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メディアの報道

メディアの報道

防空識別圏と領空の違い。
日本の東シナ海での防空識別圏は、戦後まもなく中国が国府と中共との内乱状態の時に、アメリカなどの進駐軍が一方的に設定したものです。また、防空識別圏に進入したから即、領空侵犯とは違います。世界の国では、領土が二カ国以上が主張しあい、中立地帯などがある国も多い。ましてや、領土領空などと違い、防衛上のラインとされるものは、他の国でも重なりあっているところがあります。しかし、中国が一方的に防空識別圏を設定したとき、多くのマスコミは領空と防空識別圏を混同するような報道をしているところがありました。
その上、マスコミは領空識別圏に中国機が近づいた、進入したとして領空を侵したように報道するマスコミもあったのは、両国間の国民感情を悪い方に煽ってしまうのではないかと思う。

ロシアは北方領土への、入植を積極的に進めそこのインフラ整備をしている。こちらも漁業権や海底資源など問題があるようで、領土と領海と排他的経済水域など、両国間で協議して解決すべきでだろう。
次のようなことを言うと、国賊だ売国奴だと批判を受けそうだが、今までの政権が北方領土の問題を、日ソ間の漁船の漁獲高の問題を重視して、棚上げして問題を先送りにしたからだといえ、それなら共同開発を視野に入れての交渉もありうるのではないかと思う。

日中間の問題も同じようなことが言える。日中国交回復の時に棚上げされた。領土問題を元東京都知事の石原慎太郎氏が、都が買い上げるとしたことにより、日中間の深刻な問題に発展する事を恐れ、政府国が買い上げ国有化することにより現状を維持しようとした。しかし、中国は国有化その国有化という言葉に反応し、深刻な両国間の問題に発展することになた。その結果、中国船の領海侵犯が、国有化以降極端に多くなってしまっている。
これは、当時の野田政権が中国政府とのパイプが作れていなかったことや、中国への公式非公式での説明が不足していたことを意味している。しかし、マスコミはただ中国や中国の国民の反発のニュースを報じ、国内の反中感情を高めることになった。そのあたりのことは今でも、うやむやにそらして報道している。
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オーストラリアの囚人遺跡群 ボタニー・ベイ

9月29日に遺伝子工学について書いた記事で、「宇宙大作戦」に出てきた、優生人類のカーンら96名を乗せた冬眠宇宙船「ボタニー・ベイ」の名前の由来について。

ボタニー・ベイ すなわちボタニー湾は、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州にある湾で、オーストラリア最大の都市シドニー市の南にある湾です。

1770年にイギリスの探険家キャプテン・クックによって発見されたオーストラリアは、かつて囚人の流刑地であり更正地であった。1975年にアメリカ独立戦争が起こり流刑地として利用できなくなった。そこで代替の流刑植民地はオーストラリアになった。
1788年1月19日、アーサー・フィリップは、11隻からなる第一船団は流刑囚を含むボタニー湾に到着。以降、80年間に約16万人の流刑囚がオーストラリアへ送り込まれ、植民地建設の為の強制労働に従事させられた。
1851年の金鉱発見以来、多くの人が一攫千金を夢見て先住民のアボリジニと軋轢をが産まれ。そのため先住民のアボリジニの人々も、そこに移住するよう強制され、何万ものアボリジニが強制的に収容所された。

これらの遺産群は大規模な囚人の移送と強制労働者を用いた帝国主義に基づくヨーロッパ勢力による植民地拡大の現存する重要な証拠と考えら、負の遺産の一つと言えるでしょう。

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人間と他の生き物の世界の違い

人間と他の生き物の世界の違い。

人間が見ている世界と他の動物が見ている世界は違う。
まずは、視線の高さによってものの、見え方や見えるものが変わってくる。
それ以外にも、それぞれの動物の目の位置によって違う。この位置とは目の高さでなく、人間のように顔の前の両目がついているのと、馬などのように両横についている違いです。そのことにより視野の広さが変わってくる。
また、それぞれの動物が、人間と同じ光の可視領域を持っているのではない。
人間は紫外線と赤外線は見えないが、人間の可視光線以外の赤外線などを感知できる生き物も沢山いる。
また、目の解像度によってもその世界が大きく違う。
どれだけの色を見分けられるかによっても違う。

光だけでなく音も同じことが言えます。光と同じように可聴域と言うのがあり、人には超音波と言われるものは聞こえません。野生の動物などでは遠くの物音を聞き取ることができる動物もいる。コウモリなどは超音波を出しながら前に障害物があるか虫が飛んでいるかを聞き分けています。

これらのことから、ものを見た時の認知のありかたが大きく違い、それによりその世界観も違う。そして、それがどのように違うのか、そのことはなかなか理解することはできない。そのことは、人間が見ている世界がただ一つの現実の世界だと思うことは大きな間違いだと言えます。

別の言い方をすれば、今自分が見ている世界は、幻想であり幻覚であり、錯覚でもあり、偏狭した偏見に満ちた世界と言えることもできる。
ただ、人間は自分が感知して認知できるもの以外も知ることができる。たとえば人間は赤外線を見ることはできないが、その存在を知っているし、それを感知できる機械を使えばその赤外線がどのようになっているかを知ることができます。音も同じようにその存在を知り、人間にわかるように別の形でその様子を知ることができます。

このことは生物学の中だけでなく、自分たちが生きている社会においても同じようなことがいえる。
人は自分の得た情報によって物事を考えていきます。そして、すべての人は自分の立場や、今している仕事の内容によってものの考え方が違ってきます。それは一つの考えであり別の立場の人から見ると偏った考えになります。
すなわち、それぞれの立場の人は、それぞれの立場でものを見て、もののあり方を考えるということです。
そのことはすべての人にいえ、そのことは人は物事を必ず偏見を持って見て、偏狭な考え方に基づいて考えていると言う見方もできる。

動物は、自分の知覚した世界がすべてだと認知し、その枠内で本能的な行動をし生きていく。
しかし人間は、先に上げたように知覚以外の存在をしっており、知覚をの枠を越えそれらの内包と外延を作りだし理解しようとする。そして、知覚したもの以外の幻影・幻想を組立て、世界を認識を拡大し変化させようとするものです。

話はなんだか難しくなったが、要は、偏見を持って考えない人はいない。そのことを知って互いの立場や言い分を認め合いながら、それらの溝をどう埋めたり、距離を近づけることができるからを考えるべきだと思う。
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ニュースを読んで

厚生労働省所管の独立行政法人「労働者健康福祉機構」は、障害者雇用率を水増していた。
手口は実際に雇用している障害者の数を水増ししたり、分母となる労働者数を減らす方法で、10年から続けていたとしています。
法令順守が強く求められる独立行政法人としてあってはならないことすが、障碍者雇用を率先垂範していくのももとめられている。しかし、この問題は単に水増ししたことだけでなく、障碍者就労支援のありかたがまだまだ整っていないからともいえる。障碍者を雇用する受け入れ側に、障碍者トイレやバリアフリーやユニバーサルデザインでの設備面が整っていなかったり。また、受け入れ側の雇用体制が周知されていなかったり、また障碍者といっても中途障碍の方、生まれてからの身体障碍の方、知的障碍の方と多様です。その多様な障碍の中で充実した労働が提供できるのかなどの課題が残っていると思う。民間企業なら障碍者を受け入れる特定子会社などの仕組みがあります。独立行政法人などにも、似たような制度があればもっと改善するのではないか思う。


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低床バス導入補助、国交省が1億5000万円過払い
高齢者や障害者が乗り降りしやすい「ノンステップバス」導入に関する国の補助事業を会計検査院が調査した結果、国土交通省が従来のバスの価格との差額をノンステップバスは従来のバスに比べ1台当たり約380万円の差があり、半額の約190万円を上限に補助している。たが、検査院の調べを受けて14年に改めて調査し、差額が約280万円に縮まっているため、補助額の上限を1台当たり約140万円にする必要があったそうです。
補助金の対象となるノンステップバスは高齢者や車いす利用者、児童らに配慮し、手すりや車いす用スペースを設置するほか、床を滑りにくくすることなどが求められています。
乗合バスはある程度、一律のバスの仕様をもとに補助金の額を決められるでしょうが。障碍者施設や特別支援学校などの通所通学のバスなどは、その施設の利用者の障碍により、バスの構造や車椅子を止めるなどの設備を考えないといけないため、一概に補助額が高いとは言えない。そのバス一台一台実状にあて、今後も決められることを望む。


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日経新聞によると、政府は市街地再開発を玉突き型にすることを、考えているそうです。
玉突き型再開はとは、古い木造住宅などが密集する市街地をなくすため、遊休地などに大型の再開発を予算と税制の両面で後押し取り壊し、マンションを建てて老朽化した市街地の住人に移り住んでもらい、老朽化した住宅地を住民が引き払った土地に次の再開発に必要な移住用マンションを建てる方法だそうです。
結局、今までの土地ころがしの土木のゼネコンが儲かる仕組みを続けることでしかないと思う。
これでは、どんどん都市部に大規模なショッピングモールを作ったりすることになり、それらが幾つかできるとそれらの商業施設は共倒れになりゴーストタウンなってしまう恐れがある。
新聞の記事を読むといろいろとよい方法のように書いてあるが、地方創生をするなら都市部の人口を人口の少ないところに逆流させる方法を考えるべきではないかと思う。地方創生と言うが結局、今までの土地ころがしの土木のゼネコンが儲かる、仕組みを続けることでしかないと思う。
これでは、どんどん都市部が再生され地方の人口が流出している都市は創生されるだろうか。
それより、少子化で人口も減っているので新たに人を集めるのでなく、老朽化した住宅地は取り壊し緑地や市民が集える公園などにして、住みよいコミュニケーションが作れるような街づくりをすべきだと思う。
また、この問題は政府や自治体の施策だけでなく、国民の価値観や生活観を変えていく必要があるのではないか、戦後の復興から高度成長へと物質の豊かさをひたすら追い続けてきました。そろそろ、物質を追い求めることから心の豊かさと知足を求めていく必要があるのではないだろうか。


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自民・片山氏が、御嶽山の噴火で多数の死傷者がでてのは、ツイッターで「民主党政権下で監視体制縮小」と述べたこっとは、事実誤認ととして巡る投稿で謝罪しました。
誠に短絡的な野党批判のように思いる。いま朝日新聞が「従軍慰安婦の強制連行」の誤報、「原発事故直が全員退去したとの」誤報により、周囲から特に同じマスメディアの一部からmp、パッシングとしか言いようのない批判が続いているがそれに似ている。従軍慰安婦が軍が直接強制連行をしたのが誤報であるが、従軍慰安婦がまったくいなかったわけではないが、そちらの方は一切触れずに、強制連行の誤報の事実だけを取上げている。原発事故は今も一向に汚染問題は解決されないどころか見通しすらたてられないです。それを「全員退避」誤った情報をスクープとして報道されたことを批判して、原発事故の問題点には触れていないで、原発再稼働の方向に記事が書かれています。
片山氏の発言も、民主党の事業仕分けを批判するため「自身のツイッターに民主党政権で御嶽山の監視体制が縮小」と事実でない生半可な情報をもとに短絡的に民主党を攻撃したものです。それは国会議員としての資質を疑いたくなります。


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新潟・加茂市市長が小中学生に「自転車乗らないよう」要請
小中学生が自転車事故に遭わないようにとの気持ちがあるのはわかるが、市長としての発言としては誠に軽はずみなものと思う。
中学生などは校区が広く自転車通学をしている人もいます。それらの実情を考えずに乗らないように言う前に、行政としてまずはすべきことがあると思う。
学校の先生も先生と思う、市からこの通知が届いたとき何も疑問に思わなかったのかと思う。教育委員会の段階や学校に届いたとき校長や教頭は何ともおもわなかったのか。また担任もそうです。
いま、教育委員会のありかたが議論されています。首長の方針に沿って学校現場も教育しなさいという方向に進んでいるあらわれでしょうか。


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政府が人口5万の自治体に中央官僚派遣して、地域活性化を後押しするそうです。
これは全国津々浦々まで安倍政権の方針を行き届けることになるのでしょうか。人口減少克服に向けた地域活性化を後押しになればいいですが。
戦前の地方自治体の知事は内務省管轄であり、勅任官であったことを思い出す。また、市著村長も選挙で選ばれるのでなく奏任、判任だった。
中央の施策をそれこそ滞りおなくスムースに伝え進めることができるものでした。今のように国の方針に対して地方が反対することなど想定できないことです。
それが、中央からの任官官僚を派遣するのは、道州制を問われる今にそれが相応しいのか疑問に思います。


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首相は、年功序列賃金見直し検討にはいりました。
また、大企業に女性管理職率を上げるのに、数値目標を義務付けをすることに検討にはいりました。
民間企業の賃金アップに口をだし、女性管理職率を上げることを強制したり、賃金体系のことまで口出しする。なんだか経済自由主義・民主主義の国でなくなってくるように思える。
女性の管理職率を上げるための数値目標を儲けることは見送っていた、しかし国際的に日本は女性管理職が低いことに対し批判をかわすためか一転して導入することになったようです。
前に書いた、自治体に中央官僚を派遣することなをみると。明治政府の体制にもどっていきそうです。自民党の憲法草案には、天皇を戴いただく国家であって、天皇は元首と位置付けられている。戦後日本は平和主義と民主主義国家の国となりました。戦後レジームから脱却するとどんな国になるか。予感させるものだろうか。
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「からだ」をイメージするには

「からだ」をイメージするにはどうしたらよいか。

一言で体をイメージすると言っても、いろいろな方法がある。

日本語は「からだ」に関することばがたくさんある。世界の言葉と比べてそれが多いか少ないかは。調べたことがないのでわからないが、わたしは多い方でないかと思っている。
私の持っている東京堂出版の「からだことば辞典」には約6000語が収録されている。この辞典には医学の専門語は載っていない。

太極拳の套路の名前には、「野馬分鬣(野馬のたてがみを分ける)」「白鶴亮翅(白鶴が羽を広げようとそる)」など、そのからだの動きを動物など動きをイメージさせて伝えようとしている。
これは、からだの動きは自分の体であっても、思うように動かすことができないので、ここの部位の動かし方を伝えていくより、まずは全体の動きをイメージさせることが大切なのでしょう。
そして、そのイメージは、イメージをするのではなく、イメージされるようにし、イメージが身体から沸き上がるよう演技するとよいと言われています。
そのイメージするイマジネーションが体感とどのように一致させるかがポイントだとおもいます。

たとえば、空を飛ぶようにといっても、飛行機が空を飛ぶ、鳶が空を飛んでいる、ツバメがスズメがとそれぞれそのイメージのありようが違ってくるはずです。
飛行機でも大型の旅客機と海軍の戦闘機では違う。同じ戦闘機でもどのような任務を遂行中科によって違う。
戦闘機で通常飛行なら両手をいっぱい広げ真っ直ぐに移動しそれを表すが、空中戦中なら両手を広げ右に左に移動したり腕も上げたり下げたりするでしょう。
また鳥なら、鳶なら大空を滑空して輪を描くようにし、ツバメなら両手をやや後ろに広げ速く前に走ったり急に反転したりし、スズメなら両手をバタつかせて飛んでいるところを表すでしょう。

それともう一つ大切なのは、そのそれぞれの鳥などが持っている空間を意識する事だと思います。
そしてこの空間の意識は、鳶とスズメではどうでしょう。鳶は、空を羽ばたくのではなく、滑空して空に浮いていることをイメージする。それは、空気に乗っかってる浮かされているようなものでしょうか。一方スズメは自分でしきりに羽ばたいて自分で飛ぼうとする。そうなると自分の持っている空間が違ってくると思います。
鳶は周りの空まで取り込んでしまいますが、スズメは自分の周囲の空気ぐらいを取り扱っている程度になるのではないかと思います。

人間に限らず、すべての生き物はそれぞれの、ボディー空間やパーソナル空間を持っています。これらはその時々により空間が広がったり狭まったりします。野球選手はバットを持つことにより、そのバットの先まで空間を広げます。バスの運転手は自分の空間をバスのボディーの大きさまで広げます。また、気が置けないひとと、嫌いな人とではその空間の広さが違います。

また、あることをイメージすることにより、その空かも違ってきます。先の鳶なら広い大空をイメージするでしょうし、スズメなら自分の周りの空気になるでしょう。
また、飛行機で例えると、地上から飛行機を見上げているのをイメージするなら、その飛行機の空間は広がるでしょう。しかし、自分が操縦していることをイメージするならスズメと同じように周囲の空間ほどになってくるでしょう。

このようにイメージするときに単にイメージしてしまうのでなく、どのような場所かなにをするところなどを、具体的にイメージするのが大切ではないかと思う。
そのようなことをすると、自分の体をよりイメージさせやすくなり、自分のからだの動かし方も改善され変わってゆくようです。

時々このようなことを考えて早朝散歩をしています。
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スタートレック ヴォイジャー 「虐殺の記憶」

最近、何回か歴史上人類にとって負の遺産のことについて書きました。
そして、思い出したものがあります。

アメリカの人気テレビ映画、スタートレック ヴォイジャーのエピソードの一つです。

第134話 "Memorial" 「虐殺の記憶」

シャトルで任務に出ていた、パリス、キム、チャコティー、二―リックスの4人は、ボイジャーに帰還してから虐殺に加担した夢をみるようになる。
4人の断片的な記憶を繋ぎ合わせると、ナカーン人をコロニーから退去させる命令を、サーヴドラ司令官から命令を受ける。しかし、任務遂行中に逆に抵抗され。その結果、コロニー入植者全員を殺してしまったことを思い出した。それにより罪もない人を虐殺した記憶がよみがえり、4人は罪悪感にさいなまれる。
ヴォイジャーのジェインウェイ艦長は、虐殺が本当にあったのかを調べるため、シャトルが訪れた惑星へ行く。それにより惑星の姿を見たクルーたちの中に虐殺の記憶がよみがえりだす。ジェインウェイも戦闘に加わり、虐殺の証拠を消すため、民間人の遺体を蒸発さた記憶も蘇った。他の約40名のクルーも同じ影響を受けていた。
ドクターは事態が悪化する前に星系を離れるように勧めるが、ジェインウェイは詳しく調査する。そのタラキス惑星へ到着するが、船や生命反応は全くない。だが何らかのエネルギー反応を感知した。ジェインウェイ艦長たちは地表へ降りて調査するが、その惑星は緑が広がり戦場の痕跡はない。キムは地形から洞窟の場所を思い出し、中へに入りると人の骨が転がっていた。しかし、それは300年前のものでだった。さらに調査すると神経性パルスを発する塔を見つけた。実はその塔は星系を通りかかった者に、言葉では伝えきれない悲劇を残すため、虐殺の体験をさせるように設計されたものだった。しかし、長い間に劣化していたために、クルーの記憶が断片的になってしまっていた。ヴォイジャーのクルーたちは、記録を残すかそれとも機能停止にするかを議論する。
虐殺の記念碑には「言葉だけでは、悲劇の再発を防げない、言葉を超えた経験のみで真実が見える、この真実を生きよ」と文字が刻まれていた。
この記念碑は虐殺を目撃させるためだったが、目撃だけでなく事件の追体験させ、それによりヴォイジャーのクルーはトラウマを受けてしまった。それが虐殺を忘れないための目的だった。もともとすべてを体験できるようになっていたはずだた、200年以上放置されていたため、システムが劣化して事件を断片的にしか体験できなくなっていた。
チャコティーは、さらなる被害が出ないように機能停止をすることを提案する。
ドクターは「たとえ機能を停止してもクルーに植え付けられたの記憶は永久に残る」
トゥボックは他の船に被害が出ないよう賛成する。
しかし、迫害を受けた経験がある異星人の二―リックスは、
「そのようなことをすると、悲劇の記憶が消える」と反対する。
チャコティー「記念碑はあのまま残す」
二―リックス「それでは全然意味が違う、人々の祈りがこもっている。勝手に機能停止にする権利があるのか」
キム「僕らにあんな追体験をさせる権利はあるのか」
二―リックス「二度と悲劇を起さないために、心に深く刻みつけるためだ」
チャコティー「他人の残虐行為に苦しまなければならない理由がどこにある」
二―リックス「同じ過ちを防ぐにはそれしかないからです。あの記録を消せば、サーヴドラと同じだ」
パリス「二―リックスの言うとおりだ」
キム「他人の罪だ僕らの責任でははい」
トゥボック「危険度を論理的に整理すれば・・・・」
二―リックス「論理など関係ない歴史を忘れてはダメだ!」
チャコティー「忘れた方がいいものもある」
ジェインウェイ艦長「これは違う、私はあの時何もできなかった。今度は傍観しない」「わたしはあの時サーヴドラが遺体を消すのを見ていた」
パリス「出も艦長これは他人の記憶なのです。」
ジェインウェイ艦長「キトマーもゲティスバークも、過去の人の記憶だけどそれを軽んじたりしない。82名の入植者が殺された事実は記憶にとどめるべきだ」チャコティー「艦長・・」
ジェインウェイ艦長「塔は停止させない、いいですね」
トゥボック「このまま放置しておくのですか」
ジェインウェイ艦長「いいえ、修理します。パワーセルを充電してあと300年は機能するようにする。」「それと、軌道上にブイを置き近くを通る船に事前に警告して知らせる」「解散」
そして、虐殺の記念碑は修理される。
ジェインウェイ艦長「あなたたちが心に傷を負ったのはわかっている。でもみんなが来なかったらこの星で死んだ人は忘れ去られていた。虐殺された彼等はきっと、心に傷を負ったあなたたちに感謝している」

このエピソードの特徴は、被害者からのモニュメントではなく、加害者側の視点でその罪悪感を伝えようとする点にあると思う。自分の自中に虐殺する罪の芽ああることを自覚することが本当の勇気であり大切なことだと思う。
サーヴドラ司令官らが自ら引き起こした、虐殺事件を反省して築かれた記念碑。その懺悔の念には敬服するが、必要以上に全くの他人の心にトラウマになるほどのことをす記念碑はいかがかと思う。
しかし、戦争の悲惨が不快感を与えるからといって、その事実を伝えないで風化させ忘れてしまうことは、同じ過ちを繰り返すことにもなるかもしれない。
アメリカが、イラクやアフガニスタンまた、今のイスラム国の支配地域での空爆なども同じことが言えるのではないだろうか。第二次世界大戦で日本の制空権を奪い焼夷弾を大量落とし多くの犠牲者がでたこと。ベトナム戦争で枯れ葉材を大量に撒き、今もその後遺症の苦しめられている人が多くいることなどが、正確に的確に世界の人たちの伝えられていないから、アメリカは同じことを繰り返しているのではないだろうか。

世界遺産などで過去の自分たちの祖先が犯した過ちを負の遺産として残すことは意味のあることだと思います

最近、自分たちの過ちを振り返ることを、自虐的だ非難する人がいるがそれは間違っている。それより、恥ずかしいのは自分たちのよいところを、自分で褒め讃えるのは、他人からみると自慰的な自画自賛で逆に滑稽に見えてしまうでしょう。
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サイドメニューの「竹林のTwitter」

今までに、何回かニュースを読んでいてそのトピックをあげ、それを紹介していましたが。サイドメニューに竹林のTwitterが設けれいます。そちらの方は新聞やなどの記事とリンクできるので、そちらでツイートしてゆこうと思います。
もしよろしければそちらものぞいてみてください。
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スタートレック ヴォイジャー「偽善者の楽園」

先に紹介した、スタートレックのヴォイジャーのエピソードの「虐殺の記憶」は、自分たちの過ちを悔いて後世にその過ちを伝え、二度と同じ過ちを繰り返さない為の、記念碑が起こしたエピソードでした。
こちらの「偽善者の楽園」は、自分が若いとき政府の方針に従ったことを後悔しつづけていた。年老いてそれを後世に伝えて機会訪れたはなしです。

第48話 「偽善者の楽園」 Remember"
このエピソードの「Remembe」直訳は、「記憶」とか「わすれないで」となります。

「偽善の楽園」
ヴォイジャーは、フィーマ星系のコロニーでエラナ人と出会い、エラナ人を故郷のエラナ星に送り届けることになった。エラナ人はテレパシーを使うことができ、自分の体験した記憶も伝えられる。その中に頬に傷のある、コレナ・ミレルという女性がいた。

ヴォイジャーの機関主任のトレスは、夢の中でエラナ人のコレナになり恋人のデイサンと会う夢を見る。その夢は次第に話が進展していき、エラナ人の隠された秘密をしることになる。
トレスが伝えられたものというのは、急激な開発に反対するエラナ人を、政府のテクノロジーの発展こそが人を幸せにすると言う方針に反対しするのは、社会を混乱に陥れるものとして、隔離して新たなコロニーに移住させるものだった。しかし開発を拒むエラナ人の間では、移送される人とは一人も連絡が取ることができなくなる。そのため、新たな入植地が待っていると言うが、全員抹殺されるという噂がながれていた。
恋人のデイサンはコレナたちとは違い、急激な開発に反対しているため隔離・管理されている人たちの一人だった。
ボイジャーの機関主任のトレスは夢のなかでコレナになり、そのような夢を見るようになり次第に内容が過激になってきた。ある時そのためかトレスは機関室の前で倒れてしまう。そこで、ドクターに診てもらうと、それは夢ではなく本人の同意なく無意識に埋め込まれた記憶によるものだとわかる。トレスはドクターにテレパシーの抑制装置をつけてもらい夢を見なくなる。そのような夢を見ていることを、エラナ人のリーダーのブレルなどの聞いて原因を探るがわからないままになる。
トレスは夢に出てくるコレナのことが気になり抑制装置をはずして夢の続きを見ることにする。ある時、コレナが移住者を調べているとき、逃げようとした開発反対派の男とぶつかり、コレナは頬に怪我をする。
その夢をみたトレスは、いまヴォイジャーに頬の怪我の痕があるコレナ・ミレルを思いだしミレルの部屋にゆく。するとコレナ・ミレルは誰かの襲われて倒れていた。コレナ・ミレルは自分の記憶を最後まで受け取って欲しいと言い残して死んでしまう。最後にトレスが夢見たコレルの記憶は次のようなものだった。
コレナの部屋に来たデイサンは、輸送船に乗せられた者とは誰も連絡がとれず殺されているという。そこにコレナの父ジャレスが部屋に来たのでデイサンは隠れる。父親は大量虐殺など我々がするわけがないとコレナにいう。進んだテクノロジーに反対する「開発反対派」は、隔離されコロニー惑星への移住を強いられている。実際は人々は行き先も知らず連れて行かれ、行方しれずになるというのは作り話だという。
コレナは父ジャレスにデイサンが隠れていることを教えてしまい連行されてしまう。そして、デイサンたち開発反対派は、社会を混乱に陥れたとして、衆人の前で公開処刑されてしまう。そして「殺せ、殺せ」という市民たちの中で、コレナも同じように叫んでいた。
その後教師となったコレナは、廃墟になった街の中で子供たちに話していた。
「開発反対派は、変わった生活を望んだの、新しいことを嫌がり、テクノロジーも嫌い使おうとしなかった。そして自分たちだけで別の星に移り住むことをきめた」。「しかし、新しい暮らしでもうまくいかず、仲間同士で争ったり、恐ろしい病気がはやったりして自分で滅びたの。悲しいことね。でも私たちはその過ちから学べる」。「この廃墟を見るたびに、彼らのようにかたくなに狭い心を持つことは、いけないと言うことを思いだすために、この門を残してあるのよ」

エナラ人の過去の虐殺の過ちを知ったトレスは、エナラの代表ジョー・ブレルに抗議した。
トレス
「隠そうとしても無駄よ、全部見て知っている。」
「開発反対派を彼らを虐殺しておきながら、罪を自滅したとすり替え、罪を反対派に擦り付け、真実と隠し続けてきた。時がくると罪が風化すると思っていた。」
「行き過ぎた開発の反対するグループがいて、彼らは独自の生き方を追求していた。なのに今は誰一人生き残っていない。あなたたちが殺したから」
エナラ人のジェセン
「もう止めて、エナラ人がそんなひどいことをするわけない、考えられない」
トレス
「正気の沙汰じゃない、妄想や幻覚として片づけるのは簡単だが、私にはできない。だって私もミレルの人生を生きこの身で感じた(テレパシーを受けて)」
「愛する人を裏切った時も、虐殺に荷担したときも、それがエナラは社会のためだと信じていた」。
「コレナ・ミレルは偽らずにすべて見せてくれた。謝罪することも許しを請うこともなく、真実だけを見せてくれた。コレナ・ミレルには、自分が間違っていたことを認めるだけの良心があった」
「それは、あなたたちが持っていないものよ」
このあと、ドラマは艦隊の理念である、他人のもめ事に干渉しないことを貫くため。これ以上このエナラの問題にヴォイジャーとして深入りを避けた。

しかし、トレスは何とかしてこの記憶の事実を、エナラ人が後世に伝えていくべきと思ったが、エナラ人は逆にそのようなことを我々がすることはないと信じトレスに対し怒りをつのらせた。
トレスは艦長から、エナラ人は今、機関室で機材を搬出の準備中であることを教えてもらい、さらに「何か伝えたいことがあるなら、今しかない」。と耳打ちされた。
トレスは機関室に行き真実を確かめてとジェセンに、コレナ・ミレルの記憶を受け継いでくれるよう頼む。ジェセンは考えた末、テレパシーでトレスの記憶を受け取る。それにりコレナ・ミレルの記憶は引き継がれることになる。


先のエピソードの「虐殺の記憶」は自分たちの過ちを認め悔いる話ですが、こちらは全く逆の話になります。過去の過ちを何とか隠したり、論点をすり替えたりする人はいるものです。そして、それらの多くの人は自分の行いを、美談で包み隠し、自分は悪くない善いことをしたと言い聞かそうとする人がいます。
そのような人やそのようなことは、いつの時代にもどこにもありがちなことです。しかし、その中に必ずそれは違うと言う人が出てくるもいるものです。内部告発などはその例でしょう。その勇気ある行いをする少数の人が入ることにより、組織を健全に保つ大きな原動力にもなるのでしょう。
コレナが死に際にベラナに「真実を消さないで。お願いよ」と入ったことが印象てきです。
歴史的に私たちの先輩や祖先がした過ちは過ちでそれを、引き継いでいく勇気は崇高なものだと思もいます。

また、以前の、2014/08/10 ブログの書いた記事、天知る、地知る、子知る、我知るを思い出しました。
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文化や文明に対する支援は、相手のためになるのか

文化や文明に対する支援は、相手のためになるのか

9月29日に書いた「遺伝子工学のこれから」にブログで、同じくスタートレック・エンタープライズシリーズの第80話「ボーダーランド」のなかで、スン博士が言った「全く理解に苦しむ。人間は本来知的な生物のはずじゃないのか? 種を進化させるテクノロジーをなぜ拒む。」の言葉と、先日のブログで書いた、スタートレック・ヴォイジャー第48話の「偽善者の楽園」で、ジャレスとコレナの会話に同じようなことを感じさせる部分がある。
ジャレス「開発反対派の連中が何を考えているかわからない、価値観が違い過ぎる。連中はテクノロジーを捨て原始的な生活に戻れという、通信リンクもマイクロフュージョン動力もない世界でどうやって生きていくのだ。奴らの村を見ろ、家の消毒も手の殺菌もしない、そんなことで悪い病気がはやらないのが不思議なくらいだ」
コレナ「彼らが近くにいると危険だということ?」
ジャレス「そうだ、永いあいだ我慢してきた」

優生人類は自分たちより劣った人類を支配する権利があるとして地球や宇宙を支配しようとし、ジャレスすは科学文明を拒絶するような人は、自分たちの邪魔になるので抹殺してもよいと考えました。
このことは、過去に地球上で実際にそのようなことが繰り返し起こっていました。最も組織的大規模になされたのが、ナチスがユダヤ人に対して行ったホロコストでしょう。しかしそのようなことは、大なり小なり、似たような考えや行いがあるようです。

しかし、現代はそのような過去の歴史から学び、この地球上にはいろいろな文化文明や生き方があり、人々はそれぞれ生きていいるので、私たち地球に住む人はそれ互いに認め合うことが大切だという認識にたっています。
しかし、現実は厳しく今の時点でもこの地球上で争いは絶えないし、争いはなくとも先住民族の人たちは、自由に生活することができずにいる民族が多いと聞きます。それは、先住民族の生活文化を遅れたものとして見ているからだと言えます。

「外部の地域から異質の文化を持つ異質の人々が到来し地元住民を支配し人口を減少させ、被支配てきな立場や植民地的な状況にしてしまった時代に、現地の居住地に生活していた人々の現存する子孫」がいます。これは、国連の先住民族についての作業部会がだした、先住民族についての定義です。
先住民族の中に先進的な文化を受け入れ、家電製品をつかい、インターネットを駆使シている人もいます。また先住民族の中には、現代文明を利用することについて、批判的な民族もいます。しかし、多くの先住民族は、現代の文明や便利な機器を受け入れても、自分たちの民族伝来の文化伝統に誇りを持ち、伝統文化を維持し、伝承していいこうとする意識は強いようです。

だけど、繰り返しになるが主流を占める側の民族が、先住民族を支配し遅れたものという目で見ることが多いようです。そして、先住民族の遅れた文化を教育して近代化させるために、彼らを支配し指導しているのだと、それらを正当化してしまいます。

スタートレックのヴォイジャーのエピソードに「原始惑星の人々」があります。その中に次のようなセリフがあります。

この「原始惑星の人々」の話は、リドス星の会議に出席するため、チャコティー副長とセブンは、デルターフライアーで飛行しているとき、エネルギーバリアに接触し、そのバリアの中に落ちて閉じこめられてしまった。
そのバリアのなかには、リドス人と類以したDNAを持つヴェンツー族が、原始のままの生活をしていた。そのバリアは数百年前にリドス星を訪れた異星人が、リドス人からヴェンツー族を守るため作ったものだた。

バリアに閉じこめられたセブンは、墜落したデルタフライアーの部品で、バリアを解除することに成功する。そこに、バリアが解除されたため、その地域を調査するリドスの遠征隊が調査に訪れ、セブンと会う。
セブン「ここの住民はどうなる」
遠征隊「もちろんかわる、支援をし都市を整備し教育する。ヴェンツー族はこのバリアを消した人物に感謝するだろう。」

「偽善者の楽園」では、遅れたものは抹殺してしまう話ですが、この「原始惑星の人々」では、文化的生活ができるように支援すると言っている。しかしそれが本当にその、原始生活を過ごしている人のためになるのだろうか。
過去の地球の歴史では、西欧の国が植民地をつくるため、東南アジアやアメリカ大陸で、多くの民族に近代的な生活ができるようにした。しかし、その反面今まで守り育ててきた文化や生活が壊されてしまったことも事実です。特に貨幣経済を持ち込んだことにより、ものの価値観が変わり今までなかった争いが生まれてしまいました。


話を「原始惑星の人々」に戻る。
バリアが解けたので、二人がヴォイジャーに帰還して艦長と次の会話をしている。
チャコティー「バリアは戻さなければならない」
セブン「開発にヴェンツー族に有益では?」
チャコティー「有益?何が」
セブン「彼らは知的だ教育や科学技術で生活が向上するだろう」
チャコティー「そのことに自信がもてるか」
セブン「いや自信はない」
艦長「あなたらしくない」
セブン「副長と初めてヴェンツー族に会ったときは、非常に原始的で何の興味がなかった。だが彼らと過ごすにつれ、機知に富み自信に満ちた種族だと分かった。孤立は可能性を狭めるが、だから孤立が終われば自信に満ちた特異な生き方も終わるだろう。」


私は、開発はよくないとは思っていないが、一律の何でも開発してしまうのは、そこに住んでいる人にとって本当によいのか悪いのか。開発をすることにより一世代先、二世代先、いや数世代先はどうなるのかを考える必要があるとおもう。そして守るべきものは守らないと、その人々の文化など自身が持っている、大切なものをなくしてしまうのではないかと思う。そして、それらを捨てて今までより進んだ便利なものを取り込むのがよいのか。また、この話のようにリドスがヴェンツー族に、押し付けようとしている善意の考えがよのか。どちらがよいのかよく考えてなければならないのでしょう。


古人類学で地球上に今までの発掘され人類は二七種類と言われているが、その中で進化して残っているのは、唯一ホモ・サピエンス・サピエンスと自称している、我々の一種しか生き残っていない。残りの二六種類は環境の変化や病気や他の動物に捕食されたり、DNAの劣化などにより絶滅してしまっている。中には今残っている人類の祖先に駆逐されたものもいるかもしれない。他の動物では同じ種の複数が争いながらも生息している。
しかし、人間だけが栄え他の種が生き残っていない。そのことは今地球を支配している人類は、その二六種の人類の幾種かを滅ぼしてしまったのだろうか。また神は、高度な知性と知能を得るの種族は一種だけしか生き残ることができないようにしたのだろうか。その答えは私には解らない。
一つ言えることは、もし私たちの地球上にヴェンツー族のような種がいるとしたら、いまの地球人はそれと共存できるだろうか。

それとも、リドス星のようにその地域にバリアが張られていて、それがあるとき解除されたとき、私たち地球人はその原始民族にどのように向き合おうだろうか。
リドス人のように、支援をし都市を整備し教育するだろうか。また、数百年前にリドス星に異星人が訪れた時のように、絶滅に追い込むような方向に向かうようなことをしてしまわないだろうか。
そもそも、人間によくにた種に対して思うだろうか。知性・体力・容姿などに対して興味を持ち、次にそれが恐れに変わり敵対していくだろうか、それともお互いに受容する方向に進むだろうか。

このエピソードの中で、セブンは道に迷い寒さに凍えているとき、ヴェンツー族の少女が身近にある草や石などを使って発熱させ火を起こすシーンがある。セブンはかつて人間であったが幼い時にボーグに同化された人間です。ボーグはナノテクノロジーで人体を機械化され多くの優れた技術を持った種族を同化させていく異星人です。そのかつてハイテクの塊のようなセブンが、原始の生活を送る少女が、機知に富み自信に満ちているとに興味を持つのです。

もし、神は知性と知能を得るの種族は一種だけとするなら、今ハイテクな豊かな生活を送る種と、原始的だが機知に富み自信に満ちた種ならどちらを残すであろう。
そう考えると、今の私たちの文化的で科学技術が進んで、便利になった生活を見直していかないと、この人類がいつまでも繁栄し続けることができるのかと思う。
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相手の気持ちを考えることが本当に最善なのか

相手の気持ちを考えることが本当に最善なのか

学校などで子供たちの間で、いじめやけんかなどの問題が起こったときに、指導の中でほとんど、次のような言葉が使われていると思う。
・「相手の気持ちを考えなさい」
・「反省して、反省文をかきなさい」
この二つのことで本当に、当人は反省して問題が解決するだろうか。反省しなさいばかり言っていると、表向きだけの反省上手になってしまう。

私は以前からこのことに疑問を感じていたが、最近この方法は間違っていと、より強く思うようになってきています。
それよりむしろ。
・「自分の言い分や気持ちや意見を言いなさい」
・「どうして欲しかったか、どう言って欲しかった」
と聞くことにより、自分の行ったことに気づかせることが大切だと思う。
しかし、この二つのことを聞き出すのは、簡単なことではないです。

このそれぞれの二つの言葉どちらもよく似ている。
前に上げた方の、
「相手の気持ちを考えなさい」も「反省しなさい」も同じで、反省ばかりさせていると謝り上手になり、適当に謝っていると済むことを学習してしまいます。そのことは、本心から自分の行いを悔いることができず、本心からの反省にはつながらないのではないかと思うのです。


あとの二つのことばも似ているところがある。
「自分の意見を言う」も「どうして欲しかった」は、自分と向き合わせる、そのときの自分がどのようであったかを掘り起こし気付かせることになります。そして、それは問題行為の原因を見つめることになり、その回避するための方法や、解決をする方法を考えるきっかけにもなります。それにより、過去の行為に対して反省していなくても、新たな問題になる行為を避けることができると思います。そしてそのことを繰り返しいくうち、以前の行為と比べることができると、反省ができるようになってくると思います。
本当の反省はそこから生まれるのではないでしょうか。


いじめをなくす運動が最近盛んになってきました。文部科学省も、いじめをなくすための、新たな会議を設置して、取り組みを始めています。
しかし、そのなかで依然として上げられているのが、「相手をいたわりる心」「優しい心」を持つことの育成が上げられています。
しかし、私はそればかりしていては、周囲のことを気にしてばかりいる子供になり、自分の考えや意見を主張する子供が育つでしょうか。
いま、道徳教育の教科化が話題になっていますが、それにより道徳が評価の対象になり、表向きのことばかり考える人を育てることにならないか心配です。
そして、国の検定教科書が使われることになると、今まで自治体や現場の学校の実状にあった教材が使いにくくなり、子供の心に寄り添い実状に合った指導ができにくくなるのではないかと思います。

いままで、道徳教育に対してその難しさや多様な子供の中で、教師自身が教科指導に比べて消極的だったこと事実で、それに対して反省をしなくてはならないです。
だからといって、上からこの教材でしなさいと押しつけるのは、いかがなものと思う。それより、教師自身が道徳教育への取り組みを考えることができる環境づくりの方が大切です。以前から、学校・教師と保護者との関係や学校事務が多忙で子供と向き合う時間が取りにくいといわれてきました。さらに今、学校の現場は学力テストの公表や、学校間に競争原理を取り入れ、教科指導をさらに充実するように強いてきています。その上、国は文系より理系に力を入れる方針のようです。それでは、情操教育はどのようにしていくのでしょうか。これからは、学校や教育界は大変な時代だと言えると思います。
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ネット世界の今は

グーグルでネット検索をしていていると、検索サイトの入力枠に文字を入れていくと、その文字に続く候補が自動的に表示されます。例えば○○会社のことを調べようと、「○○」と検索欄に入力すると、○○会社 電話番号や、○○会社 その会社が製造してる商品のブランド名などが候補としてあがってくる。これは、サジェスト機能というものだそうです。
パソコンや携帯メールでの文字入力や日本語変換機能では、オートコンプリートがあがこちらは、パソコンが過去に入力した文字のデータを記憶していて、再入力の手間を省くものです。
この二つの機能はよく似ているが、全く違うもので大きく違う点がある。そして、オートコンプリート機能は、ちょっとおせっかいに感じるが、入力の時間短縮ができ便利な機能です。

しかし、サジェスト機能はグーグルで検索しようと、入力された言葉が蓄積され、多く入力されたものほど検索候補として上位に表示されるそうです。

今、朝日新聞と入力すると、慰安婦 捏造と出てきます。さらに不買運動と関連性がないものも出てきます。
さらに、中国や韓国と入力してみると、崩壊など意味不明な候補が上がってきます。
また、舛添と入力してみると、在日とか創価などが上がってきています。ここに書くのにはばかるようなものもありました。
安倍晋三と入力すると、Facebook や統一協会 功績などが上がってきます。
これらの上がってきた候補で表示されるサイトを見ると、その中に悪意に満ちた悪口ばかりが並べられているWebページがほとんどです。
この中で唯一違うのは、安倍晋三の、Facebookで安部氏自身が立ち上げている?フェーズブックの紹介でした。?を付けたのは私自身確認していないからです。たぶん本物と思いますが。

これらの上位に上がってくるものは、多くの人がそのような言葉で検索しているのは確かのようです。しかし、中には意図的に悪意を持って候補を上位にくるようされているものもあると聞きます。
ある程度タレントや政治家などの公人に対しての、批評や批判などがあっても仕方ないですが、それが攻撃や貶めるものになると、許されるものではないです。

また、ある会社が自社の商品や自分のお店が儲かるように、特定の商品を褒める言葉を、何回も検索したり。逆に人の悪口や特定の商品の悪い点を意図的に何回も検索にかけることをしている人もいるときいます。またそれをするソフトもあるとききます。

しかし、先に述べたがこれらのことは法に触れるものであったり、その恐れが十二分にあるものと言えます。しかし、最近ネット検索をして異常に変な候補が、上位に上がってくるのが多いと感じるのは私だけだろうか。


また、サジェスト機能とは別の話で、ネットショッピングなどをすると、今まで買い物をしたり、閲覧したりしたものの関連商品や、それによく似たものが優先的に表示される。こちらの方は常に自分のネット利用を監視されているようで非常に気になるものです。
グーグルやヤフーなどの検索サイトはユーザの履歴を残しているので、そのようなことが可能なのであろう。最近作られた検索サイトのDuckDuckGoは、履歴を残していないそうですが。どのような会社か私は今一つよくしらないのであまり使っていない。


また、ブログで広告の入る無料ブログを閲覧すると。最近インターネットで調べた商品の広告がでてきます。今まででていなかったのに、ある日特定の商品についてネットで調べると、その広告がブログに急にでるようになる。こちらの方はどういう仕組みでそれらが表示される仕組みになっているのだろうか。
使っているブラウザがそうしているのか、パソコンがそうなっているのか、またネットサービス会社がそうなのか。
いずれにしろ、自分がネットサーフィンをしてるのを常に監視されていることは事実のようです。
それを考えると、なんだかだんだん生きにく世の中になってきました。現実の世界の町中防犯カメラ監視カメラがつき、中には撮つた人を追跡することもできる。ネット上の世界も監視される。そして、ツイッターやブログで書いたことも常に監視され続ける。それらを考えると、隠遁する方がいいかもれないと思いたくなるほどです。
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肱股の臣

「肱股の臣」とは、手足となって働く臣下のこと

肱は肘のことで、股は叉のことです。中国語では上腕骨すなわち二の腕の骨を「肱骨」と書き、大腿骨すなわち太ももの骨を「股骨」と書きます。どちらも体の主の思うままに動かすことができることから「肱股の臣」と言います。
しかし、太極拳をしていると、自分の思っているとおり体や四肢が動かせるかと言うと、そうでないことが多いようです。例えば両腕をまっすぐ前に出し上げる動作をするとき、腕だけでなく肩も上げながら腕を上げてしまう人がいます。
そこで、太極拳なら正しい身体の動きをするため、には先日書いたように、イメージを意識しながらからだを動かすことと、もう一つは動作をするとき自分の身体のどの部分をどのように動かすかを考え見直し感じながらすることが大切だと思う。
例えば歩くのに、身体より後ろにある足で地面を蹴り、身体を前に移動させ、後ろにあった足は中を浮き前にでる。そのとき爪先と膝は同じ方向を向いているのか。どちらの方向に向いているのか。前に進むなら前方向を向いていて、外側に向いているなら、着地したときに身体はその足先の向いている方向に向いていくべきです。身体がその方向に向いていかないと膝がねじれてしまうと思う。そのようなことには関係なく、スタコラと身体を前に移動させているだけなら、自分のからだを全く意識していないことになる。
普段そのようなことを意識してからだを動かす必要などはないが、そのようなからだの動かし方をする習慣を付ける必要があると思う。
そのためには、日頃から毎日一定の時間をとり、じっくりと自分の体と向き合って感じながら動かすのがよいのでしょう。
私のとっては、週に一回の太極拳教室に通うことと、毎日の早朝の散歩がそれにあてています。

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直観

アメリカのSFテレビ映画のスタートレックのヴォイジャーのエピソード「裏切られたメッセージ」の一こまに次のようなやりとりがある。

ジェイウェイ艦長とセブンとがベロシティーというホログラムゲームをしているとこから始まる。
(*セブン:子供のころボーグという改造人間に同化されていたが、ジェイウェイらに助け出され、サイバネティック機会を取り除かれ人間の身体を取り戻してきている。
*ホロブラム:コンピュータで3次元イメージを再現し実体験できるもの。*ベロシティー:二人で競技し円盤を打ち落とすもの)この物語の内容とこれから紹介する冒頭の部分は、そのエピソードとは直接関係するものではないです。

ジェインウェイとセブン・オブ・ナインが、ホロデッキの中に円盤が縦横無尽に飛び回っている円盤を互に撃ち合っている。ジェインウェイは壁にぶつかり転んだが向かってくる円盤を打ち落としゲームオーバになり、『勝負あり。ジェインウェイ。勝者、ジェインウェイ。』とコンピューターが言う。
ジェインウェイ「やるわね」
セブン「そっちがな。」
ジェインウェイ「10ゲーム中 4ゲームはあなたが取ったのよ。立派じゃない?」
「それがおかしいのだ。視力とスタミナは私の方が勝る、全勝しても当然なのに」
ジェインウェイ「ヴェロシティに大切なのはスタミナじゃなくて機転よ。」
セブン「あなたは腹の立つ敵だ。ファイナルラウンドでフェイザーを落とした後、ディスクを見ていなかったにも関わらずターゲットにヒットさせた。何故だ」
ジェインウェイ「直感よ。」
セブン「直感は単なる思い込みだ。予知能力など有り得ない」
ジェインウェイ「予知とは違う。無意識に心のどこかで気づいてるの、いくつかの要因にね。壁に当てた後のディスクの軌跡や、戻ってくる時の音。壁に映る影」
セブン「とても信じがたい」
ジェインウェイ「とにかく、私の勝ちよ」
セブン「もう一勝負だ」
ジェインウェイ「今度ね」
   以下略 ・・・

ここで、セブンは直感と思いこみを同等に使っていますが。日常生活の中でも「直感」を「思い込み」と同じように使ってしまうことがあるようです。

辞書を引くと、
広辞苑では、【直感】説明や証明を経ないで、物事の真相を心で直ちに感じること。
明鏡国語辞典では、【直感】推理や考察によらず、感覚によって物事の状況などを瞬時に感じ取ること。
となっています。
【予知】は、前もって知ること
【思い込む】は、すっかり信じてしまう。根拠もないのに固く信じてしまう。
 となっています。


最近なにかにつけ、根拠をしめせとか、ことの後には説明責任を問われることが多い。
そのため、直感で物事を進めるのは、よくないことのように言われることがある。
しかし、そればかりではすべてのものが上手く進むとは限らない。早急に結論をだし行動に移さなければならないこともある。そのような時は裏付けがある「直感に従う」ことも必要なときもある。
人の脳は自分が意識していない、意識の潜在下での情報をも取り入れて、それを分析して経験的に正しいと思う、判断をすることができる。

例えば、瞬時に判断をしなければならないことがある。
バトミントンの潮田玲子さんは時速250Kmで飛び交うシャトルを追うことができるそうです。そのうえコートを20分割にしてみていると言っています。他のトップアスリートは同じように、凡人にとっては神業のように、相手やボールなどを見て競技しているのでしょう。
また、卸売市場で青果物の競や、漁港で水揚げされたばかりの魚を競っているのを、テレビの番組などで見ることがある。そこでは、猛烈なスピードでその品質や鮮度などを瞬時に見分けて競り落としている。
これは、潮田選手や卸のセリ業者などは、磨き抜かれた優れた能力である。しかし、日常の生活の中にも直感で判断し行動していることの方がむしろ多いと思う。

それらのことは、今までの経験と培ってきた鋭利な感覚とで、それらのものを分析し見分けているものです。それが直感であり直感はジェインウェイ艦長が「無意識に心のどこかで気づいてるの・・・・」と言うように、けっして思い込みとは違うと言える。そして、この直感を磨いていければと思います。

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アイヌの「クマ送り」


北海道でアイヌのお土産といえば、その一つにクマの彫り物を思い浮かべます。また、ヒグマを飼っていると多くの人が思っています。しかし、アイヌの人たちの文化について書いた本を読んでいるとそうではないようです。

アイヌの儀式の一つに「クマ送り」というのがあるそうです。

アイヌでカムイと言えばクマのことを指したりします。それは、クマはカムイの代表的なものだからだそうです。

アイヌの人たちにとって自然のあらゆるものはカムイと考えます。そして、その一番上になるのがクマだそうです。
クマのカムイは、自分たちの村を訪れるとき、毛皮と爪をみにまといやってきて、食料も提供してくれる。
アイヌの人たちにとってクマを狩猟することは、クマのカムイがやってきてくれて、毛皮と爪と肝や肉を持ってきてくれる考えるそうです。それも、たくさんとれる他のシカやシャケなどより価値のあるものと見ています。
そのことに対して感謝の気持ちを込めて、クマ送りという霊送りの儀礼をするそうです。
そして、冬の冬眠中のクマを射止めてると、クマは毛皮や肝アイヌに与えて、親のクマの魂はカムイ・モシリに変えていきます。しかし、小グマはまだ帰る力なないので帰れない、そこでアイヌの人たちは、自分の村に連れ帰り里子として育てるそうです。そして、育てられた小クマは2年ほどしたら山に帰されるのですが、そのとき人間から育てられたことと、カムイ・モシリに帰る儀式が盛大に行われます。そして、カムイ・モシリに帰ったクマのカムイは、仲間のカムイに、盛大に見送ってくれたことを伝えます。また、2年間育ててくれた歓待の様子を伝えるいわれています。
それにより、仲間のクマのカムイは、「我々も来年は訪れてみよう」ということになり、アイヌの村はその翌年、多くのカムイが訪れ、狩猟の獲物などの食べ物を得ることができると考えられています。

このことは、大地の恵みを授かっているのは、我々人間であるアイヌの人たちで、それに対して礼を尽くさないと、自然の一員である人間である自分たちは、その自然からはじき出されてしまうというような考えがあるのでしょう。
どうも今の文化人は自然を征服する、自然をコントロールする事が文化的科学的だと考えてしまっています。しかし、最近起きている大きな自然災害をみても、人間の力はそれに対して非常に弱いものでしかないです。そのことを改めてこの、アイヌのクマに対する行いから学べることがたくさんあるように思うのです。

クマの神であるカムイがアイヌのところに、毛皮と肝と肉と爪を届けにやってくる。実際はアイヌが狩猟に出かけるのですが。そして冬には冬眠中のクマを戴くのですが、クマは冬眠中に子供を産むので、そのとき小クマは生きられなくなります。そのため、小グマを親クマに代わり引き取り育てる。そして、クマが成長すると山に帰すわけです。
このことは、アイヌは自然と共棲していて決して、自然を征服するなどの思いはないのです。そして親グマに代わり育てることは感謝しているあらわれといえます。
また、小クマには必要以上の面倒をみるのでなく、人間をおそれるように育てるとも聞きます。それによりクマは人間を恐れアイヌの村に近づかないそうです。
クマのカムイがアイヌに毛皮と肝と爪と肉を持ってくると言う考えも面白いとです。一般的に神と考えるなら、恐れ敬いお供えをするが、アイヌのカムイはどうやら同等の関係にあるのだろうと思います。カムイがアイヌのところにいろいろなものを持ってきて、その代わりに小グマを育てる。そして大きくなると山に帰し、親グマになるとクマはアイヌに贈り物を持ってくる。これが繰り返されるのです。なんとも、持ちつ持たれつの関係といえ、近代的な金融経済の競争の価値観では考えられないものです。
このような世界もあることは知って起きたいものです。
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アッシジのフランチェスコの「平和の祈り」

アッシジのフランチェスコの「平和の祈り」がある。

ああ主よ
 私をあなたの平和の道具としてください
私を
 憎しみのあるところに愛をもたらす者としてください
 争いのあるところに赦しを
 分裂あるところに一致をもたらす者としてください
私に
 理解されることよりも 理解することを
 愛されることよりも 愛することを
 求めさせてください
私たちは
 自ら与えるので受け
 赦すので赦され
 自分の身を捨てて死ぬので
 永遠の生命を得るのです
     (「アッシジのフランチェスコ」川下勝 清水書院より)

この祈りの詩は、フランチェスコの精神に基づいて、第一次世界大戦時に、人類の和解を願って北フランスで作られたものです。作者不明の詩ですが、フランチェスコの平和への願いがよく顕されているとされれいます。



・憎しみ在るところに愛をもたらし
・争い在るところに赦すことを
・分裂在るとところに一致を
・理解されることより理解することを
・愛されることより愛することを

これらのことは、今の地球上のすべてに求められることでしょう。それは、国家間、民族間などの争いだけでなく、すべての人の生活の中にも言えることです。

人を赦すことは、言葉では簡単に言えますが、現実にはいろいろないきさつがありなかなかできないものです。

人と意見を一致させることの大切さは、解っていてもお互いの関係や、第三者との関係が入り組んでくると、たやすいものではないです。

相手を解り合う大切さが分かっていても、自分の心の中の感情が受け入れないことがあります。

求め多き人間は愛することより、愛されることを望んでしまいます。見返りなき愛は言うは易し行うは難しです。

しかし、フランチェスコは、まずは自分が争い憎しみ在るところに身を置いて、その現状をみることにより、赦し一致し解り愛することを実践していこうとしたのでしょう。

現在のローマ法王の法王名はこの聖フランチェスコからとったものです。カトリック教会だけでなく、世界中がこの「平和の祈り」に込められた世界が訪れるように。
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■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。
・記事に意見をシテいただいてもいいですが( ^o^)

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記事へのコメント
  • 春闘、集中回答日
    竹林泉水 (03/14)
    雑草Zさん コメントありがとうございます

    新自由主義の資本主義では当たり前なのでしょう。

    灘の大手酒造会社が、まだ個人商店経営のときの、次のようなかくんがありあ
  • 春闘、集中回答日
    ☘雑草Z☘ (03/13)
    簡潔で有意義な記事です。
    臨時雇用や派遣社員に対する不公平は、よくある議論ですが(それも大切です)、

    >大企業の賃上げのしわ寄せが、下請け企業の負担によって
  • 利益政治
    竹林泉水 (03/06)
     そうですね、住民が置き去りな物事のすすめかた。日本に限らずいたるとこでみられますね、
  • 利益政治
    風と雲 (03/04)
    現役の頃 ある業界団体で企業委員として、政府の政策に関する提案書を討議する会議に何回か出席したことがあります。驚いたのは、そこで配布された分厚い大部の会議資料で
  • 憂き世の年か浮き世の年か
    竹林泉水 (01/04)
    新春のご挨拶 お礼申し上げます
    今年もよろしくお願いもうしあげます。

    新年そうそう、能登での大地震 また、航空機事故 驚かされることしきりです。

    これで、強欲な
  • 憂き世の年か浮き世の年か
    荒野鷹虎 (01/02)
    今年もよろしくお願い致します。!
    新春早々能登地震に見舞われ自然の驚異には、勝てませんですね。怖い)
  • 地球脱出プランは
    竹林泉水 (12/29)
    荒野鷹虎 コメントありがとうございます

    いつも記事を読ましていただいています。
    来年もよい記事を期待しています。
  • 地球脱出プランは
    荒野鷹虎 (12/28)
    何時もご訪問応援ありがとうございます。
    今年は大変お世話になりました。!
    来年もよろしくお願い致します。また来ます。!
  • ガザ地区北部のイスラエル編入
    竹林泉水 (11/15)
    国連はもともと、第二次世界大戦の連合国が理事国になっている。G7も欧米諸国で由一アジアの国は日本で、イスラエルよりだ。
    奈良時代からシルクロードを通じ中東と関係が
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