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国立大改革は文系軽視に陥るのか

国立大改革は文系軽視に陥るのか

政府の言う「社会や時代の変化に合わせ、国立大も当然、変わる必要がある。」と言うのは当然でありそうでないと進化はない。しかしその内容によってただ新化するだけになってしまう。

文部科学省が、来年度から始まる国立大第3期中期目標・中期計画(6年間)の素案を公表したが、その内容は、全国の国立大学86大学のうち、33大学の人文社会科学系の学部・大学院の在り方を見直すとしています。
憲法 第19条思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。とあり、第23条学問の自由は、これを保障する。となっています。さらに、自民党憲法草案には、第二十六条に3項を作り、現行憲法に書かれていいない国の責務が次のように書かれています。3 国は、教育が国の未来を切り拓ひらく上で欠くことのできないものであることに鑑み、教育環境の整備に努めなければならない。

ただ、自民党草案の思想及び良心の自由は、これを「侵してはならない」が、「保障する」になっている。このことは、上に書いた政府の「社会や時代の変化に合わせ、国立大も当然、変わる必要がある。」と合わせて考えると。

学問の自由は、保障するが自分たちの都合のよいものは保障するが、そうでないことはその限りではないと読めてしまいます。つまり、社会科学などで自分たちに都合の悪い学問や、都合の悪い学説をとなえる教授は整理し、学部の再編により廃止や統合してしまいかねない。

国立大は地域の知の拠点であり、学問の砦であるはずです。さらに地域とのつながりを深め地域の活性化につなげるべきものです。
しかし、今度の改革は、国主導で進んでいます。国は、社会的要請が高い分野への貢献を強く求めているます。

国立大学は独立行政法人になり、運営費交付金の重点配分や成果主義の重視などを通じ、国立大に対する国の関与が強まったと言われています。大学運営に対し教授会の力は弱まり学長の権限が強まったといわれています。このことは、独立採算で大学運営は大変だが、再編が、哲学や倫理学や歴史学など、実利的実用につながらないと思われる、学問の軽視になっていかないかと思う。

大学の自治と自主性の尊重は「学問の自由」を保障する前提条件です。国は国立大の運営にどこまで関わるかを節度と良識を持ってすべきです。そうしないと大学運営に国の関与が強まり、都合の悪い学問門は冷遇され、焚書坑儒に名ってしまわないか心配です。
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