竹林の Twitter 新しいウインドウで開きます。

戦後70年談話を改めて読む

戦後70年談話を改めて読むと、戦後はまだ終わっていないように感じる。

8月15日は、日本では終戦記念日としています。しかし国際的、国際法的に、実際に戦争が終わったのは、ポツダム宣言を受諾した9月2日とするのが正しいでしょう。15日は玉音放送のあった日です。天皇が国民いポツダム宣言を受諾すると、勅語を発せられた日を、終戦の日としています。
また、戦争に負けたと言わず、終戦という。これは、国体を護る、いわゆる国体護持をするため、天皇や戦争を始めた人の、戦争責任を曖昧にするためでしょうか。
国民いいや臣民は、充分な後方支援が保障されないままに戦地に駆り出され、多くの人が銃弾に倒れ、餓死したり病死したり、負傷して自決させられたり置き去りにされました。また平民の臣民は経済は崩壊し、生活に困窮した上に、空襲で町は焼け野原にされた被害者でした。その上に、近隣の国や東南アジアの国に、被害をもたらしたことを、臣民に自責の念を負わすことから免れるためだったのでしょう。
しかも、GHQに占領されて、ポツダム宣言に書かれている、新生日本をつくろうとしたが、マッカーサは天皇体制の護持を許容し、戦犯として公職追放された人が、冷戦が始まると公職復帰し、戦前の官僚や政治家や軍人たちが、政治の場に復帰してきました。
これが、そのことが逆にいまだに、その自責の呪縛から逃れられていないようでう。

首相の70年談話では、「侵略」「尊厳などを傷つけた」「断腸の念」「反省」などの鍵になる言葉が網羅され、注目されていた「心からのおわび」も、過去の談話どうように一応、繰り返し表明しました。
しかし、談話を聞くだけでなく、それを改めて文字で読むとその問題点が浮かび上がってきた。それは、「主語」がきわめてあいまいになっていることです。つまり、先に述べた、「侵略」「尊厳などを傷つけた」「断腸の念」「反省」などは誰がしたのかが、曖昧にぼやかされている。このことは、その責任が誰にあるのかももあいまいにしてしまっている。

安倍晋三は、「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と、主語や目的語などをを明確にしています。つまり、先の戦争は自分は悪くない、責任はないのだと言い、もう謝らないと言っているのに等しいと思う。

このことは、先の戦争責任をあいまいにして、先の大戦の敗戦を日本は終戦と言うのと同じで、戦争に負けたことを素直に認めようとしないことをいまだに引きずっていることになる。つまり、逆にこれからも、子々孫々と謝罪を続けざる得なくなってしまったのではないでしょうか。

長さだけは今までの談話の2倍以上あるが、その中身は今までの談話の半分ほどしかないお粗末な談話と、読めば読むほど感じてしまう。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

記事の整理棚
禅 (2)
最新の30の記事
月別の過去の記事
07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   10   09   08   07   06   05   04   03   02   01   12   11   09   08  
単語による記事検索
竹林の過去の戯言のタイトル

過去の記事タイトルを100件づつ表示します

記事へのコメント
  • 息子を裏口入学させた受託収賄罪
    アジシオ次郎 (07/10)
    こんにちは。

    文部科学省の局長が私立大学への支援事業に便宜を図る見返りとして自分の子供を大学に入れるよう裏口入学を持ちかけたとして住宅収賄で逮捕されたって言う
  • パレスチナの混乱
    竹林泉水 (05/26)
    いつまでも、パレスチナ問題がくすぶり続けますね。
    おっしゃるように、ドイツからの大量虐殺やヨーロッパからの他の民族から差別され虐げられ、その苦渋の思いはよくわか
  • パレスチナの混乱
    アジシオ次郎 (05/22)
    おはようございます。

    イスラエル建国からずっと続くパレスチナ問題、アメリカが大使館をエルサレムに移転したことで混乱の火に油を注ぐ事態となったけど、アメリカは事
  • またまた憲法について思うこと
    竹林泉水 (05/18)
    安倍晋三氏は母方の祖父、岸信介が首相の以前から、憲法はGHQの素案に基づいて作ったもので、日本人が自らの手で作ったものを制定すべきという持論をもっていた。そこで
  • またまた憲法について思うこと
    風と雲 (05/17)
    全面的にお説に賛成です。憲法は逐条の内容で論ずるべきで、改憲か護憲かではなく、現状の権力構造が国民の幸福と人権を妨げることへの言及が不足する部分は強化するべきか
  • 麻生大臣の発言
    竹林泉水 (05/12)
    麻生大臣にかかわらず日本の人権感覚や女性が活躍する社会といいながら、このようなことを容認するような政権の体質にはうんざりとします。
    いかにあるべきなのでしょうか
  • 麻生大臣の発言
    アジシオ次郎 (05/11)
    おはようございます。

    セクハラ罪という罪はないなんてまた問題発言をしでかした麻生太郎副総理兼財務相、この人は度々問題発言をしては世間を騒がせてますが、今回のケ
  • 安倍政権の男尊女卑のような感覚
    アジシオ次郎 (05/01)
    こんにちは。

    政府や官僚がセクハラっていうかハラスメント全般を許されない・みっともない・立派な人権侵害である。と言う意識が全く無いというのは、ただでさえ人権意
  • セクハラは人権問題
    竹林泉水 (04/24)
    下村元文科相もひどいことを言っていますね。下村氏はもう少しましな人だと思っていたが、あきれてしまった。
    麻生副総理の「ナチに学んだら」や、石破氏の国会前の「テロ
  • 記事へのトラックバック
    ブロとも一覧

    うたのすけ

    山下道場

    荒野鷹虎

    海空居士

    紀瀬美香

    marihime

    お父さんの旅

    キラベル

    silver camellia

    kbrkのつぶやき

    魚京童!

    俊樹

    アジシオ次郎

    ほんわか?絵日記

    吾輩と旅と副業

    Chronos Moon

    ざっくり読書感想文

    Taiwa Sato

    びとら

    Resale Japan

    QWERT 5w1h

    (o ̄∇ ̄o)♪

    HIROGACHAN+

    しんのすけたろ

    勝ち組の日経225

    ハセッチブログ

    五月雨 時雨

    諭吉

    さくらさくら1

    不思議な不正義2
    ブロとも 申請フォーム

    竹林乃方丈庵のブロとも申請はこちらからです。

    Webページへのリンク
    Powered By FC2ブログ

    今すぐブログを作ろう!

    Powered By FC2ブログ

    更新履歴
    今日の暦と天気

    日めくりカレンダの説明

    ■2016年旧暦 日月の出入■

    06 | 2018/07 | 08
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031----

    ★☆今宵の夜空☆★

    NHKらじる★らじる
    大阪東京第2FM大阪
    何の日



    ご訪問ありがとうございます
    竹林泉水のTwitter
    FC2掲示板
    [ブログ記事へのコメント 掲示板のレス 感想など]
    ■□FC2のブログ□■
    _/_/_/竹林乃方丈庵を_/_/_/
    _/_/_/ リンクに追加 _/_/_/
    □■□■徒然諸諸■□■□ □■□■心の時代■□■□ □■□■息身心/健康■□■□ ----- □■□■厚生福祉■□■□ □■□■その他■□■□
    □■FC2以外のブログ■□
    諸諸 徒然 「身・息・心」 こころの時代
    RSSリンクの表示
    QRコード
    QR