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オバマ大統領の最後のスピーチ 5

オバマ前大統領が1月10日シカゴで大統領として最後の演説をしました。
それを読んだ感想の5回目です。

読んだものは、日本語訳で Photographer のものです。

オバマ大統領は8年間で積みかねてきたものは、次のようなものだと自賛と注意をうながした。

・法的根拠に基づいてた、対テロ作戦の遂行。
・拷問を禁じ、グアンタナモ湾収容キャンプを閉鎖へ。
・プライバシーと自由を守る、監視活動への法整備。
・イスラム教徒のアメリカ国民に対する差別を許さない。
・民主主義、人権、女性の権利、LGBTの権利を守り、広げる。
・民主主義や権利が侵害されるのを見過さない。
・過激思想や極端なセクト主義と戦いは、独裁主義や民族主義者による攻撃との戦いの一部です。
・法の支配を尊重する態度や自由の範囲が狭まったら、国内や国家間の戦争の危険性が高まり、自由が脅かされる。
そしてこれらを実現させるためには、緊張感を持ち続けることが、アメリカの自由と民主主義を守ることになる。
その緊張感を持ち続けることに対して、オバマ大統領は次のようにスピーチしました。
「我々が民主主義を「当たり前のものだ」と思うたびに、我々の民主主義は脅かされているのです。政党にかかわらず我々全員は、民主主義の制度改革に全力を尽くすべきです。」このことは、グローバル化しテロの脅威が高まると、臨機応変即応できる強い政府が求められ、独裁的な指導者の到来を望ます。それは、民主主義が危機的な事態になりやすいです状態になります。しかし、そちらの方向に流されてしまわないためには、国民の政治参加が大切で、国民がどの党がどのような政権になるかについて、国民一人ひとりが一人の個人として見分けその本質や意義を理解することがどれだけできるのかが、民主主義を維持し続けるかの鍵になるのでしょう。。

これらは、天から降ってくるものでもなく、誰かが作り出してくれるものではないです。憲法には文言としてそれらを保障しても、それを実現するのは国民一人一人の意識と行動にあるはずです。
そのことを、オバマ大統領は次のようにスピーチしています。「我々の憲法は美しく素晴らしい贈り物です。しかしそれ自体はただの書類に過ぎず、何の力も持ちません。我々国民が政治に参加し、進むべき方向を選択することで力を与えることができるのです。我々は自由のために立ち上がり、法の支配を尊重し、法を遵守するのです。アメリカは脆く壊れやすい物ではありません。しかし、自由をつかむまでの長い道のりは確実なものではありません。」
これについては、3月3日にも書きました。日本国憲法は三権分立の国民の権利と義務が明記されえいるが、憲法に書かれていることを実現させるには、国民の不断の努力によって維持実現されるのだと書いています。

いま、日本でも戦後の民主主義は、天賦の人権説は西欧の思想によるもので、日本の伝統と文化に合わないとして否定するような勢力が行政府や立法府で勢力が拡大してきています。まさに日本の国民こそこのことばに勇気づけられ戦後築いてきた民主主義を守り強固なものに発展させていくべきでしょう。

オバマ大統領は、アメリカ初代大統領の最後の言葉を紹介しています。
「自治は我々の安全と繁栄と自由の土台となるものである。しかし、さまざま主義主張や方向性のある中でそれは激しい痛みを伴い、我々の中にあるこの真実に対する確信を揺るがすだろう。我々は常に注意深く敏感でいるべきで、この国の一部分を切り離したり、我々をひとつに繋いでいる絆を緩めるような兆しを感じた時には、我々はそれを排除しなければならない」。

日本は敗戦によりGHQから日本国憲法を与えられたものなので、ワシントンの言う「繁栄と自由の土台となるもの」はないと言う人がいます。しかし、明治憲法が作られるとき、多くに私議憲法が作られています。その中には今の時代でも遜色のないものが多数あります。また大正デモクラシー運動のなかでも民主主義の土台はつくられてきてるといえます。
それは、戦前は県の知事は中央政府が任命する県令で地方自治がなかったが、地方議会は県民により選ばれる二重構造だった。それが日本国憲法に地方自治が明記され、知事は県民から直接選ばれる制度になった。それが日本国民はすんなりと受け入れ、早い時期から地方自治が定着していったことは、民主主義の素地土台が日本国民のなかにできあがってでしょう。

しかし、つねに為政者は政権運営が円滑に支障なく進められるためには、いろいろな手法で国民の自由と民主主義を制限しようと試みてきます。また、大きな政府より小さな政府をつくるために、国民の自己責任論を議題にあげてきたりします。
そうなると、政治事態が腐敗し互いの絆が弱まり、国としての在り方が弱まってしまうでしょう。

そうならないために、オバマ大統領は次のようにスピーチしました「我々一人ひとりが、敏感で注意深い民主主義の監視人にならなければなりません。この偉大なる我が国をより良くするための努力を続けるという、栄誉ある役割を喜んで受けなければなりません。一人ひとりの外見は異なりますが、我々は全員国民という共通の誇り高き肩書を持っているのです。」

つねに、為政者のする事を注意深く監視していくことが、自由と民主主義を守ることになるのでしょう。

続く

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天皇の退位

不可解なことが多い。

天皇の退位がなぜリークされたか、大きな政治問題となる退位へのお気持ちのビデオメッセージが公表された。
それにより、国会で対に関連することが話し合われている。
国民の多くは天皇の退位に対して、寛容で同情的のようです。このような言い方をすると、右翼の方から「寛容」とか「同情」とはなんたることかと叱られそうだが。国会で論争を新聞などで知る限り、一世一代の原則を貫くべきで、退位は認められないと言う意見は出てこないようです。国民の多くが退位について寛容なので、天皇の退位意向に否定的な、考えは国民の指示を得られないので、退位はよくないと考えていても、形はともあれ退位容認のいけんです。
これこそ、天皇が大きく政治に関与していることになるが、そのこと自体が問題にならないことも、日本のなかの言論の自由が、国民や政党や個人個人のなかの内心が、なにかの圧力で押さえつけられているようです。

なぜ、なんのために、天皇の内心がNHKにリークされたのか。民主主義を考える上で、リークした本人はそれを公にしてほしいものです。
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■竹林乃方丈庵の主から■

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記事へのコメント
  • 臨時国会の開催はいつか
    風と雲 (08/04)
    一体今の日本はどうなってしまったのだろうかと思う。アベ内閣も与党も憲法に違反することを完全に無視して悪びれもせず堂々と実行してきた。、政府高官も最高裁も報道機関
  • 難病と尊厳死
    竹林泉水 (07/29)
    コメントありがとうございます。

    自ら生きる権利、自ら死ぬ権利があるのはよくわかります。
    それにはどちらも人・個人としての尊厳が保たれている必要がある考えます。
  • 難病と尊厳死
    風と雲 (07/28)
    意識して自ら命を絶つことができるのは人間だけだと思います。人には生きる権利と自由があるように、自らの命を絶つ権利も自由もあって然るべきではないでしょうか。このA
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (07/01)
     自分よりも周りを優先する集団主義的な考えが同調圧力などがまかり通る社会なことについて前に
    >日本的なこの価値観は、海外から見たら奇異の目でしか見られないでしょ
  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

     日本はやはり集団主義が根強い社会であり、いわゆる「ムラ」社会的価値感が強い為に変に「和」を重んじる傾向の上に上の言うことは絶対だという
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    竹林泉水 (06/26)
    なんで日本人は欧米人に対してコンプレックスを持っているのだろうか。明治政府は今までの幕藩体制をぶっ壊し廃藩置県をし、国内の不平不満のエネルギーを外に敵を作ること
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    アジシオ次郎 (06/25)
     こんにちは。

     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
  • 記事へのトラックバック
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