の選挙ではジャンプさせよとしている。
特に放送局に「政治的に公平であること」を定めた放送法第4条や、特定秘密保護法について「改正が必要」と提言し、首相や政府機関と度々会食を重ねる、とメディアは癒着を招き忖度するという圧力の温床になるといいています。また、政府機関などの記者クラブ制度の廃止も求めています。

詳しくは、ハフィントンポストHUFFPOST SOCIETYにその内容がのっています。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/19/freedom-of-expression_n_9728404.html
また日本外国人特派員協会のWebページにも、その内容が載っています。
http://www.fccj.or.jp/news-and-views/club-news-multimedia/1052-video-un-rapporteur-on-freedom-of-expression-david-kaye-freedom-of-expression-in-japan.html

この記事を読んでいると、私が想像している以上に深刻な状況になっているように感じる。

■多くのジャーナリストが「匿名」を条件に情報提供
報道の自由が保障されているのに、ジャーナリストに取材すると、現状に言いたいことが沢山あるが、多くの人から実名を公表されると困るから匿名にしてくれと言われてたそうです。
このことは、日本の報道界にかなりの権力者からの圧力がかかり、ジャーナリストがそれに萎縮してしまっていることの現われでしょう。また、そのような萎縮した状態なら、その人のかく記事や報道内容も権力者に忖度したり意向を反映したもので、まるで北朝鮮のような報道になってしまうのも目に見えているだろう。最も北朝鮮のいまの報道機関にたいするものは、戦前の日本の報道統制を倣ったものでしょうから、日本を取り戻す政治の行いなら不思議はないかもしれない。

■特定秘密保護法、公益通報者保護法
これについては、質問に対して次のように答えている「一般的に日本は法的、社会的な表現の自由の基盤は高く、社会で表現の自由への期待は高いです。しかし最近の傾向には非常に懸念があります。法的な制限、政府からの規制、組織の限界といった懸念です。メディアの独立が弱くなっています。」と語っています。
敗戦後、日本はポツダム宣言を受け入れ、GHQに押し付けられた憲法であろうとも、それを受け入れて自由で民主主義の日本をつくてきました。それにより、今までの日本は、社会的な表現の自由の基板は高いと評価されていました。しかし、安倍政権になりその基盤がくずされ、メディアの独立性が崩れてきているようです。特に、政権交代のあった時に自民党は今までの自民党政治への批判を反省せずに、それをメディアが反自民的な報道をしたからとしています。それが今の、安倍政権の報道統制に走るようおこないがでてきたのでしょう。まさに、個人個人の表現の自由がなくなり、権力者にとって不利な情報が制限され、見た目に有利ないことしか報道されなくなってきているのでしょう。

■高市早苗総務相に面会を申し入れたが会えず
充分に時間があったはずなの、忙しいからと面会を避けるのは、不都合なことのぼろが出るからと恐れているとしか思えないです。まさに、国民の知る権利に自ら蓋をするようなものとしか言いようがないです。

■自民改憲草案「公の秩序」規定は問題
「憲法21条で「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動」の除外規定を追加しています。」つまり、このことは先に書いたことと同じで、公益すなわち権力者に不都合なことの報道は、秩序をみだすとして憲法違反になるということ。こうなるとまさに報道統制と進みかねないです。
日本は「市民的及び政治的権利に関する国際規約」を批准しているので、その19条と矛盾が起きるので、このまま通ることはないとケーン氏はみているます。しかし、この、公益と公の秩序は言論の自由を弱体化する懸念があると心配しています。さらにケーン氏は「公の秩序」が条文に入ってしまうと、公共の場でデモ活動が制限されるといい。多様な意見を許容する社会をつくるべきで、政治的な意見表明や発言の自由は奨励されるないといけないです。五箇条の御誓文の「広ク会議ヲ興シ 万機公論ニ決スベシ」にも反するのではないだろうか。

■「記者クラブ制度は廃止すべきだ」
記者クラブ制度は廃止すべきだと思います。と言っている。日本のフリーランスの人たちからも記者クラブの弊害がいわれている。また政府や権力者んは夫れ利用して情報をコントロールしてしまている点が指摘されています。情報は「オープンなディスカッションは限られ、オフレコのメモや議事録は公開されません。メディア内の一部で回覧されていますが、情報へのアクセスを弱体化し、市民の知る権利を制限しています。」と言いてます。これが今の日本のジャーナリズムを劣化させて利のでしょう。

■「報道の自由への懸念は強まった」
「報道の自由については、聞きとりの結果、私の懸念はより強くなりました。ジャーナリストと会って、管理、圧力、制約など、法律で明文化されているものは何一つないが、変えるべきことはたくさんあります。放送法を変えるなどのプロセスは簡単ではないが、特定秘密保護法もかなり多くの改善の余地があります。確固たるステップでメディアの独立性をより強化する必要があると考えました。」といっています。
さらに「政府が表現または意見表明する自由を十分に保証される仕組みをつくらないといけません。」と言っています。このことを見ると、安倍政治は全く逆なことをしてとしか思えないです。
政府がフリーランスやマスコミを問わず「現地に行くな」と言ったことについては、パスポートを返納させられたケースなどは、そうした制限はジャーナリストに適用されるべきではないと指摘し、日本の市民はシリアの情報を得ようとしいることに対しての、渡航制限は取材制限位繋がり国民の知る権利を奪い、国際社会の流れから国が進んで、国民の目をつぶらさせるものと言えるもので許されることではないでしょう。

■「ヘイトスピーチ対策、反差別法の制定を」
ヘイトスピーチ対策法案については「反人種差別法を持つべきです。ヘイトスピーチ以前に人種差別への法律が必要です。雇用、住居など、人種だけでなく、とにかく差別は罰せられると法で制定するべきです。」と言っています。さらに、「ヘイトスピーチ規制法は、逆利用されて被差別対象に不利益になる可能性があります。」と指摘しいる。
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No title

こんにちは。

日本の報道の自由度が72位と前年の68位より低下したことは極めて遺憾じゃ済まない問題だし、主要先進国に限れば相も変わらず最下位を独走しっ放しな状況ですが、正直言ってこれは日本全体で考えさせられる問題の一つではないでしょうか。

特定秘密保護法もだし、またかねてから問題の温床である記者クラブ制度が根強くあることも問題だが、政府もメディアもどうも自分たちが正義だと言わんばかりの姿勢で振る舞って、メディアに限れば大手新聞やテレビが自分たち至上主義を掲げ、フリーランスの記者や外国のメディアを平然と排除するような風潮が問題です。これもある種の差別であり排外主義も甚だしいんじゃないでしょうか。ヘイトスピーチを規制せよなんて言う以前にメディアの排外主義的な姿勢を正すほうがよほど正しいと思います。

偏向報道や捏造、さらに反日左翼的メディアがあることも問題、ここまで日本ってメディアの質が悪い国だったのかと憂いたくなるし、メディアがここまで腐ってるんじゃ中国やロシアはイザ知らず、アジアやアフリカの独裁国家と同レベルもいいところだよ。

ついこの前ジャーナリスト集団が国会で抗議したけど、政府による一方的な干渉を許すなと抗議するだけじゃなく日本のメディアそのものの問題点にも触れて抗議の意を挙げるべきだと思います。
記者クラブ制度や特定秘密保護法の存在が日本をダメにしているって思ってるんならまずそっちです。

私は思うに、メディアが健全じゃない国など国際社会からいい目で見られないと言うのは事実なのです。中国がいい目で見られないのを見れば大体分かります。客観性を知らない社会と都合の悪いことは平然と棚上げして臭いものには蓋ばかりするようじゃ国家そのものが腐敗する一方です。
ダメなメディアは国民がダメになる一方、そう言う根本的なことを政府もメディアもいい加減理解するべきだ。

この話題ですが、私のブログでも取り扱ってますので良かったら見に来て下さいませ。 → http://deskou.blog87.fc2.com/blog-entry-5484.html

Re: No title

民主党が政権の座についていたときは、11位でした。安倍政権のときは、第一次も民主国家の中で下位になり、ついに今年は民主国家と言えないような順位になってしまいました。
これからの日本どうなることやら、表現の自由と知る権利の大切さ、そして憲法学者の樋口陽一氏がのべている、「知る義務」はますます疎かにできないものとなってきたことを感じます。

知る義務を国民が隧行することが、民主主義を守ることになるのでしょう。
■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

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  • 森友・加計問題を見ると、今の日本は法治国家だろうか
    風と雲 (06/18)
    >自分が思うことは法を飛び越えてでも粛々と進める安倍政権・・

    飛び越えてではなく、→ 潜り込み裏をかき開き直って、鉄面皮と二枚舌で、 と言うのが最近の安倍政権
  • 国連人権理事会の日本の表現の自由の特別報告書
    竹林泉水 (06/15)
    マスコミは権力を監視するというより、権力者が何をしようとしているのかを主権者である国民に知らせるのが使命であり、権力を監視するのは国民ではないでしょうか。

  • 国連人権理事会の日本の表現の自由の特別報告書
    アジシオ次郎 (06/13)
    こんにちは。

    本来権力を中立的な立場で見て、時に監視する役割であるマスコミ、そのマスコミに対して自分たちに不当な報道を禁止するのは報道規制であり独裁国家のや
  • 女系皇族に反対するわけ
    竹林泉水 (06/09)
    自民党が女性天皇や女系皇族をみとめたくないのは、安倍政権の閣僚の多くが所属している、日本会議の影響もあうのでしょう。日本は天皇を頂点とする家族的な国家という藩閥
  • 女系皇族に反対するわけ
    アジシオ次郎 (06/06)
    こんにちは。

    天皇陛下の退位問題について、これからの皇室のあり方が問われる問題にもなっているけど、今の皇室において男性は悠仁さまのみであとは佳子さまなど女性
  • 安倍政権の功罪は何だろうか
    竹林泉水 (06/03)
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    竹林泉水 (06/03)
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    敗戦後に日本人が自ら民主的な
  • 安倍政権の功罪は何だろうか
    アジシオ次郎 (06/02)
    こんにちは。

    安倍政権の功罪、功の部分は日本を戦後レジームから脱却すると言う価値観の変革に積極的にしたことだと思うが、憲法改正に躍起になっているのも、いい加
  • 天皇退位の審議が2時間半
    風 蘭 (06/02)
    象徴天皇については 私もたくさんの記事を綴って来ました
    天皇家の起源は天照大御神まで遡ります
    神の系図が有るからには 神は人間だったと言う事になります

    天皇陛
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