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憲法とはどのようなものだろうか 02-3-3

憲法とはどのようなものだろうか 02-3-3

〔公務員の不法行為による損害の賠償〕
第17条何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。

先にも述べたが、公務員とは主に国会議員や国務大臣などは官僚のこや地方公共団体の長なのことです。
国家賠償の法律や制度があるのも、この17条があってからこそです。水俣病などの公害訴訟で被害者が救済されるのもこの法律があってこそです。足尾銅山鉱毒事件など戦前に多くの犠牲者がでても、被害者の住民は泣き寝入りせざるを得なかったです。明治憲法の下では、天皇が統治することだから間違いがないととして、被害者の救済はなかったのです。
敗戦後そのようなことではいけないとして、国などの権力を持った者に対しても、その責任を明確化して国家賠償の道を保障しています。


〔奴隷的拘束及び苦役の禁止〕
第18条何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。

日本には奴隷はいないし奴隷制などないとのでこの文言は憲法に書くのにふさわしくないと言う人がいる。しかし明治憲法下では地主と小作の封建的な制度が残っていました。それにより、多くの人は貧しい生活を強いられ、中には搾取されていた人もいます。
そのようなことで、GHQは農地改革を押し進め、地主と小作の制度はなくなり、現行の日本国憲法の下では地主と小作の制度を復活させることはできなくなりました。
また、「女工哀史」に見るような製糸工場働く、女性労働者や、炭坑で働いていた人は、まさに奴隷的拘束がされ苦役をしいられていました。そのことは2011年に世界記憶遺産に登録された、山本作兵衛の炭坑の画文集を見てもわかります。
また、それは過去のものではく、現代の今もブラック企業が横行し、若い人たちを様々な拘束をし休むことをさぜず残業代を支払わない企業があります。その上に働き方は悪いと罵ったり叱咤して、酷使して使い捨てるのを奴隷のように言わなければなんというのでしょう。
いまの、政権は労働環境や働き方を多様にして、働く人の選択肢を増やすといっていますが、一つ間違えは戦前の製糸工場の女工の人たちや、山本作兵衛の炭坑労働者の人たちの再現しかねないです。
いま日本の国は、後に出てくる27条・28条に書かれている労働者の権利を、政府が法律を変えて脅かそうとしています。

この奴隷的行為は、見方によってはDVと言われるドメスティックバイオレンス(domestic violence)もこれに接触すると考えられなくもないです。これは、個人のことであるから、国としてそのようなことが起きないように、被害者への公的支援をしたり、啓発活動や法整備を進めなくてはならないです。


〔思想及び良心の自由〕
第19条思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
条件なしに思想及び良心の自由を侵してはならないとしています。それを保障するのではなく侵してはならないとしているのです。
侵すということは、人が個人としての思いや考えなどを、強制的に変えさせたりして、その人としての能力などを損なうことです。
自民党憲法草案では、保障するとなていますが、国が保障するものではなく、侵してはならないものです。保障するということは、保護して守ることということです。それなら、保障されない場面や場合があり得るということです。
各個人の思想信条良心の自由は、人として成熟していないとこの条文は生きてこないです。最近他人を貶め蔑むヘイトスピーチを街頭でする人がいます。そのような人の考えをいけない否定していません。それのような考えを持つことは認めています。それと、その考えを持って他人に迷惑をかけたりする事はこの条文とは別の問題として対応していかないといけないです。


〔信教の自由〕
第20条信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

この20条は二つのことを分けて考える必要がある。
一つは個人の宗教への信仰です。もう一つは2項 3項に書かれているように、国家権力と宗教との関係です。

1項では、信仰の自由を保障しています。ある特定の宗教を信仰刷るように強要されたり、それらの行事に強制的に参加されられるようなことがあってはならず、国としてもそのようなことはしないということです。さらに、国が特定の宗教に特典を与えてはならないと言っています。
これは、戦前国家宗教として天皇を神と戴き、神聖にして侵すべからずとし、天皇の為に命を落とし、多くの国民が犠牲となっったことの反省から生まれたもといえます。

国や公共団体はいかなる宗教的な行事を行ってはならないのだろうか。
たとえば、公共事業で建物を建てる時に地鎮祭などをする。これももし禁止してしまうと、その建物を建てるのに必要な労働者は集まらないでしょう。また、建物が建った後それを利用する人も訝ってしまうだろう。
また、祭りは宗教的な色彩が強いものがあるが、村や町をあげての祭りなどは、その地域の住民がその祭りに対しての合意があれば、その関わり方には柔軟度が出てくると思う。この点についてみな柔軟に対応してそれほど問題になっていないと思う。
人によって、国務大臣や国会議員の靖国神社参拝の問題になっているではないかと言う人がいる。しかしその問題は別のところにあるり、憲法のこの条項で問題をすり替えてしまってはいけないです。
その問題点はここでは書かないが、問題点だけはあげてみたい。一つは近隣の国との交問題、もう一つは戦犯を合祀していることと、戦前の天皇制の下での皇国史観により多くの人が戦地に赴き戦死したことです。


〔集会、結社及び表現の自由と通信秘密の保護〕
第21条集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

ここでも、第19条の思想及び良心の自由と、同じく何のせいやくもついていないです。

この、日本国憲法が作られるまえの戦前には、日本には女性の選挙権はなく、封建的制度は残り自由と民主主義の土壌がなかったときです。そのような国にいきなり、結社と自由に何の制限もなするのは、利己的に自己主張ばかり刷る人がいるのではないかと、心配する人もいたでしょう。今の国際社会を見てみると、アラブの春と呼ばれる独裁政権が倒れ、民主的な政権が生まれてたが、互いの利権を争い以前よりより混乱が起きてしまっった国が実に多いことでしょう。
戦後新憲法が施行され、思想の信仰の自由や結社や表現の自由保障されても混乱が起きなかったのは、天皇をGHQが極東委員会の天皇廃止を押し切って護持したことと、日本は単一民族単一言語と思っている人がいるほど、民族的な対立は目立ってなかったです。また、宗教間や宗派間での対立もなかったからだと思います。

いま、この日本でいろいろな人が、自分の考えを表現できるのも、現行に日本国憲法がそれを保障しているからです。ありがたいことです。
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テーマ : 憲法改正論議
ジャンル : 政治・経済

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