平山和彦[放送禁止歌]と[はだしのゲン]

「世界平和 支離滅裂
 人命尊重 有名無実
 定年退職 茫然自失
 ・・・・ ・・・・
 放送禁止 自主規制
 奇妙奇天烈 摩訶不思議

 ・・・・ ・・・・
 放送禁止 一目瞭然
 奇妙奇天烈 摩訶不思議

 ・・・・ ・・・・
 放送禁止 先刻承知
 奇妙奇天烈 摩訶不思議」

山平和彦が1972年に初めて出した、アルバムに載せた歌です。、題名は「放送禁止歌」です。
歌詞の内容も、タイトルもふざけたものです。しかし、このアルバムはこの歌の題名どおりに。発売後タイトル通りに、突如放送されなくなりました。
なぜ放送禁止になったのかいまだによく分っていないようです。たぶん、「放送禁止」のタイトルが放送倫理・番組向上機構のお偉方の疳に触れたのでしょう。

しかし、二枚目のアルバムに載せる予定だった「月経」と「大島節」は、日本レコード協会のレコード制作基準倫理委員会による自主規制で、発売禁止になり、急遽この2曲を他の歌に差し替えて発売されたそうです。
こちらは、二つのタイトルが強烈過ぎたのでしょうか。名前からして「性」ついて挑戦するような感じがするが、平山和彦の狙いは生きること、ヒューマニズムにあったと言われています。


おりしも、島根県の松江市は原爆や戦争の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を、市教委が小・中学校で自由に読むことができない「閉架図書」の措置をとるよう学校側に要請したため、市内のほとんどの小中学校で閲覧できない状態になりました。
しかし、この事がニュースになり大きな反響をよび、市教委は閲覧制限を撤回し作品を「開架図書」に戻したそうです。
鳥取でも同じように「閉架図書」していたそうで、松江で「はだしのゲン」のニュースが流れると、貸し出し希望が急増しているようです。そして、街の書店でも販売が伸びているようです。

この閲覧制限は保護者からの教委への問い合わせや、松江しでは議員へ閲覧禁止にすべしとの誓願があったそうです。そして、市議会で問題になり市教委へ降られ市教育事務所の教育長の判断で閲覧禁止にされたそうです。
いずれにしろ、子供たちに閲覧させたくない都合の悪いものは蓋をして隠してしまえと、働きがあったのですがそれは逆に子供たちの関心を大きくしたようです。

このような閲覧制限は現場に問うべきですが、市教委の閲覧制限は各校の判断に任すと要請があったとき、それでは困る方針を文書でしますように言ったそうです。この点については二つの大きな問題があると思います。市教委は口頭でいい文書をしめさず現場にその責任を振るようなことをしたこと。また、現場の学校は曖昧ではこまる横に習えができるよう文書で明確に示してくれと言ったことです。このとは、現場の自主性の放棄と責任の回避をしようとしたものです。


今まで、私は人権教育のため啓発ビデオを子どもたちに見せる前に、職員全体でそのビデオの内容を吟味します。以前の学年で見た同じものでも毎回その内容を吟味します。そしてそのとき子どもたちに死に直面する場面など、一人一人の子どもがこのビデオを見てどう思うかを話し合います。そして、このビデオを見せるべきか見せないべきかを話し合います。それにより子どもたちにどのように指導するか、どのように心のケアをするかを話し合い人権教育を進めます。

良い本には真実が書かれその真実は、綺麗ごとだけではなく汚い面や悲惨な面もあります。それらの本などについて見せる見せないなどは、現場の教師に任せるべきでしょう。お上からこうしろああしろと指示をだし、一律に決めて実行させれべきものではないと思います。
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