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遺伝子工学のこれから

再生医療技術の研究が進み、iPS細胞を利用してのニュースが多くなってきた。また、未だその存在が疑問視されているSTAP細胞などの、存在もあやふやでその、研究の内容や課程もあやふやされたています。
一方iPS細胞膜では細胞の移植手術に成功するなど、大きな成果をあげています。
一方の刺激惹起性多能性獲得細胞であるSTAP細胞は本当に存在するのかなどの問題は、これから解明されるのだがその顛末を、正確に公表しあやふやにならないようにして欲しいものです。
今後、iPS細胞などの遺伝子工学の研究は、常にそれがどのようなものか公表されないといけないと思う。それにより今後、遺伝子工学の分野での研究進みその成果が加速され、多くの命が助かることになるだろう。


ところで、スタートレックのエンタープライズシリーズの「ボーダーランド」を観た。
その内容は遺伝子操作され、体力は人間の6倍、知力は2倍以上ある優生人類が作られた話です。
この「ボーダーランド」のドラマの話をする前に、優生人類について説明しておく。
このスタートレックシリーズの「エンタープライズ」の元となる、最初のシリーズ「宇宙大作戦」に初めて優生人類の話がでてくる。
優生人類は20世紀後半の1990年代に遺伝子工学によって作られ、南アジアから中東にかけ地球を支配し、人類と優生人類の間で1992~1996年に戦争が起こった。しかし、優生人類は負け、遺伝子工学は非合法化され、その受精卵や遺伝子は冷凍保存されていた。また、優生人類のカーンと96名は冬眠宇宙船ボタニー・ベイで地球を脱出し宇宙を漂流した。その漂流船を「宇宙大作戦」シリーズで宇宙船エンタープライズが見つけ、カーンらを蘇生させてしまいエンタープライズ号が乗っ取られそうになるドラマです。

今から話題にする「ボーダーランド」は、優生戦争の100年後スン博士がその遺伝子を盗み出し、優生人類を育てようとしたが、10年後スン博士は逮捕され優生人類の子供は放置されていた。この話は「宇宙大作戦」の100年ほど前です。
2115年にジョナサン・アーチャー率いる、エンタープライズが宇宙に出航した。その優生人類の子供が成長し宇宙を征服しようとする話です。

そのなかで、次のようなセリフがあります。
第80話「ボーダーランド」
スン博士「DNA 配列だよ。それで人間の T細胞を改造するんだ。その技術なら、シャラット症候群も撲滅できる。見てくれ。そっちのは可視帯域を、5%増加させるものだ。…どれも、実験にすら至らんがね。せっかくいい理論を書き留めても、没収されて…プッ、塵と消える。」
アーチャー「そうなるとわかってるのに、なぜこんな理論を書き続けてるんだ?」
スン博士「全く理解に苦しむ。人間は本来知的な生物のはずじゃないのか? 種を進化させるテクノロジーをなぜ拒む。」
アーチャー「遺伝子工学の研究はかつて、大きな悲劇を呼んだ。」
スン博士「核分裂だってそうだろ。…だが初期の宇宙船には、その核燃料が使われてたんだぞ? しかし、今はそんな話はどうでもいい。」

「ボーダーランド」は三部作あり、その二部と三部のセリフの一部も紹介しておく。
第81話「コールド・ステーション」
「コールド・ステーション」で、スン博士が、優生人類の子供を育てているとき、子供たちに次のように話をしている。
スン博士「人間が優生人類に立ち向かったとも、優生人類同士が戦ったとも言われている。優生戦争は、地球を壊滅状態にした。数百万人が死んだ。そして戦後は、優生人類が恐れられた。」「人間はお前たちを恐れるんだ。その優れた知性と、力をな。お前たちに憧れながらも決して同じには、なれないからだ。だから、この安全な星へ連れてきた。父さんと呼んでくれ。とは言っても……私は見守っているだけだ。…お前たちは未来の子供だ。そしていつか、人類の輝かしい未来を実現するんだ。」

第82話「野望の果て」
スンは言った。「可能性はある。…完璧な人間を、創れるかもしれん。…アンドロイドとか、人工生命体でなら」(このセリフは、スタートレックシリーズの「宇宙大作戦」の次のシリーズである「新スタートレック」に出てくる、ヌニアン・スン博士が作ったアンドロイドのデータを予感させる)

宇宙大作戦の「宇宙の帝王」でも、劇場映画版の「カーンの逆襲」でも、そしてこのエンタープライズシリーズに出てくる優生人類も、自分は優秀だと思い、相手を支配しようとする考えはどれも共通している。

遺伝子工学が進歩することは、人類の生命が病気などの克服に役立つことは良い事だと思う。しかし、遺伝子組み換え作物のようなことが、動物や人間にも適用されるとどのようになるだろうか。オリンピックで活躍するためのアスリートなどが作られたり、プロレスなどのショースポーツのプレイヤーが誕生し、古代ローマのコロシアムで競技が行われたりするのはやはり間違っていると思う。

話は、変わるが、メアリ・シェリーの「フランケン・シュタイン」を考えてみたい。この物語は、映画化され人造人間の怪物物語と理解されがちだが、この人造人間は周囲からその恐ろしい容姿から理解されず、孤独で寂しい生活を強いられました。
フランケン・シュタイン博士が死体から寄せ集めて作った人造人間は、優れた体力と人間の心、そして、知性を持ち合わせていたが、その容貌がはひどく醜かった。そのため人造人間を作ったフランシュケンタインは人造人間を捨ててしまう。しかし人造人間は強靭な肉体のために生き延び、野山を越えて遠く離れたフランケンシュタイン博士の元にあらわれる。
みなからおそれられるの人里から隠れてで寂しく生活していた人造人間は、フランケンシュタイン博士に言った。
「この願いを叶えてくれれば二度と人前に現れないから、自分の伴侶となり得る異性の怪物を一人造ってくれ」と。フランケンシュタインはまた、恐ろしい容姿の怪物を造ってしまうのを恐れそれを拒否する。そのため人造人間は自分を作った創造主である人間というものに絶望して、復讐のためフランケンシュタイン博士の友人・妻を次々と殺害してしまう。このように人造人間は自分の醜さと、その体力と知力を持ち合わせてることから、人間達からは忌み嫌われ迫害され、孤独のなか自己の存在に悩むのでヒューマニズムは物語の一面ももっている。

メアリ・シェリーの「フランケン・シュタイン」の人造人間もSFのスタートレックで遺伝子工学で生まれたといわれる、優生人類も共通するところがある。それは人為的に人並み以上の能力が作られても、それがそれが結局は孤独を招いてしまったことです。それどころが、優生人類の方は自分が優秀だと驕り高ぶり劣っているものを見下すようになり、優秀な自分たちが世の中を支配するのが当然だと考えるようになったことです。

人類の科学的技術の発展欲は留まることをしらないが、それはこれからの人の生活にどのように影響していくのだろうか。遺伝子工学だけでなく、原子力技術や人工知能などの技術はこれかますます発展するでしょう。しかしそれによる影響がどのようなものになるか、その想像力がを高め研究を進めてよいもの、そうでないものを選択できる理性と能力が問われるでしょう。


これに関することを続きを読むに書き綴ります。
先に紹介したスン博士のアンドロイドをつくるセリフ
第82話「野望の果て」
スンは言った。「可能性はある。…完璧な人間を、創れるかもしれん。…アンドロイドとか、人工生命体でなら」
先に紹介した、スン博士の言ったこの言葉は、再び牢獄に入れられる時に、アーチャー船長に言ったことばです。

このドラマの前半で、スン博士は遺伝子操作された優生人類が攻撃的なことに対して、優生人類のリーダーに次のように語っている。
優生人類「DNA を操作してるの。」
スン博士「見てみろ。これらの塩基対は、脳の神経伝達物質を司ってる。改良できれば、攻撃性や暴力行為をなくせるだろう。」
優生人類「人格を変える気か。」
スン博士「ゲノムのもつ欠陥を正しているだけだ。…お前は遺伝子工学の初期段階で生まれたため、技術的に間違いを正せなかった。」

もともと、人間の持っている攻撃性や傲慢生は今に始まったことでなく、このホモサピエンスが地球上に生まれた時からあるように思う。何故なら地球上の他に生命の猫や犬などの種は、同種同士が共存している。猫科などは飼い猫からトラやライオンなど多様にいる。しかし、ホモサピエンスはこの人間一種しかいなく、他の種は絶滅してしまっている。それは、ホモサピエンスが他の同類の種を駆逐し絶滅に追い込んでしまったからと考えられる。
だから、遺伝子を強化すると、その他の種を駆逐させた遺伝子も強化されるだろう。そうなるとより攻撃的で傲慢さは強くなっていくことになる。それに気がついたスン博士はその攻撃性は暴力行為の部分を劣化させようと考えたのだろう。


もともと、遺伝子操作をして優秀な人を造ろうと言う夢は、昔からあり今も似たようなことを考えている人がいる。
その一つの例としえ、オリンピックなどで金メダルを撮れる人同士を結婚させ子供を産ませればよいと本気で考えている人もいる。またそれを学問的に研究している人もいる。
2013年9月11日の中日スポーツに、特定のスポーツに優秀な成績を残せる人の遺伝子の研究が進みその練習メニューも研究されていると書いてあった。

中京大の元湯浅教授は、64年の東京オリンピック以前はスパルタ練習根性論、精神論で練習してきたが、それ以降は「心では心理学。技はキネシオロジー、現代で言えば生体力学。体は運動生理学といった形で、心技体すべてを見直ようにかわってきた」と言い。「巨人の星」の星一徹のような根性論は否定している。
そして、遺伝子ドーピングというものがある。オリンピックなどで勝つためのスポーツなら、筋肉の増強、血流の増加、持久力の強化といった効果をもたらし、スポーツ選手のパフォーマンスを向上させる可能性があるといわれている。

日経サイエンス 2004年9月号にも、次のような記事があった。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0409/doping.html
遺伝子ドーピング H. L. スウィーニー(ペンシルベニア大学)
オリンピックをはじめ,スポーツ競技では規制薬物使用の疑惑が絶えない。近い将来,通常の検査では見抜けない新種のドーピングが登場するおそれがある。筋肉疾患を治すための遺伝子治療を悪用すると,簡単に筋肉を増強できるのだ。
 ・・・・以下略。

遺伝子工学の進歩は目覚ましいものがあり、その研究開発のスピードも加速度的に早くなってきているといわれてます。
今後それらの技術の開発により、自分たち自身がその開発に対して制御できないようになることが無いようにだけは願いたいものです。

これらの研究は、難病や先天的な身体的障碍に対して有効な治療につながる可能性もあります。昔からいわれているようにその科学技術をいかに使うかは人間でありそれが問題だと。

ダイナマイトの発明は、土木工事に石炭や鉱石の採掘に使われ産業を飛躍的に発展させたが、戦争に使われそれによる犠牲者や被害が拡大したようであり。飛行機も物資の輸送に革命をもたらしたが、それが戦争に使われるようになり多くの一般市民が犠牲になるようになました。核開発はエネルギー革命を起こしたが、戦争に使われ甚大なその威力により使われない兵器でありその処理に困り、また放射線による汚染が心配である。そのように、遺伝子工学も同じことが言えるのではないでしょうか。
将来優秀な政治家やリーダをつくり出すためと、改造人間が作られたり、戦争の兵士として人造人間が造られることだけはないようにしたいと思う。
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  • 茶番の衆議院選挙
    アジシオ次郎 (10/05)
    おはようございます。

    民進党の解体、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党、ハッキリ言って今回の選挙は乱立の様相を呈しそうですが、野党票割れを起こして自民党
  • 独裁者の国会解散
    竹林泉水 (09/26)
    > 政策に反対表明するための無抵抗なデモ行進、座り込みや集会を無理に解散させようとする警察官たちが、職務とは言え反対する人たちを排除しようとするのを見るとむし
  • 独裁者の国会解散
    風と雲 (09/24)
    民主的な選挙で政権交代がなされるようになり、政府への反対で暴力を使うことは、民衆の支持を失い反発され逆効果になるようになりました。>政策に反対表明するための無抵
  • 独裁者の国会解散
    竹林泉水 (09/24)
    日本人は長いものにはまかれろ、付和雷同性の国民性もあるのは確かだと思います。それは別段日本人に限ったことではないと思います。
    第二次世界大戦でフランス政府はドイ
  • 独裁者の国会解散
    風と雲 (09/23)
    かかる為政者の存在を許してきたのは、日本人の「ながいものにまかれる、お上に任せば・・、なるようにしかならない」と付和雷同性の強い国民性に由来するものではないでし
  • フェイクニュース
    アジシオ次郎 (09/16)
    おはようございます。

    ネットの普及に伴い様々なニュースが見れるようになった昨今、ただ自分の好みに合った情報しか信じないという弊害が出ることもそうだし、多様性を
  • ギャンブル依存症に顔認証は問題
    竹林泉水 (09/10)
    顔認証技術が進み、個人の識別だけに利用されるならまだしも、個人の管理に利用されるのは非常に問題が多いと思います。

    松井知事の発言があまり問題になっていないのも不
  • ギャンブル依存症に顔認証は問題
    アジシオ次郎 (09/09)
    こんにちは。

    いくらギャンブル依存症対策とはいえ、入場確認や顔認証システムを導入するのは一部から「プライバシーの侵害だ」と批判を浴びてもおかしくありませんね。
  • 終戦の日の前後のテレビ番組
    竹林泉水 (08/23)
    国際的な政治・外交問題は素人的な言い方をすれば、早い者勝ちで勝ち逃げすればセーフ的なところがありますね。
    国の名前に「帝国」冠して大日本帝国として、そのころ時代
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