民これに由らしめるべし これ知らしめるべからず
論語に次のようにある。
泰伯第八
九 子曰 民可使由之 不可使知之
子曰わく 民これに由らしめるべし これ知らしめるべからず。
国民を従わせることはできるが、それについて国民に説明することはできない。
今から2500年以上の前のことばです。
すでにこのころから民の耳目を覆て、真実を隠すことに時の権力者は腐心していたことを物語っています。
また、書経 冏命に「耳目の官」とある。
耳目の官は、天子の耳となり目となって、国の治安を監視する役職をおく。
耳目の官とは、今風にいうなら秘密警察、昔風にいうなら特高(特別高等警察)、憲兵や敗戦直後の米MPなどもそうであろう。
権力者は国家安泰ため国民の動向が気になり関しするのがつねであろう。
今回のイスラム国による邦人殺害事件により、日本にもテロの危険性が及んできました。それにより警察はテロ対策の特別な組織を作るようです、戦前あった特高のような組織にならないように注視していきたいです。
また、憲法9条が自民党の第二次憲法草案よりもさらに踏み込んだ案を提出し成立を急ぐかもしれない。
確かにテロの驚異を避け取り除く手だてを講じなければならない。だからといて、拙速に憲法を改正改悪することはならないものです。憲法は日本の根幹となるものですから、国民の間で広く深く議論され、国会で審議されていかなければならないものです。そうしないと、時の国会で多数を占めた政党から、国民に押しつけた憲法になってしいまう。まだ、他国から押しつけられた憲法よりましかもしれないが、その中身が民主的で自由と人権などが保障されているかによりその良否が分かれるでしょう。
泰伯第八
九 子曰 民可使由之 不可使知之
子曰わく 民これに由らしめるべし これ知らしめるべからず。
国民を従わせることはできるが、それについて国民に説明することはできない。
今から2500年以上の前のことばです。
すでにこのころから民の耳目を覆て、真実を隠すことに時の権力者は腐心していたことを物語っています。
また、書経 冏命に「耳目の官」とある。
耳目の官は、天子の耳となり目となって、国の治安を監視する役職をおく。
耳目の官とは、今風にいうなら秘密警察、昔風にいうなら特高(特別高等警察)、憲兵や敗戦直後の米MPなどもそうであろう。
権力者は国家安泰ため国民の動向が気になり関しするのがつねであろう。
今回のイスラム国による邦人殺害事件により、日本にもテロの危険性が及んできました。それにより警察はテロ対策の特別な組織を作るようです、戦前あった特高のような組織にならないように注視していきたいです。
また、憲法9条が自民党の第二次憲法草案よりもさらに踏み込んだ案を提出し成立を急ぐかもしれない。
確かにテロの驚異を避け取り除く手だてを講じなければならない。だからといて、拙速に憲法を改正改悪することはならないものです。憲法は日本の根幹となるものですから、国民の間で広く深く議論され、国会で審議されていかなければならないものです。そうしないと、時の国会で多数を占めた政党から、国民に押しつけた憲法になってしいまう。まだ、他国から押しつけられた憲法よりましかもしれないが、その中身が民主的で自由と人権などが保障されているかによりその良否が分かれるでしょう。
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