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密告条令

兵庫県小野市で市福祉給付制度適正化条例案が27日、市議会本会議で賛成多数で可決ました。この条例はパチンコやギャンブルで遊興しているのを見つけた市民に対して密告、通報を義務づける条令です。また、この条例では生活保護受給者がパチンコなどの遊興をすることを禁止しています。
私自身も生活保護受給者がパチンコなどをするよりも、その受給費をそれ以外の有効なことに使うべきだと思います。また、市の行政サービスとして、生活自給者に自立支援のための、生活や職業の相談斡旋を行うべきもです。
しかし、そのようなことを行わず一律に法律や自治体の条例などで禁止したり、それを密告するような通報義務を市民に課すのは間違っていると思います。
蓬莱市長は「全国からの多くの賛同を得た。監視社会など批判、否定された事態は生じないと考えている」と言っていますが。
そのような短絡的な発想の考えと内容の条例を作ること自体、市としての生活保護受給者への生活相談などの支援などをすることを、市としてまたその市のかじ取りをする、無責任にも放棄しすると言っているようなもだと私は感じます。
そして、地域の隣人同士が長年かかって築いてきたのコミニティーが、この密告制度により崩壊してしまう恐れもあるでしょう。

そして何より怖いのは、この条例の成立をしたことに対して、賛同をする人が多いことです。わたしは、生活保護受給者がパチンコをしてもよいと言っているのではないです。その前に行政は不正受給者に対しては厳しく対処し、仕事に就きたくとも就けず貧困に喘いでいる受給者に対し、生活の自立支援をもっとすべきことがあると言いたいです。
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日本の美しい風景

日本の美しい風景として、里山の田園風景を、あげる人は多いです。全国各地の農村は少子化と労働人口の流失による、過疎化により農業自体が衰退してし待っているところが多いです。
農業や里山での生活は労働が過酷なだけでなく展望が見通せず、若い人が都会で暮らし働くことへ憧れ、若い労働力の流出で人口が減り、農業産業自体がますます展望が見込めなくなってきています。

日本の農業は、アメリカやフランスなどの農産物輸出国とは違い、平野で行われているだけでなく、山岳地帯で行われているところも多いです。そしてそのような農村地帯は、機械の導入が難しく農作業も人の労力により行われ、その労働も急な坂道を水や重い荷物を担いで上がり下がりするなど過酷なものです。
そしてその山岳地帯での農村風景は、里山と言われているところです。そのような豊かな自然にあふれる美しい里山を守るのは、機械化を進めることによって守られるのでなく、多くの作業は人の手による人海戦術での多くの人の手が必要です。山岳地帯の段々畑などの里山は、一人の労働力でなく、村の人の大勢の労働力の共同作業によって開墾され守られてきたものです。

美しい風景を守りそれを発展させると、一口に言うのは簡単ですが、それを実現させるには多くの労働力と、それを確保するための努力と、そのシステムを創造し作り働かせるための英知が必要です。そしてそのためには日本人の物質への価値観と労働への価値観の転換が必要だと思います。戦後日本は、戦争での国土の荒廃や社会的な荒廃から復興させるため、物質への価値の比重に重きをいてきました。そして高度成長でその目標は達成されましたが、その戦後の復興の価値観はそのままです。
そろそろもうその物質偏重の価値観は見直してもよいとおもうのですが、この世界的不景気からの脱却として、口では心の大切さを訴えながらも、依然物質偏重への政策はますます加速していくようです。

しかし、このことは日本だけに言えることでなく、多かれ少なかれ世界中のどの国でも同じと言えます。そのようななか、清貧の聖者アッシジの聖フランシスコの名をとった、ローマ法王フランシスコ一世が誕生したことは、意味の大きいことだと私は受け止めたいと考えています。

また、中国は今まで人口急増を抑えるため、少子化政策を推し進めてきました。また、貧しい中国から豊かな強い中国へなるため、市場経済政策を導入し経済や工業が発展し高度経済成長を続けています、それにより農村から都市部への人工流入と、農村への工場誘致などのより農村が荒廃してきていると聞きます。
そして、日本もそうであったように、貧困の農村から農閑期に都市部に出稼ぎに働きにきた人が、都市に住み着いてしまうことも多く、農村での人工の流出と、都市でのスラムが増えていっているようです。
そのように日本と同じ道を中国も歩もうとしています。
隣国のことだからあまり関係がないように思ってしまいますが、隣国の農業の荒廃や自然環境の荒廃は、日本にも大きな影響を与えます。毎年この時期になると増える黄砂は、年々中国内陸部の砂漠の拡大で、増えてきているともいいます。また、工業の発展により過去に日本も経験した、工場や自動車の煤煙などによる、PF2.5も日本に来ると言われています。

物質文明偏重への価値観は、一つの国の問題でなく、世界の国々の問題です。このことは、今に始まったことでなく、文明が進んでゆくにつれ、今まであった文明が滅びていくものです。日本における近代登山の開拓者ウェストンが大正14年に出版した「知られざる日本を旅して」のなかで「明日の日本が、外面的な物質的進歩と改革の分野において、今日の日本よりはるかに富んだ、おそらくある点ではよりよい国になるのは確かなことだろう。しかし、昨日の日本がそうであったように、昔のように素朴で絵のような美しい国なることはけっしてあるまい」。と「逝きしよの面影」で渡辺京二は紹介しています。このように過ぎ去るものを止められるできないもので、それを受け止めないといけないでしょう。
明治以降の日本の近世の文明が滅亡のもとに築き上げられていることを、渡辺は同じ本で、明治6年に来日した、チェンバレンの「日本事物誌」の次のような言葉を紹介しています。「古い日本は死んだのである。亡骸を処理する作法はただ一つ、それを埋葬することである。・・・・・・このささやかな本は、いわば、その墓碑銘たらんとするもので、亡くなった人の多くの非凡な美徳のみならす、また彼の弱点をも記録するものである」と紹介しいます。
過去の日本は美しかったといい、もう一度その美しさを取り戻そうと言っていますが、逝って埋葬された亡骸を掘り返してもう一度、古に学ぶことも一つの方法ですが、それには現代の日本は火葬で灰しか残っていないいので、どれだけの事を過去から学べるでしょうか。
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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

■竹林乃方丈庵の主から■

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記事へのコメント
  • 臨時国会の開催はいつか
    風と雲 (08/04)
    一体今の日本はどうなってしまったのだろうかと思う。アベ内閣も与党も憲法に違反することを完全に無視して悪びれもせず堂々と実行してきた。、政府高官も最高裁も報道機関
  • 難病と尊厳死
    竹林泉水 (07/29)
    コメントありがとうございます。

    自ら生きる権利、自ら死ぬ権利があるのはよくわかります。
    それにはどちらも人・個人としての尊厳が保たれている必要がある考えます。
  • 難病と尊厳死
    風と雲 (07/28)
    意識して自ら命を絶つことができるのは人間だけだと思います。人には生きる権利と自由があるように、自らの命を絶つ権利も自由もあって然るべきではないでしょうか。このA
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (07/01)
     自分よりも周りを優先する集団主義的な考えが同調圧力などがまかり通る社会なことについて前に
    >日本的なこの価値観は、海外から見たら奇異の目でしか見られないでしょ
  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

     日本はやはり集団主義が根強い社会であり、いわゆる「ムラ」社会的価値感が強い為に変に「和」を重んじる傾向の上に上の言うことは絶対だという
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    竹林泉水 (06/26)
    なんで日本人は欧米人に対してコンプレックスを持っているのだろうか。明治政府は今までの幕藩体制をぶっ壊し廃藩置県をし、国内の不平不満のエネルギーを外に敵を作ること
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    アジシオ次郎 (06/25)
     こんにちは。

     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
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