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「経済人」と「あきんど」

商人は金儲けをするのではなく、必要なものを消費者に届けるのが商人。
わたしは、経済学者でも企業経営者でもないですが、需要と供給のバランスをとることで、供給者である商人は、需要がなにがどこでどれだけもとめられているかを見定めて供給しなくてはならない。供給が過剰であっても少なすぎてもいけなし。それが本来の産業経済であるべきだと考えます。

しかし、金融経済に取り付かれ我を忘れた人がいます。株式ファンドなどの投資家は、それらの商人の本来の活動を支援し押し上げ応援するものではないだろうか。しかし、株価の上下落により会社の活動が活発になることよりも、株式配当だけを追い求め、自分だけが得したらいよい、儲けられたらよいと考えている人が多くいるようです。

江戸時代から明治維新を経て日本の工業化がすすみ発展したのは、裕福な武士階級であった士族が、今後の日本の発展に先行き有望だと思われる産業に投資したことにある。なかには、士族の商法と呼ばれるように失敗した者もいるが、自身の儲けもあるがそれだけではなく、今後の日本の発展のためになっるとの思いでの投資だった。
いまの、投資家に私財をなげうって投資しろとはいわないが、株主配当だけを目的にするのはどうかと思う。自分の投資しているその会社で働く人のことを考えて、配当を受けることを考えるべきといえる。会社の経営者も会社で働く人のことを考えるべきだし、また商品のユーザーのことも考えることがたいせつです。
しかし、物づくりの産業が減衰しサービス産業や小売産業が中心になったそのなかで、自由経済主義と言う言葉が一人歩きし、実質産業経済の発展は経済が成熟した国では先行きが見えてきているのではないだろうか。いまのG7などの国では、投資家の権利ばかりが重要視されているようだが、根本的にそれらを見直すべきではないだろうか。

もう一度、経済とはなにか、商いとはなにか、どのような商人(あきんど)であるかを考え直してる時期にいるのではないだろうか。
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謡曲の三卑賤「善知鳥」「鵜飼」「阿漕」の備忘

能の曲のなかで、殺生をして地獄に落ちる三卑賤と呼ばれる曲、「善知鳥(うとう)」「鵜飼」「阿漕」についてのメモ、まずはその最後の部分を抜き出してみた。

◆善知鳥(場所は越中立山・富山)
地「娑婆にては。善知鳥やすかたと見えしも。/\。冥途にしては。怪鳥となり罪人を追つ立て鉄の。嘴を鳴らし。羽をたゝき銅の爪を。磨ぎ立てゝは。眼をつかんで肉を叫ばんとすれども猛火の煙にむせんで声を。あげ得ぬは鴛鴦を殺しし科やらん。遁げんとすれば。立ち得ぬは。羽抜鳥の報か。
シテ「うとふは却つて鷹となり。
地「我は雉とぞなりたりける。遁れがた野の狩場の吹雪に。空も恐ろし。地を走る。犬鷹に責められて。あら心うとふやすかた。やすき隙なき身の苦を。助けてたべや。御僧助けてたべや。御僧といふかと思へば失せにけり。
◆鵜飼(甲斐石和・山梨)
地「唯一乗の徳によりて。奈落に沈みはてゝ。浮びがたき悪人の。仏果を得ん事は此経の力ならずや。
地「是を見彼を聞く時は。/\。たとひ悪人なりとても。慈悲の心を先として。僧会を供養するならば。其結縁に引かれつゝ。仏果菩提に到るべし。げに往来の利益こそ。他を助くべき力なれ/\。
◆阿漕(伊勢の国安濃・三重)
地「唯罪をのみ持網の。波ははへつて。猛火となるぞや。あら熱や。堪へがたや。丑三つ過ぐる夜の夢。/\。見よや因果のめぐり来る。火車に業つむ数苦しめて。目の前の。地獄も誠なり実に。恐ろしのけしきや。
地「思ふも恨めし古の。
地「思ふも恨めし古の。娑婆の名を得し。阿漕が此浦に。なほ執心の。心引く網の手馴れしうろくづ今はかへつて。悪魚毒蛇となつて。紅蓮大紅蓮の氷に身をいため。骨を砕けば。叫ぶ息は。焦熱大焦熱。焔けぶり。雲霧。立居に隙もなき。冥土の責も。度かさなる阿漕が浦の。罪科を。助け給へや旅人よ。助け給へや旅人とて。また波に入りにけりまた波の底へ入りにけり。

この「善知鳥」「鵜飼」「阿漕」ですが、それぞれ殺生を生業にして咎に落ちる三卑賤とよばれています。しかし、それぞれ結末が違います。
「善知鳥」は、猟師の生業のために善知鳥の親鳥と幼鳥を繰り返し獲るのです、それにより地獄に落ち殺生した鳥獣から地獄の責め苦をうけ、旅僧の回向を願うが地獄の責め苦からのがれられないのです。
「鵜飼」は、生活のため禁断の漁をし殺生を繰り返すのですが、訪れた僧の縦僧の一人が馳走してくれた得度を思いだし、僧の法華の回向をうけ仏果菩提に到ります。
「阿漕」は、生活のためとはいえ禁断の海で漁をし咎を受けたのを、伊勢太神宮に参詣しに行く旅人に地獄での責め苦を見せるのですが、救われることはありません。

◆善知鳥
善知鳥安方 うとう‐やすかた
陸奥国外ヶ浜にいたという鳥。親が「うとう」と呼べば、子が「やすかた」と答えるという。
うとうは蝦夷の言葉で、突起を表す言葉。チドリ目ウミスズメ科の海鳥。大きさはハトぐらい。背面は灰黒色、腹部は白色。顔には2条の白毛を垂れる。生殖時期には上嘴基部から角状突起を生ずる。北方海洋の島で繁殖し、冬期本州から九州の海上にまで南下する。子を取られると鳴くという。

自分が狩った善知鳥やすかは「怪鳥となり罪人を追つ立て鉄の。嘴を鳴らし。羽をたゝき銅の爪を。磨ぎ立てゝは。眼をつかんで肉を叫ばんとすれども猛火の煙にむせんで声を。あげ得ぬは鴛鴦を殺しし科やらん。遁げんとすれば。立ち得ぬは。羽抜鳥の報か。」と責め続けられることで終わる。

◆鵜飼
能。榎並左衛門五郎原作、世阿弥改作の鬼物。甲斐の石和川いさわがわで禁漁を犯して殺された鵜飼が、旅僧を供養した功徳で成仏する。
このそうは日蓮とも言われているが、石和川いまの笛吹川には鵜飼橋がありその近くに日蓮宗の遠妙寺がありその山門には鵜飼山と書かれた額が掲げられているすです。また、鵜供養塔と漁翁堂などがある。この鵜飼の名を勘作といいその墓がある、この勘作は、平清盛の北の方二位殿の弟平大納言時忠という伝承もある。

◆阿漕
伊勢の海あこぎが浦に引く網も度かさなれば人もこそ知れ 西行
恋の忍び逢いにももちいられ密事を重ねる罪を、阿漕に例えられるのは悲しいことだと、罪深きものだが賎しみ給ひ候ふなよ

伊勢の海阿漕が浦に引く網も度重なれば現れにけり
逢ふことも阿漕が浦に引く網も度重なれば現れやせん
古今和歌六帖
逢ふことを阿漕の島に引く鯛のたびかさならば人も知りなむ
千束の契忍ぶ身の阿漕がたとへ浮名立つ
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会議のルールを守るのは小学生?国会議員?

●小学校や中学校で学級会で基本的な決まり事。
他人の発言をさえぎらない
話すときは、要点を整理しまとめる
話すとき、感情的に怒鳴ったりしない
分らないことは質問する
話しを聞くときは相手の目を見る
話しを聞くときは他のことをしない
最後まで話を聞く
話しの途中でヤジをとばさない
どのような意見でも間違いと決めつけない
議論が終わったら、繰り返し持ち出さない。

●国会の委員会や本会議での暗黙の決まりごと
他人の発言途中にさえぎって意見を言う
質問に答えるとき、論点をそらしてはぐらかす
話すとき感情的にはなす
わからないことは放っておく
話しを聞くときは相手の目をみる
話しを聞くときは他のことをする
話しは最後まで聞かない
話している途中でヤジをとばす
どのような意見でも否定し間違いときめつける
議論が終わっても話を蒸し返す


ある国の為政者の心へ帖。
不祥事に白々とはぐらかし、馬謖を斬らず。
こころにもなきことを言い、悪しきと知りながらか言い通す。
髀肉を嘆きことあらば、海外派兵を夢見、
諍臣を遠ざけ、相手をあらがい、減らず口をたたき、へつらうものを侍らせる。
人のことわりをよく聞き取らず、己がことを言い通す。
推し量られしことを、なきことなりと言う。
その行為が自分の利益になるかどうかを先ず考え、他人の利害は考えず、何事も自分の利害を中心にして考えること。
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明治の新聞条令と讒謗律

1875年(明治8)に明治政府が発布公布した、新聞条令と讒謗律がある。
この二つは自由民権運動、言論の自由の訴えにより、政府はそれらの政府批判を抑圧するために出されたもので、新聞条令は翌1876年(明治9年)には改正・強化され、1889年(明治22年)に大日本帝国憲法(明治憲法)が発布され、新聞条令は1909年には新聞紙法に代わっていいた。

新聞紙条例
第一条 凡ソ新聞紙及時々ニ刷出スル雑誌・雑報ヲ発行セントスル者ハ、持主若クハ社主ヨリ其ノ府県庁ヲ経由シテ願書ヲ内務省ニ捧ゲ允准ヲ得ベシ。允准ヲ得ズシテ発行スル者ハ法司ニ付シ罪ヲ論ジ〈凡ソ条例ニ違フ者ハ府県庁ヨリ地方ノ法司ニ付シ罪ヲ論ズ〉、発行ヲ禁止シ、持主若クハ社主及編輯人・印刷人各々罰金百円ヲ科ス。其ノ詐テ官准ノ名ヲ冒ス者ハ各々罰金百円以上二百円以下ヲ科シ、更ニ印刷器ヲ没入ス。
第二条 願書ニ挙グベキノ目左ノ如シ。
一、紙若クハ書ノ題号。
二、刷行ノ定期〈毎日・毎週・毎月或ハ無定期ノ類〉。
三、持主ノ姓名・住所。○会社ナレバ差金人ヲ除クノ外社主一人若クハ数人ノ姓名・住所。
四、編輯人ノ姓名・住所。○編輯人数人アル者ハ編輯人長一人ノ姓名・住所。
五、印刷人ノ姓名・住所。○編輯人自ラ印刷人ヲ兼ル者ハ其由ヲ著ス。
 右ノ五目中、詐謬アル者ハ発行ヲ禁止若クハ停止シ〈時日ヲ限リ発行ヲ止ムル者ヲ停止トス〉、仍ホ願人ニ向テ十円以上百円以下ノ罰金ヲ科ス。
第十二条 新聞紙若クハ雑誌・雑報ニ於テ人ヲ教唆シテ罪ヲ犯サシメタル者ハ、犯ス者ト同罪。其教唆ニ止マル者ハ、禁獄五日以上三年以下、罰金十円以上五百円以下ヲ科ス。其教唆シテ兇衆ヲ煽起シ或ハ官ニ強逼セシメタル者ハ、犯ス者ノ首ト同ク論ズ。其教唆ニ止マル者ハ罪前ニ同ジ。
第十三条 政府ヲ変壊シ国家ヲ顛覆スルノ論ヲ載セ騒乱ヲ煽起セントスル者ハ、禁獄一年以上三年ニ至ル迄ヲ科ス。其実犯ニ至ル者ハ首犯ト同ク論ズ。
第十四条 成法ヲ誹毀シテ国民法ニ遵フノ義ヲ乱リ及顕ハニ刑律ニ触レタルノ罪犯ヲ曲庇スルノ論ヲ為ス者ハ、禁獄一月以上一年以下、罰金五円以上百円以下ヲ科ス。

讒謗律
第一条 凡ソ事実ノ有無ヲ論ゼズ人ノ栄誉ヲ害スベキノ行事ヲ摘発公布スル者、之ヲ讒毀トス。人ノ行事ヲ挙ルニ非ズシテ悪名ヲ以テ人ニ加ヘ公布スル者、之ヲ誹謗トス。著作文書若クハ画図・肖像ヲ用ヒ展観シ若クハ発売シ若クハ貼示シテ人ヲ讒毀シ若クハ誹謗スル者ハ、下ノ条別ニ従テ罪ヲ科ス。
第二条 第一条ノ所為ヲ以テ乗輿ヲ犯スニ渉ル者ハ、禁獄三月以上三年以下、罰金五十円以上千円以下〈二罰并セ科シ或ハ偏ヘニ一罰ヲ科ス。以下之ニ倣ヘ〉。
第三条 皇族ヲ犯スニ渉ル者ハ、禁獄十五日以上二年半以下、罰金十五円以上七百円以下。
第四条 官吏ノ職務ニ関シ讒毀スル者ハ、禁獄十日以上二年以下、罰金十円以上五百円以下、誹謗スル者ハ、禁獄五日以上一年以下、罰金五円以上三百円以下。

人の栄誉を害し讒毀したり、人の行いを批判し誹謗した文書や写真や映像を発表した者は罰するとあります。これらを権力者が悪用すれば言論弾圧になってしまいます。

今のマスコミの政府へのへつらいと安倍政権のマスコ ミメディアに対しての向き合い方取り組み方をみていると、これらのものが復活されかねない。
この二つ廃止されているのですよね。これらの条令などは、敗戦のとき廃止された他と思うが、本当に廃止されたか官報をしらべてみよう。
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食べることは殺生をすること

先日、能の殺生をして地獄に落ちる三つの曲の話をかいたが、殺生についてどのように考えたらよいのだろうか。
人に限らず生き物は殺生せずには生きていくことができないものです。仏教では殺生を禁じているので、精進料理という菜食料理がある。しかし、これも四足の動物や魚などを食べないだけで、植物の生は奪っているのです。
この善知鳥 阿漕 鵜飼は単に生きるための殺生だけで、地獄に落ちる苦しみを受けるのではなく、阿漕も鵜飼も禁制を破って漁をしたため、住民らに簀巻きにされ海に沈められてしまったものです。善知鳥は、親鳥がウトウと鳴けば子鳥がヤスタカと鳴く、親子の絆の深いのを利用して親鳥子鳥をもろとも獲ってしまうことから地獄に落ちるものです。
しかしこれらも好き好んで殺生になる漁をしているのではなく、生活のために働く必要のない気楽な琴碁書画をたしなむ人や殺生に関係ない士農工商の家にも生れてず、生まれながら生きるための糧をえるため殺生をせざるをえない人です。
ここには貴賤の考えがあるが、鵜飼は善行があれば救われるという、「阿弥陀の本願は悪人を救うことが目的であり、悪人の自覚を持つ者こそ往生するにふさわしい機根であるという」親鸞の悪人正機説があるのでしょう。

殺生につて考えると私たち動物は、他の生き物の生命を奪いながら出しかその命を存えていくしかないのです。自分たちの目の前にある食べ物には多くの殺生があって、また多くの人の努力があってここに届いていることをしり、それをありがたく戴くことに感謝しなくてはならないでしょう。

しかし、最近の私たちの食にまつわるものを見ると、多くの殺生があって目の前に届いていることを、見て見ぬふりをしたり蔑ろにしたりしてしまています。しかし、テレビ番組では科学商業が先進した国だけでなく、途上の国での食文化は素朴なものがあり、食材を無駄にせずに感謝をこめて料理をしていくことが紹介されているものもあります。殺生をしてありがたく食べ物を有り難く戴いていく、そしてこの食前に届くまで多くの人があれこれかけ走りまわって遣り繰り算段がされてきたことに対して、御馳走様と気持ちを表さないといけないと思いました。

よくよく考えれば、戴きます、御馳走様とういう言葉を私は疎かにしているころに反省しなくてはいけないです。
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食の栄養について

最近の私たちの食にまつわることを考えると、私たちは殺生をして生きのびていりのだといくことから目をそらしていると書いた。

もう一つ最近思っていることがある、食べ物の加工技術が進み、食べ物本来の栄養素が低下しているのではないかということです。
一つは、玄米や胚芽米は健康にいいと言われているが、米の精米技術向上です。私の小さいころいや学生のころもそうだったように思う。精米したコメでも胚芽が完全に取れていなく残っていたように記憶している。しかし、今は完全なデンプンの塊にちかく、ビタミンやミネラル類が殆どなくなっている。精米器の発達で白米の純度があがったが、石臼で引いていた時代から比べると、はるかに栄養価が減ってしまっている。
江戸時代五代将軍綱吉は、白米などの美食をしたために、脚気になったと言われていることは良く知られたはなしです。
そのころ、日本文化の中心地であった江戸で、「江戸煩い」と呼ばれた脚気や、手足が麻痺し歩行が不自由で、口・舌などのよく回らない「よいよい病」が流行して大きな社会問題になっています。このころ白米の精米技術が発達して、白米の精白度が上がったといわれています。
また、明治維新後も脚気患者が増え、特に米飯を取り入れていた陸軍は、脚気は深刻な問題だったと言われるている。

これは、米に関したことだけでなく小麦にもいえるようです。小麦は米のようにそのまま炊くのではなく、一度製粉にしてパンにしたり麺にしたりします。この製麺も人力で臼で挽いていたのが、水車を使った水力になり、風車から蒸気になり電力になっていく、石臼もスチールのローラーになり、栄養物が失われていた。小麦には本来ビタミンやミネラル、酵素などあるのだがこれも失われていってしまっている。

これらは、米や小麦に関したことだけでなく、加工野菜にもいえることでしょう。またそれだけでなく、野菜の生産の技術が上がり、温室栽培や促成栽培などにより栽培効率が上がった反面、栄養価が低下しているとも言われています。

最近は農薬の恐ろしさに関心が高まり、無農薬野菜が注目されています。しかし、化学肥料を使わない有機栽培野菜にも関心が集まってきています。さらに、加工食品に対しての保存剤や人工着色料、人工香辛料や防腐剤や酸化防止剤など、数十年前までは使わいなかったものが使われるようになってきています。

食べ物の栄養価の低下や多くの食品添加物は私たちの身体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
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私たちの知っている歴史は一つでよいのか

石器時代→縄文時代→弥生時代→古墳時代→飛鳥時代→奈良時代→平安時代→鎌倉時代→室町時代→安土桃山時代→江戸時代→明治時代→敗戦戦後昭和平成
これは私たちが中高で習ってきた日本の歴史のながれです。しかし、日本の歴史はこの一つの時の流れだけではないことを知っておくべきです。
一つは北海道のアイヌの時代の流れ、もう一つは南西諸島の沖縄ら琉球宮古八重山の歴史の流れがあります。さらに、東北の蝦夷(エミシ)の歴史さらに、近畿では酒呑童子や土蜘蛛伝説や山窩(サンカ)の時の流れもある。酒呑童子や土蜘蛛は平安時代には滅ぼされていったが、漂泊の民である山窩は戦後しばらくまで存在していたものです。

日本と言う国は、他の国と同じように複数の民族そして複数の部族が入り混じっていっていまの日本があります、室町時代のように群雄割拠していた時代もあります。決して神話をよりどころにした、皇祖皇宗の万世一系の天皇が一体として成りたった稀有な国ではないのです。

アイヌ文化の北海道
石器時代→縄文時代→続縄文時代→→→擦文時代→→→アイヌ文化時代→→→→明治時代

陸奥 東北地方
東北蝦夷(えみし)       しだいに大和朝廷に侵略され同化されていった。
石器時代→縄文時代→   奈良時代→平安時代→鎌倉時代→室町時代→安土桃山時代→江戸時代

琉球八重山 沖縄
旧石器時代→→港川人→→→部落時代(沖縄貝塚時代)→→グスク時代(按司時代)→→第一尚氏時代→→第二尚氏→→琉球王国→→薩摩の侵攻→琉球処分

南方に目を向けると、大和文化圏に入る九州以南に三つの文化圏とすることが考えられる。
・北部文化圏 薩南諸島(種子島 屋久島 トカラ列島)
・中部文化圏 奄美・沖縄本島
・南部文化圏 宮古八重山諸島 台湾フィリピン ジャワ(インドネシア)

これと同様に昔は関東以北も同じであろうし、鈴鹿・不破・愛発より東、などに対して土蜘蛛征伐などの伝説があり、大和朝廷は拡大していく過程で、周辺を侵略同化していったもので、その過程で多くの戦乱があり血が流されてたことを知っておくべきです。国民が一体として成り立ってきた悠久の歴史の稀有な国ではないことは確かです。
同文同種といえば中国と善隣友好とのあったころよく聞いたことばですが、漢字を使うから同文異種となるでしょう。よく日本は単一民族単一言語という人がいるので、同文同種となるのでしょうか、しかし、アイヌもいれば琉球文化もあります。アイヌは文字を持たなかったです文化も違うので、異文異種また統治のされえ方も違たので異文異軌ともいえるのではないだろうか。

こんなことを書き続けていくと、自虐的だ非国民だと謗られそうなのでこの辺でとりあえず置いておき、このことについていろいろな文献を調べるために図書館に行ってみることにする。
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都知事選と安倍政権

東京都議選は小池知事率いる都民ファーストの会圧勝し、自民が大敗し民進党も後退しました。これは、大阪で維新が躍進したように、また、フランスでマクロン大統領が選ばれ、去年のアメリカの大統領選では民主党候補選びではサンダース議員が支持を集め、大統領選ではトランプ氏が選ばれたように、今までの既成政党に対しての辟易した批判の現われと同じようなものでしょう。

安倍政権は憲法に「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」とあるのに、野党からの臨時国会の開催の要求を拒否し、閉会中審議の開催を拒否していました。それが、都議選の大敗をうけこれでは国民からの支持を得られないとして、一転して、臨時国会開催に踏み切りました。憲法を無視してまでも臨時国会開催を拒否していたのに、都議選の結果から臨時国会を開催することは、自分の都合で国会を開閉会することで、国会を私物化しているようなものです。そういえば安倍首相は以前、答弁で私は立法府の長だと言い間違ったことがあるが、それは願望で思わず口に出てしまったのでしょう。今回の都議選での自民党の大敗は、大敗ではなくそれこそ頽廃と言えるでしょう。

いま自民党は両院で絶対多数を占め、与党と改憲推進勢力で改憲に必要な両院の三分の二以上を占めています。まずは、安倍政権はこの議席を失いたくないので、内閣の総辞職や衆議院の解散は行なわないで、今後も同じ政治運営が続くことになるでしょう。このような安倍政権の安倍流アベ政治が続くのでしょう。そして、閣僚のつい本音が出てしまう失言が繰り返されるでしょう。

都議選での自民党の大敗は、国政での自民党の行いが反映されたとされていますが、そのなかに、森友学園は加計学園問題や、稲田防衛相の不用意な発言もあるでしょう。
稲田相の国務大臣としての資質かけるような、気になるところがあります。
稲田防衛大臣は一議員のころ安倍晋三などと共に、改憲を唱える人たちの集まりに参加し、国民第一の政治は間違っていると発言しています。
その稲田防衛相が今回の都議選では、防衛省としても自衛隊としても自民党としてもお願いしたいと。自民党立候補者の応援演説をした。これに対して菅官房長官や安倍首相は謝罪しているのだからまったく問題はないとしていた。
この稲田氏の二つの言葉とそれに対しての政権の対応を合わせてみると、経済同友会副代表をされた品川正治氏のことを思い出してしまった。
品川正治氏が旧制第三高等学校時代に京都師団長の査閲があり、指名された生徒が軍人勅諭を暗唱しなければならなかった。そこで品川の友人浅沼が手を上げ指名され次のように言った。「我国の天皇は世々軍隊の統率し給う所にぞある」といった。本来は「我国の軍隊は世々天皇の統率し給う所にぞある」で、軍隊は天皇の統率下にあるというべきところを天皇は軍隊の言うがままだと言ったのです。これは大問題のはずだがおおやけにならなかった。このとき品川は生徒総代の立場にあって、その責任をとって退学して最前線に志願する嘆願書を軍に出し、中国大陸の前線に送られた。この軍人勅諭の読み替え問題は、軍は師団長の責任問題や反戦への機運が表面化するのを恐れ、軍人勅諭の読み替えはについて浅沼は退学になったが、校長などは不問にふされ、読み替え事件はおおやけにならず無かったことにされた。しかし、もっと恐ろしいのは、この品川の友人は行方不明になってしまた。

何事も、閣僚の不祥事などにたいして不問にしてしまい、全く問題にあたらないと言う今の政権に似ていないだろうか。
また、加計学園問題での発言で注目された、前川前文部次官が次官時代の出会い系風俗に出入りしていたことについて、読売新聞が報じたことも何かしっくりこないです。前川次官は君はこのような所に出入りしているそうだなと注意されたそうです。個人的な生活がなぜ知られていたのか、高級官僚は常に監視されているようで不可解です。そして、安倍首相が読売新聞を読んだらわかると答弁したその、読売新聞が前川氏の素行の記事をのせています。この情報の出処は何処なのでしょうか。万が一それが政府筋から出ていたのなら大きな問題です。
権力を持っているものは、つねに自分たちを正当化しようと思うもので、それに対して都合の悪いことには蓋をしてしまうことをす、そして邪魔になるものは排除粛清してしまう。まるで、だんだん隣の北の国のようになってきている、いや70数年間に時計の針が逆回りしていくように感じる。

そのよなことを思うと、自民党はどんどん劣化して行っているようにしか見えない。安倍政権が強靭になればなるほど、自民党が劣化し日本も弱体化してしまう、この道がどこまで続くのか。獣医学部新設は獣医師の需要増が見込めないので、獣医学部の新設を認めてこなかったのが、一校だけ認めたので疑われ誤解が生じたので、今後は新設があれば求めていくと言っている。大学の新設は総理大臣の判断でされるものではなく、審議会があって認可されるもののはずで、自分に認可の裁量権があるような発言はおかしなものです。また、教育機関は会社などの商業活動と違い、自由経済競争にはなじまないもので、獣医学部を増やしていくと経営にいいき詰まる学校もでていくるでしょう。そのようになればどのようになうか考えたことがあるのだろうか。
今のままでアベ政治が進んでいくと、行き着くところまで行きつきそうです。

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教育福祉などへの株式参入は

教育や医療や農業など、また福祉事業などに対して積極的に株式導入はどのような影響をおよぼすか。
初等中等教育は段階の世代時、ベビーブーム時代の私学の設置が進められたが、それが去り女子校などは生徒集めが困難になり、男女共学になっていったが、さらに少子高齢化で、学校運営はますます困難なところが増えている。そのような中で競争力を付けるために、ニーズに対応できるように教育への株式会社の参入が進められてっている。
農業分野に於いても大型農業を可能にするために、株式会社の参入が推進されている。長期的にみて需要の縮小とニーズの変化で供給元がそれに即応対応できてゆくのか、株式会社となれば、利潤追求と株式の配当のために農業が曲げられてしまわないが。野菜を人工的に育てる野菜工場がブームになったが撤退する企業も増えてきているといいます。

医療や福祉分野においても、行政の措置事業から民間のサービス事業にと移行が進められた。当初はサービスの競争ににより質は向上し、経費も押さえられるとしていました。しかし、サービス提供事業者のんかには、福祉事業に真剣に誠実に取り組む事業者もあれば、これに株式が導入されればサービス向上に使われる経費が、配当に化けてしまいかねないです。株式までいかなくても保育園や介護施設での劣悪なサービス提供がされているところがあることが明らかになってきています。

新自由主義のもと、自己責任論が大手を振り、大きな国小さな政府を目指そうとする行き先には、そこでくらす人々のどのような生活があるのだろうか。
いま国内の求人はバブル期以上の求人がたかいが、その内容を見ると決して楽観できるものではないようです。サービス業や小売業で派遣やパートなどが多くをしめ。製造業や正社員での雇用は依然として低いままです。NHKのニュースなどでは求人が高くよいように報じられているが、その実質は楽観できるものではないようです。いまの経済は、見せかけだけよくて張子の虎でしかないないのでしょうか。
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稲田防衛相は道義をはたしたのか

稲田防衛相が九州北部の豪雨で自衛隊が捜索救助にあたっていた6日の昼、約1時間、政務として、民間の方々との防衛政策に関する勉強会に出席していました。
このことに、「近辺におり、随時連絡を受け、速やかに戻れる態勢をとっていた」としているが、各方面から批判が集まっている。
しかしよく考えると、4年前の平成24年4月16日、ホテルニューオータニで「衆議院議員稲田朋美さんと道義大国を目指す会」に出席し「国民の生活が第一なんて政治は、私は間違ってると思います。いま私たちが生きているのは私たちの今の生活だけが大切なんじゃなくて先人から引き継いできた大切なものを私たちの子孫に引き継いでいその責任を果たすのが、政治家の役割だと思っております」と言っています。
まさに、九州北部の豪雨で自衛隊が捜索救助にあっているときに、国民の生活を二の次にして、前々からスケジュールにあった防衛政策に関する勉強会に出席することは、道義を果たすこととして正しいのでしょう。

このような考えは大臣として資質に欠けると安倍首相は思わないにでしょうか、最も、安倍政権はこれしかないとこれが一番最善なのだとして、聞く耳を持たない人などで、稲田防衛相のように道義を果たすことが大切だと思っているのでしょう。

石破幹事長は、東京都議選の自民党が大敗をしたことは、自民党は本当に国民の側を見て政治をしているのかが問われた結果だと総括しています。
後藤田副幹事長も、「自身の公式サイトとFacebookで「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている今の自民党執行部を見ると、結果は仕方ないと思わざるを得ません」と党執行部を批判している。
いままで、自民党の強みは百家争鳴で互いに切磋琢磨してきたところにあったが、安倍体制になりそれが一色になっていたが、次第に以前のその強みが復活してきたようです。
民進党も今はばらばらだが、以前の自民党が復活するなら、もっと民進党にしっかりとしてもらいたいものです。
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改憲についての備忘録

改憲論議の備忘録

自民党は敗戦により連合国特にアメリカから押し付けられたという70年間改正することができなかった憲法を変えようとしています。
そこで、自民党は何をどのように変えたいのかその意図は何なのかを考えて見るとともに、他にも今の憲法は自虐的だなどという人たちのなかに、独自に憲法案を作っているところがあります。それは要旨だけでなく逐条を具体的に公表しているので、その主なものを見てみようと思う。
これらの文言については、ここでは特に何も述べない、それは後ほどに徒然と書き綴っていくだろう。

保守的改憲論者の改憲案から前文の抜書

産経新聞社 2013年4月26日
国民の憲法  前文
 日本国は先人から受け継いだ悠久の歴史をもち、天皇を国のもといとする立憲国家である。
 日本国民は建国以来、天皇を国民統合のよりどころとし、専断を排して衆議を重んじ、尊厳ある近代国家を形成した。山紫水明の美しい国土と自然に恵まれ、海洋国家として独自の日本文明を築いた。よもの海をはらからと願い、和をもって貴しとする精神と、国難に赴く雄々しさをはぐくんできた。
 日本国民は多様な価値観を認め、進取の気性と異文化との協和によって固有の伝統文化を生み出してきた。先の大戦による荒廃から復興し、幾多の自然災害をしなやかな精神で超克した。国際社会の中に枢要な地位を占め、国際規範を尊重し、協調して重要な役割を果たす覚悟を有する。
 日本国は自由主義、民主主義に立脚して、基本的人権を尊重し、議会制民主主義のうえに国民の福祉を増進し、活力ある公正な社会を実現する。国家の目標として独立自存の道義国家を目指す。人種平等を重んじ、民族の共存共栄をはかり、国際社会の安全と繁栄に積極的に貢献する。
 われら日本国民は、恒久平和を希求しつつ、国の主権、独立、名誉を守ることを決意する。これら崇高な理想と誇りをもって、ここに憲法を制定する。


日本青年会議所 2012年10月12日
前文
日本国は、四方に海を擁し、豊かな自然に彩られた美しい国土のもと、万世一系の天皇を日本国民統合の象徴として仰ぎ、国民が一体として成り立ってきた悠久の歴史と伝統を有する類まれな誇りある国家である。
我々日本国民は、和を貴び、他者を慮り、公の義を重んじ、礼節を兼ね備え、多様な思想や文化を認め、独自の伝統文化に昇華させ、豊かな社会を築き上げてきた。
日本国は、自主自立の主権国家としての権利を行使するとともに、責務を全うし、互敬の精神をもとに日本を含む地球上のあらゆる地域から貧困と殺戮をなくし、全世界の平和に貢献すると同時に、国際社会を率先して牽引すべき国家であると確信する。
我々日本国民は、国の主権者として、悠久の歴史と誇りある伝統を受け継ぎ、現在及び未来へ向け発展・継承させるために、五箇条の御誓文以来、大日本帝国憲法及び日本国憲法に連なる立憲主義の精神に基づき、ここに自主的に新日本国憲法を制定する。


自民党 2012年4月27日
(前文)
日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴いただく国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。
我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、今や国際社会において重要な地位を占めており、平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。
日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。
我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通じて国を成長させる。
日本国民は、良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する。

_/_/_/_/_/_/_/_/
大日本帝国憲法(明治憲法)には、告文と憲法発布勅語があり、前文にあたる部分がかかれている。
その前文に当たる上諭を示して於く。

朕祖宗ノ遺烈ヲ承ケ万世一系ノ帝位ヲ践ミ朕カ親愛スル所ノ臣民ハ即チ朕カ祖宗ノ恵撫慈養シタマヒシ所ノ臣民ナルヲ念ヒ其ノ康福ヲ増進シ其ノ懿徳良能ヲ発達セシメムコトヲ願ヒ又其ノ翼賛ニ依リ与ニ倶ニ国家ノ進運ヲ扶持セムコトヲ望ミ乃チ明治14年10月12日ノ詔命ヲ履践シ茲ニ大憲ヲ制定シ朕カ率由スル所ヲ示シ朕カ後嗣及臣民及臣民ノ子孫タル者ヲシテ永遠ニ循行スル所ヲ知ラシム
国家統治ノ大権ハ朕カ之ヲ祖宗ニ承ケテ之ヲ子孫ニ伝フル所ナリ朕及朕カ子孫ハ将来此ノ憲法ノ条章ニ循ヒ之ヲ行フコトヲ愆ラサルヘシ
朕ハ我カ臣民ノ権利及財産ノ安全ヲ貴重シ及之ヲ保護シ此ノ憲法及法律ノ範囲内ニ於テ其ノ享有ヲ完全ナラシムヘキコトヲ宣言ス
帝国議会ハ明治23年ヲ以テ之ヲ召集シ議会開会ノ時(明治23年11月29日)ヲ以テ此ノ憲法ヲシテ有効ナラシムルノ期トスヘシ
将来若此ノ憲法ノ或ル条章ヲ改定スルノ必要ナル時宜ヲ見ルニ至ラハ朕及朕カ継統ノ子孫ハ発議ノ権ヲ執リ之ヲ議会ニ付シ議会ハ此ノ憲法ニ定メタル要件ニ依リ之ヲ議決スルノ外朕カ子孫及臣民ハ敢テ之カ紛更ヲ試ミルコトヲ得サルヘシ
朕カ在廷ノ大臣ハ朕カ為ニ此ノ憲法ヲ施行スルノ責ニ任スヘク朕カ現在及将来ノ臣民ハ此ノ憲法ニ対シ永遠ニ従順ノ義務ヲ負フヘシ
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改憲についての備忘録 2

論議の備忘録
保守的改憲論者の改憲案から国民の権利義務の条項の抜書


産経新聞 「国民の憲法」2013/0426
第一三条(国家主権、国および国民の責務) 国は、その主権と独立を守り、公の秩序を維持し、かつ国民の生命、自由および財産を保護しなければならない。
 2 国民は、みずから国家の一員であることを自覚し、その発展に寄与するよう努めなければならない。
第一八条(基本的人権の制限) 権利は義務を伴う。国民は、互いに自由および権利を尊重し、これを濫用してはならない。
 2 自由および権利の行使については、国の安全、公共の利益または公の秩序の維持のため、法律により制限することができる。
 第一九条(国民の義務) 国民は、国を守り、社会公共に奉仕する義務を負う。
 2 国民は、法令を遵守する義務を負う。
 3 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う。

日本青年会議所
第八条 国民は、国家により個人として、又は共同体の一員として尊重され、基本的な権利の享有を妨げられない。この憲法が保障する基本的な権利は、現在及び将来の国民に与えられ、国民は、この基本的な権利を、不断の努力によって保持し、子孫に継承する責務を負う。
② 国民は、前項に掲げる権利を濫用してはならず、常に公の利益及び秩序を保つためにこれを利用する責務を負う。
③ 国民の基本的な権利及びその他の権利については、国の安全、公の秩序の維持、及び公共の利益を損なわない限り、又はこの憲法第九章に定める非常事態の場合を除き、最大限に尊重される。
 (共同の責務)
第九条 国民は、国及び共同体の利害並びに世代を越えた利害等を、利他の精神をもって一体となり、解決する共同の責務を負う。

自民党 2012/04/27
(国民の責務)
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。
(人としての尊重等)
第十三条 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。


現行の日本国憲法
前文
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
第11条国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
〔自由及び権利の保持義務と公共福祉性〕
第12条この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
〔個人の尊重と公共の福祉〕
第13条すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

_/_/_/_/_/_/_/_/

改憲大日本帝国憲法の臣民権利義務
第19条日本臣民ハ法律命令ノ定ムル所ノ資格ニ応シ均ク文武官ニ任セラレ及其ノ他ノ公務ニ就クコトヲ得
以下の条文で言論出版結社などの自由も保障されているが、いずれも法律に定められた範囲内でと書かれ、信教の自由に於いては安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テとなっている。
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自民党は憲法改正案

安倍首相は8月3日に内閣改造を目論んでいるが、臨時国会はその後に開かれ、首相の施政方針演説が行われるようです。
2020年に壊憲を実現するために、臨時国会には自民党は憲法改正案を提出する予定でいるとみられる。
通常平和時に憲法を改正するのは、その時の時世により部分改正がされるのが普通です。しかし自民党は、憲法を丸ごと変えることを目論んでいるともみうけられます。丸ごと一括して変えることは、今までの体制を覆すようなもので、それはもはや憲法改正というよりクーデターと言ってよいのではないか。

2012年に公表した自民党の憲法案は、戦後レジームからの脱却をして日本を取戻すと言っていることがと合わせてよく読むと。日本青年会議が2012年に発表した憲法案や産経新聞が2013年に発表した「国民の憲法」までいかないが、それに近いものです。
これは、日本が無残な負け方をした指導者の責任をあいまいにし、ポツダム宣言の十項の「十、・・・前略 日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルヘシ」の、明治の自由民権運動や大正デモクラシーの民主主義と人権尊重の流れが、敗戦により進駐軍によってもたらされる機会により得たものだが、それ否定する内容で敗戦以前の国体体制の状態に戻すようなものです。

自民党案や産経の「国民の憲法」ではないが、日本会議の憲法案の全文最後に「五箇条の御誓文以来、大日本帝国憲法及び日本国憲法に連なる立憲主義の精神に基づき、ここに自主的に新日本国憲法を制定する。」とあるが、産経のは「国民の憲法」というより「臣民の憲法」と言った方がよいし、自民党案も似たようなもので明治憲法への回帰で、戦後レジームからの脱却とは、天皇中心の皇国国体を復活を願っているようです。

天皇陛下は、天皇皇后両陛下御結婚満50年に際して(平成21年)で次のように述べられています。
「日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば,日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合,伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。」
この陛下の思いは、国家神道や日本を皇国とし明治憲法を懐かしむ人にとっては非常に邪魔になるものです。それなら、皇位をほかの人に代わってもらいたく思うでしょう。そこで、天皇の退位の意向の思いがNHKにスクープされています。
安倍首相の2020年までの改憲意向と天皇の退位等に関する皇室典範特例法の、公布の日から3年を超えない範囲内において施行する。

憲法がどのように改正するのか、2012年の自民党案のまま国会に提出されるのか、もう少し立憲主義の基づいたものなのか、
またその逆の欽定憲法のようななるのか。今の安倍政権の閣僚は自民党が端々で漏れ出す言葉のなかに、後者の方になるように感じる。
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結婚年齢引き上げ

新聞を読んでいると、米ニューヨーク州が結婚できる最低年齢を14歳から17歳に引き上げることを決めたとの記事が載っていいた。
日本では法律で、女性は16歳から男性は18歳から結婚できることになている。また、憲法には両性の合意のみによって結婚できると書かれ、親の政略による結婚は禁止されている。

アメリカでそのような法律が州によってはないところもあり、法律的には何歳からでも結婚できることが可能になっている。
世界の国でも、結婚による人身売買などで、子供の結婚はアフリカや中東で問題視されています。この子供の結婚年齢引き上げについて、ニューヨーク州のクオモ知事は「子供の人権を守る第一歩にしたい」と他の州も続くよう呼び掛けたそうです。

日本でも、選挙年齢の引き下げにより、法務省は、結婚年齢を、男女とも18歳に統一する方針だそうです。
この問題は、少年法の引き下げとの関連もあり、慎重に議論されている必要があり、また、民法とは別の法律でさだめられている飲酒や喫煙、公営ギャンブルができる年齢についても法改正をするかしないも検討されなければならないです。
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アベ政治

森友学園の問題は、官僚や大阪府などに首相への忖度がなかったかが疑われたことから、森友学園が運営する塚本幼稚園で「教育勅語」を暗誦させるなどの教育方針や小学校建設用地の不自然な値引きや、首相夫人が名誉校長などだったことにあった。しかし、いつの間にか不正な補助金を申請し受理していた問題にすり替わってしまっている。
加計学園の獣医学部新設大学も、半世紀以上認められない岩盤規制をドリルで穴をあけるとしているが、半世紀も認められないにはのは理由があり、獣医学部の4条件は石破氏が地方創生担当相だったときは認められなかったが、一転山本氏にかわった途端認められたなど。安倍首相の直接の指示はないだろうが間接的な指示や忖度させるような空気を作っていたのではないかと思われる。
総理の意向という文書が明らかになり、これを「怪文書」としてしまおうとしたが、前川前次官が「あったものをなかったとはいえない」「行政の在り方がゆがめられた」と発言すると、読売新聞に前川氏を貶めるような記事が載った。

トランプ大統領は、自分を批判するマスコミや反対する人たちに、フェースブックなどのSNSなどで即座に反論ではなく、相手を攻撃しているが。これに対してアメリカ大統領の評判を落とすようなものと怪訝視されている。これと同じようなことが日本で起きている。

都議選の最終日に安倍首相が秋葉原で応援演説していると、やめろコールが出たそうだが、それに対して安倍首相は「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかないのです」と言ったそうです。
2015年3月に「安倍首相が郡山市選挙の演説中、「福島のママ達に、我慢しないで、という思いと願いをこめて、プラカードかかげました。堂々と抗議をしよう」「安倍さん、原発事故を起こした張本人は、あなた、安倍さんですよね!」などを書いた女性に、屈強な男4人に取り囲まれ、住所、氏名、電話番号など聞かれ、プラカードを没収されことがありました。
今までの自民党政権は批判されてもそれに反論するが、批判に対して聞き入れることができた。しかし今の安倍政権はそれがないようです。そして他人に対してはどうかと考えると、安倍首相は、委員会審議のとき自席発言をすることが多いそうです。自席発言とは国会用語でのヤジだが、自分たちに批判的なもの反対意見はヤジを飛ばし排除しようとする。「これしかない」と言い、「丁寧に説明とする」といいながら、少数者の意見を聞かず強引に物事を押し進めることが続けば、日本の議会制民主主義は死んでしまう、このように思っていたら、ジャーナリストの江川紹子氏がおなじょうなことを言っていた。
保育園落ちた保護者が日本死ねとSNSに書き込んだが、まさにその気分になってくるのは私だけだろうか。
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■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

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記事へのコメント
  • 茶番の衆議院選挙
    アジシオ次郎 (10/05)
    おはようございます。

    民進党の解体、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党、ハッキリ言って今回の選挙は乱立の様相を呈しそうですが、野党票割れを起こして自民党
  • 独裁者の国会解散
    竹林泉水 (09/26)
    > 政策に反対表明するための無抵抗なデモ行進、座り込みや集会を無理に解散させようとする警察官たちが、職務とは言え反対する人たちを排除しようとするのを見るとむし
  • 独裁者の国会解散
    風と雲 (09/24)
    民主的な選挙で政権交代がなされるようになり、政府への反対で暴力を使うことは、民衆の支持を失い反発され逆効果になるようになりました。>政策に反対表明するための無抵
  • 独裁者の国会解散
    竹林泉水 (09/24)
    日本人は長いものにはまかれろ、付和雷同性の国民性もあるのは確かだと思います。それは別段日本人に限ったことではないと思います。
    第二次世界大戦でフランス政府はドイ
  • 独裁者の国会解散
    風と雲 (09/23)
    かかる為政者の存在を許してきたのは、日本人の「ながいものにまかれる、お上に任せば・・、なるようにしかならない」と付和雷同性の強い国民性に由来するものではないでし
  • フェイクニュース
    アジシオ次郎 (09/16)
    おはようございます。

    ネットの普及に伴い様々なニュースが見れるようになった昨今、ただ自分の好みに合った情報しか信じないという弊害が出ることもそうだし、多様性を
  • ギャンブル依存症に顔認証は問題
    竹林泉水 (09/10)
    顔認証技術が進み、個人の識別だけに利用されるならまだしも、個人の管理に利用されるのは非常に問題が多いと思います。

    松井知事の発言があまり問題になっていないのも不
  • ギャンブル依存症に顔認証は問題
    アジシオ次郎 (09/09)
    こんにちは。

    いくらギャンブル依存症対策とはいえ、入場確認や顔認証システムを導入するのは一部から「プライバシーの侵害だ」と批判を浴びてもおかしくありませんね。
  • 終戦の日の前後のテレビ番組
    竹林泉水 (08/23)
    国際的な政治・外交問題は素人的な言い方をすれば、早い者勝ちで勝ち逃げすればセーフ的なところがありますね。
    国の名前に「帝国」冠して大日本帝国として、そのころ時代
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