漢字とパソコンと書道
漢字の国、中国でもパソコンの普及により、漢字を書く機会が減ってきて、正確な漢字が書けない人が増えてきているといわれています。このことに対して中国政府は危機感を募らせ、いろいろな対策が考えられているそうです。
その一つとして、中国では書道教育の義務化がなされているようです。書道を勉強するときには、漢字の成り立ちや意味を考えて書くことが大切だと、教えられるからとでしょう。
ワープロやパソコンの普及により、漢字を書かなくなったことによる弊害は、中国だけでなく日本でも以前から言われてきました。
実際に文字を書かないので、文字を忘れてしまったり、覚えなくなったりもしているようです。文字を知っていても、パソコンで文書を打ち込むときに、間違って漢字変換しても見過ごしてしまうことがある。見過ごすより気づかない、間誤変換しても違いと思わない人もいるようです。
「分かる」「解る」「判る」など、それぞれ意味が違い使い分けをすべきでしょうが、ひらがなで書いたり、いずれも分かると書くこともあるようです。
熟語などでは、「画龍点睛」と書くのに、「画龍天晴」と書いてしまたりします。しかし、この四字熟語の意味を知っていれば間違うことはないでしょう。
「画龍点睛」は、物事をりっぱに完成させる最後の仕上げ。また、物事の全体を引き立たせる最も肝心なところ。この四字熟語の語原は、[中国、梁の絵師張僧ようが金陵の安楽寺の壁にかいた龍が、ひとみをかきいれるとたちまちにして天に昇った]、という故事からきたものです。睛は「ひとみ」のことです。
それを絵に描いた龍が晴れた天に登ると解して、天晴と書いてしまうのでしょう。四字熟語で書くのでなく「画龍点睛を欠く」と書けばおかしいことに気がつくでしょう。
パソコンで漢字変換したっら「がりょうてんせい」と入力したら、「画竜点睛」と正しく変換されます。
このような場合は、確かに間違って書くことはないですが、この熟語が持つ意味やいわれなどを考えないで使ってしまいます。
このようなことから、書道教育をしっかりとすることにより、その書の文字の成り立ちや意味を教わり、熟語を書写するときに、その熟語の意味や謂われ由来を教わり、誤用を防ぐことにもなります。
日本では、英語教育が小学校5年から始まっていたのが、3年からに引き下げられようです。語学と言うものは母国語の基礎が、小さいときにしっかりとついていれば、他の言語を身に付ける力が強いと言われています。
日本でも中国と同じように漢字を書くことが少なくなってきています。英語教育もよいですが、漢字教育も大切にしたいものです。小さいときにしっかりと書道教育を身につけ、母国語のひらがなと漢字を身につけることにより、語学の基礎の力がつき、英語などの外国語を身に付ける力がつくとものと思います。
私が小学生の頃や中学校の時でも教科書があり、書道の時間がありましたが、今はどれほど書道に時間を使っているのでしょうか。筆の持ち方や文字のかたちや筆順などを教えていても、書を教えられる教師はどれぐらいいるのでしょうか。
漢字は中国から伝わったものですが、日本の書は日本の文化の一つです。戦後レジュームからの脱却というなら、英語勉強するのも大切ですが、日本の文化の根本である書を軽くみず大切にすべきでしょう。
その一つとして、中国では書道教育の義務化がなされているようです。書道を勉強するときには、漢字の成り立ちや意味を考えて書くことが大切だと、教えられるからとでしょう。
ワープロやパソコンの普及により、漢字を書かなくなったことによる弊害は、中国だけでなく日本でも以前から言われてきました。
実際に文字を書かないので、文字を忘れてしまったり、覚えなくなったりもしているようです。文字を知っていても、パソコンで文書を打ち込むときに、間違って漢字変換しても見過ごしてしまうことがある。見過ごすより気づかない、間誤変換しても違いと思わない人もいるようです。
「分かる」「解る」「判る」など、それぞれ意味が違い使い分けをすべきでしょうが、ひらがなで書いたり、いずれも分かると書くこともあるようです。
熟語などでは、「画龍点睛」と書くのに、「画龍天晴」と書いてしまたりします。しかし、この四字熟語の意味を知っていれば間違うことはないでしょう。
「画龍点睛」は、物事をりっぱに完成させる最後の仕上げ。また、物事の全体を引き立たせる最も肝心なところ。この四字熟語の語原は、[中国、梁の絵師張僧ようが金陵の安楽寺の壁にかいた龍が、ひとみをかきいれるとたちまちにして天に昇った]、という故事からきたものです。睛は「ひとみ」のことです。
それを絵に描いた龍が晴れた天に登ると解して、天晴と書いてしまうのでしょう。四字熟語で書くのでなく「画龍点睛を欠く」と書けばおかしいことに気がつくでしょう。
パソコンで漢字変換したっら「がりょうてんせい」と入力したら、「画竜点睛」と正しく変換されます。
このような場合は、確かに間違って書くことはないですが、この熟語が持つ意味やいわれなどを考えないで使ってしまいます。
このようなことから、書道教育をしっかりとすることにより、その書の文字の成り立ちや意味を教わり、熟語を書写するときに、その熟語の意味や謂われ由来を教わり、誤用を防ぐことにもなります。
日本では、英語教育が小学校5年から始まっていたのが、3年からに引き下げられようです。語学と言うものは母国語の基礎が、小さいときにしっかりとついていれば、他の言語を身に付ける力が強いと言われています。
日本でも中国と同じように漢字を書くことが少なくなってきています。英語教育もよいですが、漢字教育も大切にしたいものです。小さいときにしっかりと書道教育を身につけ、母国語のひらがなと漢字を身につけることにより、語学の基礎の力がつき、英語などの外国語を身に付ける力がつくとものと思います。
私が小学生の頃や中学校の時でも教科書があり、書道の時間がありましたが、今はどれほど書道に時間を使っているのでしょうか。筆の持ち方や文字のかたちや筆順などを教えていても、書を教えられる教師はどれぐらいいるのでしょうか。
漢字は中国から伝わったものですが、日本の書は日本の文化の一つです。戦後レジュームからの脱却というなら、英語勉強するのも大切ですが、日本の文化の根本である書を軽くみず大切にすべきでしょう。