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二位の尼の入水

平家物語によれば
安徳天皇は、壇ノ浦の合戦で源義経に討伐されてしまいました。

その時、安徳天皇とともに入水したのが、平清盛の妻、建礼門院・平徳子の母、そして、安徳天皇の祖母である二位の尼殿である平時子でした。三種の神器の「神璽(勾玉)」「宝剣(草なぎの剣)」を携え、安徳天皇を抱きました。

「われは女なれど、敵の手にはかかるまじ。安徳天皇のお供をする。御志を持つ人は、急ぎ続きたまえ」
八歳の安徳天皇は、
「尼前は、われをどこへ連れて行こうとするのだ」と尋ねると。
時子は、
「君はいまだ知らないのですが、前世の十善戒行の御力で今、万乗の帝王として生まれました。されども、悪縁に引かれ、御運すでに尽きました。まず、東へ向かって手を合わせ、伊勢神宮においとまを申してください。その後は、西へ手を合わせ、西方浄土の迎えがくるように、念仏してください」
さらに時子は、
「この国は、粟散辺土と申し、もの憂いところです。あの波の下にこそ、極楽浄土という、めでたい都があります。そこへ、お連れして参ります」といい、安徳天皇を抱き
「波の底にも都がございますぞ」言って、海の底の水屑となりました。

この国は前政権党の時から、粟粒が散らばる辺鄙な国となり、思うように物事が進まず息苦しいところです。波の下には一切の苦しみや悩みから解き放たれた安楽の世界があり、これからそこへつれていってあげる。
選挙に大勝た与党たちは言っているようです。

しかしそこは西方浄土でも極楽浄土でも竜宮でもなく、ただ、平家の恨みと苦しみを甲羅に秦武文の怨みを抱いた霊であるといわれる武文蟹(平家蟹)が貝を背負って身を隠しながら生きている場所でした。


しかしそこは西方浄土でも極楽浄土でも竜宮でもなく、ただ、甲羅に秦武文の怨みを抱いた霊であるといわれる武文蟹(平家蟹)が棲んでいました。そしていまも平家の恨みと苦しみをも甲羅に背負った平家蟹が、貝を背負ってその怨霊の醜い甲羅を見せまいと、身を隠しながら生きているるのです。
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テーマ : このままで、いいのか日本
ジャンル : 政治・経済

■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
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・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

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記事へのコメント
  • 臨時国会の開催はいつか
    風と雲 (08/04)
    一体今の日本はどうなってしまったのだろうかと思う。アベ内閣も与党も憲法に違反することを完全に無視して悪びれもせず堂々と実行してきた。、政府高官も最高裁も報道機関
  • 難病と尊厳死
    竹林泉水 (07/29)
    コメントありがとうございます。

    自ら生きる権利、自ら死ぬ権利があるのはよくわかります。
    それにはどちらも人・個人としての尊厳が保たれている必要がある考えます。
  • 難病と尊厳死
    風と雲 (07/28)
    意識して自ら命を絶つことができるのは人間だけだと思います。人には生きる権利と自由があるように、自らの命を絶つ権利も自由もあって然るべきではないでしょうか。このA
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (07/01)
     自分よりも周りを優先する集団主義的な考えが同調圧力などがまかり通る社会なことについて前に
    >日本的なこの価値観は、海外から見たら奇異の目でしか見られないでしょ
  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

     日本はやはり集団主義が根強い社会であり、いわゆる「ムラ」社会的価値感が強い為に変に「和」を重んじる傾向の上に上の言うことは絶対だという
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    竹林泉水 (06/26)
    なんで日本人は欧米人に対してコンプレックスを持っているのだろうか。明治政府は今までの幕藩体制をぶっ壊し廃藩置県をし、国内の不平不満のエネルギーを外に敵を作ること
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    アジシオ次郎 (06/25)
     こんにちは。

     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
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