メタンガスの活用
平凡社の本、「もの知りゼミナール[世界]謎と発見事典」1984年初版 を読んでいると、次のようなこと書かれていました。
【中国農村の自給エネルギー、メタンガス】全文を引用すると長くなるので、要点だけをかいつまんで紹介していみる。
[メタンガスの発生源は、人畜糞、作物の茎、雑草、ゴミなどで、これらを密閉して発行させ、ガスを発酵させる。その装置はきわめて簡単であうる。農村のエネルギー開発として、全国的に普及活動が展開されちる。]そして、個のメタンガスは燃料としての利用だけでなく、メタンガス発電所も建設されていると書いてある。
また、いままで、燃料としていた干し草を加工して飼料とできるため、養豚業の発展をうながした。同時に、豚が増えることでメタンガス原料の糞便も多くなった。メタンガスの原料は、密閉した発生槽内で発酵したあとは悪臭がなくなり、寄生虫の卵もほとんど死滅するため、ハエやカの繁殖場所がなくうなり環境浄化に大きく寄与した。ガス発生後の原料は、肥料としても肥溜めのものよいり良質で肥料効果が高い。また、今まで燃料として山林の乱伐がなくなり自然の生態系が守れるようになった。大容量の発生槽が建設され、メタンガスでエンジンを動かし灌漑や農作物の加工や発電に多く利用されている。]
このように書かれているが、今から30年程前にことです。このことは、そういえばテレビのニュースで見たような記憶がありますが、すっかりと忘れていました。この当時はまだまだ中国は貧しい国の時です。
いまは経済成長が著しく、多くのエネルギー資源を輸入しています。そして今後の安定的な経済成長維持のためにも、安定的な電力供給は必定です。
自然にやさしいクリーンな循環型のエネルギーは、急速な経済発展のなかで、現在はこのメタンガスの活用はどのようになっているのでしょうか。
いま、日本では原発事故を機に、自然エネルギーの活用が注目されています。その多くは、莫大な事業開発が必要な、風力発電や海流発電や波力発電や太陽光発電などです。この昔の中国のメタンガスの活用、今現在中国ではどのようになっているのでしょうか。日本の技術を持ってすれば、中国のそれ以上に効率よく活用できるものと思うのですが・・・。
原子力や天然ガス火力などの発電の方が、安定的に供給できるのでそちらを選ぶでしょうか?
それとも、メタンガスの循環型で多様にりようでき、維持管理はその地域に任される手間をある方を選ぶでしょうか?
この平凡社の、「もの知りゼミナール[世界]謎と発見事典」【中国農村の自給エネルギー、メタンガス】の項の、中国のメタンガスのあとに、インドにも同じ取り組みがあり、すでに40年の歴史があるとされています。いま、中国もインドも原子力発電所が盛んに建設されています。そうなるとますます、このメタンガスの循環型エネルギー資源の活用がどのようになっているのかが気になります。
日本では、江戸時代の循環型の生活で、省エネルギーでの暮らしをしてきました。江戸時代世界一の人口の江戸の町から出る人糞人尿は、近郊の農家は料理で出る野菜くずなどと一緒に高値で引き取り畠の肥やしにして作物を育てたといいます。そしてその育てられた野菜を江戸の町に売りにいきました。それにより、江戸の川は綺麗で魚が豊富にとれたといいます。(そのころパリを流れるセーヌ川は、人が出す排泄物などはセーヌ川の上流に垂れ流し、その川下で上水を取水していたといいます。江戸のまちは、埋め立て地ですから地下水の井戸は塩分があり仕えないので、上水は井の頭など、江戸の町の上流から取っていたといいます。)
このように、農村と江戸の町はお互いに、持ちつ持たれつで経済は循環していたようです。それが、明治時代にはいり、西欧の経済がはいってきて、それまであったそのような関係は、経済効率が悪いので無くなってしまい。昭和の40年頃には、東京を流れる川は魚も住めなくなってしまいました。それを、法律の規制や浄化技術の向上などでようやく、魚が住める状態になってきたところです。
江戸時代のように戻れとはいいませんが、いまの経済循環の仕方を振り返って見るのは大切なことと思います。
【中国農村の自給エネルギー、メタンガス】全文を引用すると長くなるので、要点だけをかいつまんで紹介していみる。
[メタンガスの発生源は、人畜糞、作物の茎、雑草、ゴミなどで、これらを密閉して発行させ、ガスを発酵させる。その装置はきわめて簡単であうる。農村のエネルギー開発として、全国的に普及活動が展開されちる。]そして、個のメタンガスは燃料としての利用だけでなく、メタンガス発電所も建設されていると書いてある。
また、いままで、燃料としていた干し草を加工して飼料とできるため、養豚業の発展をうながした。同時に、豚が増えることでメタンガス原料の糞便も多くなった。メタンガスの原料は、密閉した発生槽内で発酵したあとは悪臭がなくなり、寄生虫の卵もほとんど死滅するため、ハエやカの繁殖場所がなくうなり環境浄化に大きく寄与した。ガス発生後の原料は、肥料としても肥溜めのものよいり良質で肥料効果が高い。また、今まで燃料として山林の乱伐がなくなり自然の生態系が守れるようになった。大容量の発生槽が建設され、メタンガスでエンジンを動かし灌漑や農作物の加工や発電に多く利用されている。]
このように書かれているが、今から30年程前にことです。このことは、そういえばテレビのニュースで見たような記憶がありますが、すっかりと忘れていました。この当時はまだまだ中国は貧しい国の時です。
いまは経済成長が著しく、多くのエネルギー資源を輸入しています。そして今後の安定的な経済成長維持のためにも、安定的な電力供給は必定です。
自然にやさしいクリーンな循環型のエネルギーは、急速な経済発展のなかで、現在はこのメタンガスの活用はどのようになっているのでしょうか。
いま、日本では原発事故を機に、自然エネルギーの活用が注目されています。その多くは、莫大な事業開発が必要な、風力発電や海流発電や波力発電や太陽光発電などです。この昔の中国のメタンガスの活用、今現在中国ではどのようになっているのでしょうか。日本の技術を持ってすれば、中国のそれ以上に効率よく活用できるものと思うのですが・・・。
原子力や天然ガス火力などの発電の方が、安定的に供給できるのでそちらを選ぶでしょうか?
それとも、メタンガスの循環型で多様にりようでき、維持管理はその地域に任される手間をある方を選ぶでしょうか?
この平凡社の、「もの知りゼミナール[世界]謎と発見事典」【中国農村の自給エネルギー、メタンガス】の項の、中国のメタンガスのあとに、インドにも同じ取り組みがあり、すでに40年の歴史があるとされています。いま、中国もインドも原子力発電所が盛んに建設されています。そうなるとますます、このメタンガスの循環型エネルギー資源の活用がどのようになっているのかが気になります。
日本では、江戸時代の循環型の生活で、省エネルギーでの暮らしをしてきました。江戸時代世界一の人口の江戸の町から出る人糞人尿は、近郊の農家は料理で出る野菜くずなどと一緒に高値で引き取り畠の肥やしにして作物を育てたといいます。そしてその育てられた野菜を江戸の町に売りにいきました。それにより、江戸の川は綺麗で魚が豊富にとれたといいます。(そのころパリを流れるセーヌ川は、人が出す排泄物などはセーヌ川の上流に垂れ流し、その川下で上水を取水していたといいます。江戸のまちは、埋め立て地ですから地下水の井戸は塩分があり仕えないので、上水は井の頭など、江戸の町の上流から取っていたといいます。)
このように、農村と江戸の町はお互いに、持ちつ持たれつで経済は循環していたようです。それが、明治時代にはいり、西欧の経済がはいってきて、それまであったそのような関係は、経済効率が悪いので無くなってしまい。昭和の40年頃には、東京を流れる川は魚も住めなくなってしまいました。それを、法律の規制や浄化技術の向上などでようやく、魚が住める状態になってきたところです。
江戸時代のように戻れとはいいませんが、いまの経済循環の仕方を振り返って見るのは大切なことと思います。
- 関連記事