義足のアスリート
ロンドンオリンピックで5日、陸上の男子400メートル準決勝に、生まれつき腓骨を持たずに生まれ1歳のときに両足の膝から下を切断したオスカー・ピストリウス選手が、カーボン・グラファイト製の義足をつけて走りました。
残念ながら成績は46秒54で予選通過にはなりませんでした。しかし、両脚が義足の選手として史上初めて五輪に出場した選手が登場したことは、オリンピックだけでなく世界の障碍者が普通に生きて行こうとするうえで画期的なことだと言えます。
ピストリウス選手は出場にあたって「大きな名誉。長年の激しい訓練や決意、犠牲が実を結んだ」と言っていたが、予選を通過できずに残念でした、しかし9日に行われる1600メートルリレー予選にも出場するのでそれに期待したいです。
2004年1月。その年の9月のパラリンピック陸上200メートルで金メダルを取るなど障害者スポーツの頂に達したひとです。
健常者の大会に参加しようとすると、国際陸上競技連盟は08年1月、弾力性のあるカーボン繊維性の義足が推進力を与え、規則に抵触すると判断し、健常者の大会へ参加を認められなかったです。しかしスポーツ仲裁裁判所は、「有利であると十分に証明されていない」として、国際大会で走ることが実現したのです。
健常者の大会に参加しようとすると、国際陸上競技連盟は08年1月、弾力性のあるカーボン繊維性の義足が推進力を与え、規則に抵触すると判断し、健常者の大会へ参加を認められなかったです。しかしスポーツ仲裁裁判所は、「有利であると十分に証明されていない」として、国際大会で走ることが実現したのです。
このことは、オリンピックだけでなく障碍がある人が、健常な人と共に同等な生活や活動ができることへの、大きな一歩となるでしょう。