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豊住書店とベニヤ書店

去年の暮れに、近鉄奈良駅の近くにある二つの書店のことを書いた。
その後わかったことですが、その書店の一つ「豊住書店」は、江戸時代に伊賀上野にて創業し、日本で3番目に古い歴史ある書店だそうです。明治時代に三条通の角振町に店を構え、大正時代に現在の東向北商店街に移転したということです。
この書店のすぐ近くには、「大学堂」という古書店もありこちらも覗いてみるのもよいでしょう。
最近の書店いやBOOKSTOREは雑誌やコミック本などが中心であまり魅力を感じないが、この書店は教養・学術系の書籍を中心に置いてあり、店の主人の方針がよく現れているようです。また、奈良の歴史に関する書籍も数多く取りそろえてある。
さらに、店主がこまめに調べたのか岩波文庫などには「絶版」「当分重版予定なし」の帯を付けています。

ブックカバーのことを「書皮」と呼ぶそうですが、豊住書店の書皮は、2007年に書皮大賞を受賞したそうです。
2007年 書皮大賞 受賞書皮
http://bcover.la.coocan.jp/taisyo/07taisyo-toyozumi.html


    選挙3

このブックカバーは人気があり、わざわざこのブックカバーを手に入れるために本を買いに来る人もいるとか。

それと、もう一つ紹介した「ベニヤ書店」
外観は正面に扉や窓はなく全面開放されてた造り。店口は雑誌を並べている台が置かれて、なぜか時々猫が鎮座しています。この猫店の名物店主のようです。木の本棚は時代物でなつかしい重いがする。
この二つの店とも、岩波文庫や岩波新書や講談社学術文庫や、岩波ブックレッド等も置いてあるなど、新刊本やベストセラーよりも、絶版になった本や稀有な本が多いです。
この店の向かいに、小間物やがあります。家庭でつかう雑貨類の荒物が所狭しと置かれています。

この2つの書店は東向北商店街と書きましたが、性格には、二条通りから入った所の豊住書店があるのは東向北商店街で、その突き当たり奈良女子大の近くあるベニヤ書店があるのは花芝商店街です。

新刊書やベストセラーやコミックが置いてないので、このような店ははやるのかと思い、お店の人に奈良女子大の学生さんが多いのですかと聞くと、女子大には生協や書店が入っているので、学生さんはそちらを利用すると言っていました。そこで、女子大の学生会館に言って生協と書店を覗いてみましたが。生協の書店部は授業などに関連する本が多く、書店は出版して時間がたつ本も置いてあるが今一つでした。この富住書店とベニヤ書店のほうが遙かに私には勝っていました。


翻訳

日本は翻訳大国だそうだ、日本ほど外国の古典文学を始め、学術書や評論、エッセイ種など、様々な海外の書物が翻訳され出版されている。それも英国や仏国や米国だけでなく、世界中の国の書物が翻訳され出版されている。これは世界的にみても希有だそうです。
そしてその翻訳された本の多くに、翻訳者や第三者の解説などが付けられて入ることが多い。しかし、最近知ったことだがこれらは、日本の翻訳本の特徴だそうです。

それが、最近変わってきて原書の出版元や原著作者が制約を加えることが多くなってきたそです。
その理由は、日本語で書かれたその解説などの文書は、原著作者は判読が困難で、なかには原書の内容と違うことがかかれその内容を損なうことになりかねないからです。
たしかに、翻訳の後に書かれた解説などに、本文を読んでこれが解説と言えうるのか、翻訳者の感想や評論を書いてあるようなものもある。

しかし、これを一部の翻訳家たちでは、翻訳出版の危機として受け取っている人たちもいるようです。
それは、海外の本の言語と日本語がその体系として大きく違うからだと言う。英語や仏語などヨーロッパの言語は同じ語原を持つ物が多いので、翻訳の差異は小さいが、日本語はその差異が大きいので、翻訳者によりその内容が大きく変わってくる。
外国の古典文学などの翻訳本をいくつか読み比べるとそれがよくかる。その作品の作られた歴史的背景や文化的背景を翻訳者がどのような考えを持っているのか。また、
どのような翻訳ぼんにしたいのかの、構想と展望がどのようなものかによって変わってきている。また、翻訳がされた時代によっても、翻訳された作品の味わいが変わってきている。

これは、原書と翻訳する国の言語の類異性のある国と、言語の差異が大きい国とでは、その翻訳の難易度は大きく違うだろう。私たち海外の翻訳本を手にするとき、翻訳者は誰かも意識するが、欧米語間の翻訳本には翻訳者の名前も載っていない本多くあるそうです。
このようなことを考えると、日本や中国、韓国などは特殊な立場にあるのでしょう。

そこで、翻訳者の考えを翻訳本文だけでは読者に伝えることができないから、解説を通じてどのような考えでこのような翻訳をしたのか説明する義務があると考えるからだ言える。
日本で数多くの作品が翻訳されてきたことにより、鎖国から開国して多くの西欧文化を取り入れることができたといえる。そうなると、西欧諸国の原書出版元や著者に、日本など中国や韓国などの特殊な事情を理解してもらう努力が必要になってくるだろう。
これからも、海外の多くの本が翻訳されていくことを臨みます。

脳はいかに治癒をもたらすか

紀伊国屋書店がscriptaと言う雑誌が年に4回無料で店頭の置かれている発。

それを手にとり、みていると紀伊国屋書店出版部から出版されている、『脳はいかに治癒をもたらすかー神経可塑性研究の最前線』ノーマン・ドイジ著 3000円と言う本の紹介がのっていた。

脳は一度ダメージを受けると、身体の他の細胞と違い修復できないことはわかっている。脳梗塞などで一度傷ついた神経は回復できず、運動機能が麻痺してしまう。しかし、リハビリなどで運動機能が改善されるのは、脳のなかで傷紀伊国屋書店がscriptaと言う雑誌が年に4回無料で店頭の置かれている発。

それを手にとり、みていると紀伊国屋書店出版部から出版されている、『脳はいかに治癒をもたらすかー神経可塑性研究の最前線』ノーマン・ドイジ著 3000円と言う本の紹介がのっていた。

脳は一度ダメージを受けると、身体の他の細胞と違い修復できないことはわかっている。脳梗塞などで一度傷ついた神経は回復できず、運動機能が麻痺してしまう。しかし、リハビリなどで運動機能が改善されるのは、脳のなかで傷ついた神経回路ととは違う神経回路ができあがるからです。

このほんでは、それらの中で特に特異な例が複数取り上げられているようです。
しかし、ここに紹介されたものは、学術的に受け入れられた話ばかりではなく、その特定の施術者でないと効果がでな物も紹介されている。なかには、まゆつば的なものも紹介されているようです。
この本を紹介している、仲野徹氏は書いている、「重要な事実は、特殊な施術者が必要であろうが、一部の患者でしか効果がなかろうが、まじないであろが、実際に症状が奇跡的に改善する人がいることだ」言っている。

わたしは、この仲野徹のこの本の書評を読んでいて、日本でもいろいろ、気功や呼吸法や静坐や整体法など独自な方法で、いろいろな病状を改善させブームが興ったりしてきた。そして、実際のその施術をうけたり、自分で指導のもとで実践すると、症状が改善したり癒されたりする例がある。しかしそれも、他の人がするとその効果が表れてこなかったようで、それらの方法はその人が亡くなると、忘れられてしまっている。
この本の『脳はいかに治癒をもたらすか』と同じようなものだとおもう。

ひとのからだとというものは、仲野氏はこの本を読み「からだと脳の関係の素晴らしさにわくわくした」と言っているが、わたしは、肢体不自由の支援学校で教鞭をとっていたときに、心理臨床動作法を勉強したが、そのときも脳の可塑性についていつも不思議におもっていたので、この本を買って読もうと思う。ついた神経回路ととは違う神経回路ができあがるからです。

このほんでは、それらの中で特に特異な例が複数取り上げられているようです。
しかし、ここに紹介されたものは、学術的に受け入れられた話ばかりではなく、その特定の施術者でないと効果がでな物も紹介されている。なかには、まゆつば的なものも紹介されているようです。
この本を紹介している、仲野徹氏は書いている、「重要な事実は、特殊な施術者が必要であろうが、一部の患者でしか効果がなかろうが、まじないであろが、実際に症状が奇跡的に改善する人がいることだ」言っている。

わたしは、この仲野徹のこの本の書評を読んでいて、日本でもいろいろ、気功や呼吸法や静坐や整体法など独自な方法で、いろいろな病状を改善させブームになった人がいる。しかしそれも、他のにとがするとその効果が表れてこない、この『脳はいかに治癒をもたらすか』と同じようなものだとおもう。

ひとのからだとというものは、仲野氏はこの本を読み「からだと脳の関係の素晴らしさにわくわくした」と言っているが、わたしは、肢体不自由の支援学校で教鞭をとっていたときに、心理臨床動作法を勉強したが、そのときも脳の可塑性についていつも不思議におもっていたので、この本を買って読もうと思う。

永遠平和のために

今放送されている、NHKの番組の「100分De名著」は、カントの「永遠平和のために」です。
津田塾大学教授の、萱野稔人が講師です。

この本は私が高校の時に読みましたが、なかなか理解できずそのままになっていました。改めて読んでみたくなりました。

積極的な世界国家か消極的な平和連合か、連合国家か国家連合か世界単一国家か。

積極的な平和
自分たちと思想・性質・行動などが違っている人たちを、武力でもって押さえ込んで平和を作りだす。

消極的な平和
自分たちと思想・性質・行動などが違っている人たちとの、共存を話し合いなどで模索しながら武力の行使をさけて平和を作りだす。

この消極的平和の方が、積極的平和より永遠平和を実現する可能性があるとカントは言っている。


このことについて、今の安倍自民党の考えについて思ったことがある。

前者は安倍晋三の言う、積極的平和主義です。
後者は、ドイツの哲学者が「永遠平和のために」で唱えた考え方です。カントは一つの世界国家では平和は作り出せない。連合や同盟などにより世界平和は作り出せるといっている。私自身は若い頃はインターナショナルとして世界国家が実現するのが理想と考えていた。しかし、ソ連のスターリンの粛清や、中国での毛沢東の文化大革命などをみ。ソ連崩壊後のロシアの分裂や、今の東欧の混乱を見。イスラム原理主義の過激な言動が引き起こされた。

それらは、自分たちの考えが違う物は排除しなければ、理想は実現できないとのもとで、正当化されたおこないによって引き起こされた結末は、平和とはほど遠い悲惨なものでした。

また、国家連合では、個々の国の言語や習慣や文化は尊重され、守られなくてはならないとカントは言います。
そして、カントは世界国家はそれらは、多数者の意見や強者の意見に赴かれ、弱者はそれに従うしかなくなると言います。

そもそも立憲主義は、民主主義の下にあり、国家とりわけ政府の暴走を縛るものにあると言えます。しかし、安倍首相は立憲主義は王政の時代のものといい、立憲主義のついて説明すると私はそのような説をとらないと、はばかりなくいう人がいる。

自民党の改憲草案をみても、前文からして日本は「固有の文化を持ち」とあり、単一民族単一言語の国家という前提で書かれている。そもそも、日本は琉球王朝を併合し、東北以北のエミシ蝦夷と呼ばれた人達を滅ぼし同化させ、アイヌ文化を北海道である蝦夷地を侵蝕していった、史実を認めようとしていない。
そして、「天皇を戴いただく国家であって」としいることは、文化の多様性よりも、和を尊ぶという言葉や公の秩序を重視することにより、文化を単一にすることが最善のあり方だという考えが貫かれている。

さらに緊急事態条項には、国民は国の指示に従う義務がかせられている。非常事態の時はそれも必用だが、自民党改正案の、13条は、その要旨が〔個人の尊重と公共の福祉〕が(人としての尊重等)になり、条文本文では、現行憲法で「国民は、個人として尊重される。」が「国民は、人として尊重される。」となり個性が否定されかねないものになっている。

ようするに、安倍自民党は日本を一色に単一かして、平和のためなら戦争も辞さない、米国のように戦争したい国を目指していると思えてならないです。

「「昭和天皇実録」の謎を解く」を読んで 2

「「昭和天皇実録」の謎を解く」を読んでいて、100Pで保阪が次のように述べている。
よく陸軍では、「大善」「小善」という言い方をしていと、軍内の秘密結社・桜会の会員だった軍人に聞いたことがあります。「大善」とは、陛下の一歩前に出て、陛下のお気持ちを察して、我々の手で明君主にしていこうという考え方。「小善」とは、軍人勅諭にひたすら忠実であろうとする考え方。・・・中略・・・
いずれにしても、この満州事変以降。軍は大元帥としての天皇と、立憲君主としての天皇をうまく利用していくわけです。

これを読んでいて、生前経済同友会副代表幹事を務めた品川正治の書いた、「手記反戦への道」を思い出した。このことは産経新聞が2013年に企画した【旧制高校 寮歌物語】(30)隠された軍人勅諭読み替え事件にも品川は紹介している。

概ねの内容は次のようなものです。
三高時代に起きた事件です。そのころは学校には配属将校がおり当日は、京都師団長の査閲があった、そこで、軍人勅諭の奉誦が始められたが。理系の一人の生徒浅沼実が手を挙げ、それにつられたように査閲官は浅沼を指名した。そこで浅沼は「我が国の軍隊は世々天皇の統率し給う所にぞある」と言うべきところを、天皇と軍隊を逆にして「我が国の天皇は世々軍隊の統率し給う所にぞある」と昂然と胸をはり、口調も荘重を極めて言った。指名した査閲官は次を促しかけたが、階級の高い査閲官の一人が言い換えに気づき、「何いっ、もう一度言え」と叫んだ。浅沼は「我が国の軍隊は世々天皇の統率し給われたのであります。違いますか?・・・・天皇に名を借りて軍は一体この国をどこに連れていこうとしたのですか?」査閲官は駆け寄り思わず軍刀の柄に手を書けたが、思い留まり「査閲中止!全員解散!」と叫んだ。
この後、総代であった品川は軍に志願し入隊し戦地に行くことになり、浅沼は退学処分になりその後の消息が不明になった。また、校長と教頭の辞任の品川の退学届は受理されなかったという。つまりこの軍人勅諭の読み替え事件は闇に葬られたのだ。

話を「昭和天皇実録」の謎を解くの本にもどす。
保坂の発言に対し半藤は、天皇には三つの顔があったと、「立憲君主」「軍を統率する大元帥」「皇祖皇宗に連なる大司祭であり神の裔である大天皇」がいたとと仮設をたてている。
そして、半藤はつぎのように述べている。
この天皇と大元帥は、一身でありながら、時に重大な相克や齟齬を生じさせ、それに大天皇である昭和天皇は深く悩まれたのではないかと思うのです。
そして、陸海軍の軍人の中で、玉音放送による終戦を認めない人がいて、軍の指揮下にある舞台に「抵抗すべからず、戦争は終わった」と指令を出された。すると、海軍省軍務局の大佐の柴勝男が、「すぐに命令を撤回せよ」・・・中略・・・「我々の上には大元帥がいる、大元帥の命令は出ていない」と柴田大佐はなおも頑張る。それに対して大井さんはこう反論したというのです。「大元帥陛下と天皇陛下の上に神の末裔としての大天皇陛下がいて、大元帥はその家来なのだ。大天皇は戦争をやめると言ったんだから、俺たちはその命令を聞かなくてはならない」

このことは、半藤の言うように当時の日本には、「立憲君主」「軍を統率する大元帥」「皇祖皇宗に連なる大司祭であり神の裔である大天皇」いたことは確かのようです。そしてなにが一番表にきているかによって、そのときの国の進む道が変わってしまうことになる。明治維新後明治政府は、西欧に追いつけ追い越せで近代化をはかるために、明治憲法を制定し、「立憲君主」の天皇がいちが、日清日ロ戦争を経てそれが、「軍を統率する大元帥」としての天皇に変わっていった。しかし、それがどうしても二進も三進も進まなくなれが、「大天皇」の登場となるのでしょう。

いまは、立憲主義の民主主義国家としての象徴天皇となっているが、安倍政権を取り巻く一部の人たちは、「大天皇」の再登場を願っているのではないでしょうか。


私は日本の歴史を明日香時代から奈良時代そして平安時代と見ていき、幕政と流れをみると実際の政務を司るのは幕府であり、天皇は実権がないがその上の存在で明治維新まで続いていきました。徳川幕府は天皇を潰そうと思えば潰せたであろうが、それをしなかったのは天皇を利用する価値があったからと考えています。
そして明治維新で長州などが天皇を担ぎ出して、米欧の列強からの日本を衛として、徳川縛藩体制を転覆に成功する。
しかし、その中心となった長州藩は、蛤御門で御所に砲撃したり、長州藩は尊皇攘夷を叫びなから、政権を握ると一転して、脱亜入欧となり廃仏毀釈などをと欧化政策一辺倒で、早く西欧の追いつこうと、日清戦争をはじめたり、植民地を作ろうとしていった。
これらのことを下敷きに、今の政権の有り様を見ていると、次のようになると思う。、
アメリカに媚び諂う姿勢と、天皇を元首ととする姿勢の二面性があり、その矛盾は、明治維新からの長州藩のありようを受け継いでいるようです。

「昭和天皇実録」の謎を解く を読んで

「昭和天皇実録」の謎を解く 半藤一利 保阪正康 御厨貴 磯田道史 対談鼎談 文春新書

   昭和天皇実録」の謎を解く


この本を読んでいて、その即位する前から昭和16-7年頃の実録に書かれていることを読み解いているところをよんでいくと、軍部の台頭が浮かび上がり次第にのさばり、天皇は臣下であるはずの軍を統帥できなくなっているのを感じる。

皇太子のときの大正10年に、北フランス北東部の第一次世界大戦の激戦地、ヴェルダンの戦場跡地を訪れ、殿下は「戦争というものは実に悲惨なものだ」と感想を漏らされたとしています。これについて半藤氏はこのことばが、陸軍軍人からしてみて、皇太子は腰抜けだと思った可能性があると言っています。それがのちに軍部が天皇をかなり無視して行動するようになる伏線があると言っています。
このほか昭和15-6年になると、詳しくはここでは紹介しないのが、軍属は天皇の言葉をかなり無視したり、都合のよいように解釈をして満州からさらに勢力を拡大して行ったことが明らかにされている。
いわゆる、天皇の大元帥としての統帥権が言葉だけのものになってしまっていることがわかる。詳しくはこの本を実際に読まれるとことを進めます。

そこで思ったことだが、今の日本は主権在民で主権は国民にあり、選挙で選ばれた信託された国会議員によって、国政が行なわれるものです。しかし、よく見ると戦前の軍部のようなものが政治を闊歩しているように感じる。その一つは世襲議員でありも一つは官僚です。官僚が今の国の現状を憂いて、官僚は政治家とりわけ首相に下で働いているという意識はなく、別のところに忠誠心があるようです。本来なら官僚は今までの流れのを把握していて、それを裏付ける資料や情報を持っているので、首相などの閣僚に伝えるべきですが。官僚は今までの自分たちがしてきたことを正当化するためにまた、自分の保身のために都合のよい事しか見せないようです。その一つの例として、鳩山内閣が普天間基地の移転は最低でも県外と言っていたのを、官僚たちは米軍の練習などの戦略資料として、今ではその資料がどこから出て来たかまた、その資料自体も見つからないものを見せて、鳩山首相に辺野古移転を容認させてている。そして、官僚政治から政治家による政治の政治改革をとなえた、鳩山首相は退陣し民主党政権も潰れてしまった。

このことを考えると、明治憲法下の主権者である天皇を軍部がないがしろにしたことと、今の官僚か主権者の代表である政治家を蔑ろにしていることは、通じるところがあるように思われる。
さらに言えば、昭和天皇の時代はこのあとアジア太平洋戦争への突き進んでいった。いまも、日本はアメリカと一緒に戦争ができる法的な条件が整ってきている。また、安倍政権がどれだけ官僚を掌握しているかわからないが。ますます暗澹たる状態に暗雲がこめ嵐の前夜にならなければお思うばかりです。

戦後再発見双書シリーズ 「核の戦後史」

創元社から出版されいる「戦後再発見」双書シリーズがあるが、その4冊目として「核の戦後史」木村朗がある。


   核の戦後史


この本は、ポツダム宣言とそれを日本が受諾したことと、広島と長崎に原爆が落とされが、その裏側にはなにがあったか。
著者は、次のように見ている、原爆投下は日本の降伏を早め、多くの人を救ったというが、それは作られた原爆神話ではないかと言っている。なぜかというと、天皇制維持を約束すれば、日本はすぐにでも降伏すると確信していた。しかし、ポツダム宣言には国体維持を明文化しなかったのは、原爆による被爆の実践人体実験をする為だったと疑っている。
また、地震の多い日本になぜ個々まで多くの原発が在るのか、福島の原発事故が起き外国では原子力政策の見直しをしている国があるのに、その当事国で在るくにがなぜ再稼働を急ごうとしているのかについて、膨大な資料から読み解こうとしている。

これを読んでいくと、3.11でアメリカ軍は「ともだち作戦」をしました、1.17の地震や熊本大地震では、そのような動きは微々も見せなかったです。福島原発事故での放射線被害の実態を調査するためだったのではないと思ってくる。

本を読んでいくと、まずは連合国はポツダム宣言の草案をつくるまえから、日本は天皇制を残すすなわち国体護持なら、降伏することを日本政府も受け入れることがわかっていた。そして、ポツダム宣言の一次案では、天皇制を残す言葉が入っていたと言っています。
米国は、ドイツより先に原爆を開発する事を目指していたそして、ドイツが原爆開発を断念したという情報もえていたといいます。それでも米国は原爆の開発を急いだという。それは、戦後の米国とソ連との力関係で、ソ連より先に原爆の開発に成功したことを示し、優位に立とうとした。もっとも、ドイツに原爆を落とすとその報復として、ドイツは原爆の開発をあきらめたが、報復として放射線爆弾の開発は進めていたとされている。そこでU2ロケットで英国などの放射性物質をばらまく事を恐れていたので、ドイツでの原爆投下は考えていなかったといいます。
もっとも原爆が開発される前に、ドイツはヒットラーが自殺し降伏してしまった。

さらに著者は次のように見ています、連合国は日本の降伏が間近だが、ポツダム宣言の一次案にはあった天皇制の存続を認める文言を、発表したポツダム宣言ではそれを抜いて、すぐの日本が降伏するのを遅らせたとしています。それは原爆を使ってソ連にその脅威を示してから日本が降伏するようにし向けて言ったといっています。

米国は原爆を落とすことにより、日本の降伏を早めたそれにより、多くの人が命を落とすことから救われたというが、ポツダム宣言に天皇制を維持すること書き込んでいたら、原爆を使わなくても降伏していたとしている。
ではなぜ米国は原爆を日本に落とすことに固執したのか、それは先にも書いたが、戦後の米ソの力関係から原爆を見せつけようと下と言っています。日本に原爆が二発も落ちたのは、米国の戦略か落とすべくして落としたとなります。

また、米軍が進駐後すぐに、原爆被害に関する情報を外部に漏れないように管理統制してしまった。また、被爆数値を低く見せ国際社会からの批判をかわしていたこと。被爆者への治療を人体実験の下で行われた事実も、米国の公開された文書から発掘しています。

また、日本の原発開発がやめられないのは、米国の原子力産業が儲け続けられるためだともしている。

この本を読んでいて、日本はあらゆる面で米国からの支配が何処まで浸透しているのを考えると、おそろしくなってくる。
それより、恐ろしいのは日本国憲法を米国から、押しつけられた憲法だといい。日本の伝統文化と独自性をさけびながら、実際に今の政権は米国従属をますます強めようとしていることです。

18歳からの民主主義

今年の参議院選挙から、選挙権が18歳に引き下げられます。
ぜひ高校生は、政治が私たちの生活にどうかかわってくるかを考える一つの本として一読をお奨めします。
高校生向けに書かれたほんですが、中高生から壮年の人、老人の方が読んでも読みごたえのあるほんです。
語っているのは、若い人から100歳のジャーナリストむのたけじ氏と様々です。


18歳からの民主主義
18歳からの民主主義
岩波新書編集部編
(新赤版1599)

くわしくい書籍のないようは、こちら岩波書店の「18歳からの民主主義」の書籍紹介

明治維新と平成の今を考えて見る

私自身中学や高校で学んできた、明治維新期の歴史と、江戸時代は徳川幕府の時代に一揆が多発して、庶民は武士の支配に苦しめられていたと教えられてきた。しかし、江戸時代江戸の町で浮世絵や歌舞伎など文化が花開いていたことから、百花繚乱とまで行かないにしても、武士はともかく町民は自由で生活を楽しんでいたのではないかと思っていた。

最近次の本を読んだ。

   「明治維新という過ち」 原田伊織著
    「明治維新という過ち」 原田伊織著

今本を読んでいると、安倍晋三首相は山口4区、高村正彦は山口1区の選出で長州出身ですが、これとは関係ないのだが、この本を読んでいるとついついだぶらせてしまうところがある。

著者も史実を述べるに際して、現代の都道府県と安易に必要以上に結びつけるものではない。と断言している。

この本の副題は「日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」となっている。
吉田松陰、桂小五郎、高杉慎作、山縣有戸朋などは、長州薩摩の下級武士で、そのおこないはテロリストと言えるとしている。

勤皇尊皇と言いながら王政復古と言いながら、結果は徳川幕府にとって薩長が政権を握ろうとした。しかし、下級武士で20代の若造なので、政治の運営とくに開国を迫る外国との外交などできるはずがない。「奇兵隊」をテロ集団としてそこで京の町を恐怖の混乱に陥れたと、史実をあげてその内容をときあかしている。さらに勤皇志士とは現代流にいえば「暗殺者集団」でテロリスト集団。つまり日本の初代内閣総理大臣は「暗殺者集団」の構成員だった知っておくべきだとも書いている。いままでの、日本の近代史をじっくり見直す必要があることが書かれている。
明治維新後日本の歴史教育は、勝てば官軍で薩長は官軍で、徳川や会津は賊軍という筋書きの官軍教育だとこの本は断じている。

今日、政権側側から、歴史教育が問われています。さらに高校の教科書の検定意見では具体的な書き方の例がしめされ、それに沿って書かれた教科書が合格しています。

この本を読むだけの価値が十分あると言える。この本を読まずに、タイトルと副タイトルだけで、この本に抗議する人がいるようですが、そのような愚かなことは、再び同じ間違いをしてしまう恐れがあるでしょう。

なぜ戦争は伝わりやすく 平和はつたわりにくいのか

なぜ戦争は伝わりやすく 平和はつたわりにくいのか 
伊藤剛 光文社新書

この本を読んでいて、冒頭の部分で感じた事がある。外交面などで政治家の発信する言葉は、日本語だけでなくそれが英語などの外国語でも発信されているなら、特にどのように訳されているかを調べなければならないと思った。
特に、安倍政権はその語彙の使い方を巧みに使い分けているように思える。

   なぜ戦争は伝わりやすく 平和はつたわりにくいのか


そのなかで、この本で安倍政権が言う「積極的平和主義」についてであるが、もともとこの、「積極的平和主義」という概念は、ノールウェーの平和学者ガルトゥングが使いだしあことばで、単に戦争がない状態でなく、貧困や搾取や差別など構造的な問題もない状態を指す言葉として定義している。このことは今までもこのブログで何回か取り上げたことがある。

さて、「積極的平和主義」だが、次のように書かれている部分がある。
少し長くなるがその文を紹介してみたい。


このガルトゥングの平和の概念を長年にわたって研究してきた平和学者たちは、安倍政権の言葉の使用について「概念の意図的な誤用または無知からの造語にほかならない」などと意義を唱えている。さらに、積極的平和の「英語訳」についての鋭い指摘もある。 東京新聞(2013年10月19日付)によれば、ガルトゥングのもとの英語は『Positive Peace』であるが、安倍首相がアメリカでスピーチした際に使った英語は「Proactive Comtributonn to Peace」であり、和訳すれば「『率先して』平和に貢献する存在」になるという。つまり、少なくとも英語圏の世界では「積極的平和(Positive Peace)」とは受け取られていないということだ。また、記事の中で平和学が専門の坪井主税(札幌学院大学名誉教授)は「Proactiveは軍事用語では『先制攻撃』のニュアンスで使われる。『米国人は集団的自衛の行使容認に踏み切ります』と受け止めるだろう。逆に、和訳によって、日本では『軍事力を行使しない』と解釈する人がいるかもしれない。言葉のマジックだ」と指摘している。


この日本語と英語の「(積極的平和)主義」だけでなく、安倍首相の戦後70年談話についても、日本語と英語、中国語、韓国語とのなかに微妙な違いがあると言われいます。また、他にもいろいろと同様な事が指摘されている。外務省などの公表する、公の文書で英語でも公表されているものがるが、それを対にして読み比べてみると、アベ政治は何を目指しているのか、国民にはあまり知られたくない、本心の齟齬があぶり出され紐解けるように思う。

ただ悲しいことに、私は英語は流暢でなく疎いので、今に思うに中学高校と英語をもっと勉強しておけばよかったといもっている。

そのような人は私以外にも多くいると思うので、是非とも東京新聞が、積極的平和について、『Positive Peace』を「Proactive Comtributonn to Peace」と使い変えていることを指摘したように、他の言葉でも日本語を英語などの訳すときに、微妙に使い分けて国民が解釈しているとことと、外国の人が解釈することの違いが生まれる事を、メディアもどしどし取り上げ、国民に紹介してほしく思う。

それと同時に、先制攻撃をして平和を守るを積極的平和主義。武器輸出のことを防衛装備移転。兵站のことを後方支援などなど、わかりやすい言葉をわざと難しく言い回しているように思える。もっとも兵站は軍事専門用語だから、後方支援のほうがわかりやすいかもしれないが、兵站とは兵器や食糧などの管理補給に当たることと辞書にでている。ならどちらかというと軍事物資補給と明確に言った方がわかりやすいだろう。

この言い換えは、安保法に関した事だけでなく、他の日常的なことにで、政治家や官僚などがよく目的を達成するため、国民に分かりづらくするためにつかう手段です。
ここでも、メディアはこの言い換えた言葉をわかりやすく解説することを、どしどし取り上げ、国民に紹介してほしく思う。

「人生を変える読書」 美達大和

「人生を変える読書」 美達大和

   「人生を変える読書」 美達大和

美達大和は「死刑絶対肯定論 新潮新書」を書いた著者です。美達大和は現在2件の殺人事件で終身刑で服役しており、仮釈放を放棄し、処世を遁世し刑務所の中で読書三昧にふけっている。私は、罪を犯した事に対して、このような生き方はっよいは思わないが。ただ、美達大和の生い立ちや、犯罪を犯したころの考え方などをみると、このような選択もあるのだと思うが、それは一つの出家遁世のようなものと言える。
しかし、この美達大和が膨大な数の本を読んで、42冊の感想と推薦の文書を読むと、過去の罪の背負い向き合い方を変えてみてはどうかと思う。
ただ、この本の痕が気に自分は将来、親のない子供たちの養護施設をつくり、一般家庭上の環境と高等教育を施せるようにしたいといっている。

それはともかく、全部で7章に分けて42冊の本のなかで、私がすでに読んだ本もあれば、また、読んでみたいなと思う本もある。

美達大和は、父はワンマンで非常に厳しく育てられ、つねに勉強も喧嘩も一番でないと許さない人だっとと書いている。そして、美達大和は父の願いを叶えている。しかし、そのワンマンに母親が疲れ家をでていき、父親は仕事をしなくなり家にも帰ってこなくなた。そこで美達大和は孝行を中退して、営業マンとして働きだし、20歳で支社長となり、21歳で独立して金融業、不動産業、外車販売と会社をおこします。もともと、頭も良く会社を経営するだけ、知恵を働かせて物事を処理する能力を持っている人と言える。それだからこそ、殺人事件を起こすが、美達大和は裁判と服役中の本を読む中で変わって言ったといます。

美達大和は本の中で「当時は相手の行為を自分の側からしか見られず、狭量で硬直的な思考だったため、動機は間違っていないと思っていたのです。しかし、やったことの責任を取る覚悟で、弁護士の先生たちには、「死刑でもいいから、是非をはっきりさせたい」と言って言っていたのでした。
それが無期懲役となり下獄したのですが。裁判も後半になって、自身の誤りに気づき始め、また父の死の契機に、出所せずに獄の中で終わろうときめたのです。」と書いています。
わたしや、美達大和の冒した罪を詳しく知らないが。殺人事件を起こすが、無頼漢ではなく自分の中での正しくないことを許されなくなり、殺人という確信犯を起こしたとようです。

本書では、犯罪を犯してしまった人の読書感想というか推薦文です。そこには、社会のエリートや品行方正な人の書いたありきたりの、書評とはまた違ったものがあることを見つける事ができ留といえる。

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんが死去

「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげる(みずき・しげる、本名武良茂=むら・しげる)さんが30日午前7時ごろ、心筋梗塞のため東京都内の病院で死去した。93歳。

    戦争と読書 水木しげる出征前手記

「戦争と読書 水木しげる出征前手記」を読んでいると、テレビのテロップが流れ、水木しげる氏の訃報が流れました。
新たに発見された水木しげる出征直前の手記を完全収録!『戦争と読書』

内容は、出征前の人生に対する苦悩が綴られています。

目次
第1章:水木しげる出征前手記
第2章:青春と戦争
第3章:水木しげるの戦中書簡
第4章:年表・水木しげると社会情勢

『戦争と読書 水木しげる出征前手記』角川新書 水木しげる・荒俣宏

記事の追加

12月1日、 今日の新聞、水木しげるさんの、記事がのっています。
水木しげると言うと、妖怪マンガがすぐに思いつきますが。
自分の戦争体験をもとにした、漫画も多く残しておられます。
・水木しげるのラバウル戦記
・敗走記
・白い旗
・総員玉砕せよ!
・ヒットラー
・コミック昭和史 全8巻
などなど

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七つのファシズムの成立要件条件

「開戦前夜」のファシズムに抗して さよなら安倍政権批判plusオルタナティブで、鹿児島大学の木村朗教員が、七つのファシズムの成立要件条件に付いてかいています。

私なりに、それを解釈して書いてみました。

七つのファシズムの成立要件条件
1、経済から社会の分断・二極化により、失業と貧困が増大し、貧富の極端な格差拡大が起きる。今までの雇用関係が崩れ非正規労働者・貧困層が増え、一握りの勝ち組の富裕層と負け組とされる大多数の貧困層の社会の分断・二極化か進んでいる。

2、政治の機能不全で、衆参の国会で与野党が一強多弱のになり、それにより、民意が反映されずと言うより聞き入れられていない。自民党は党執行部が絶対的に権力を握り支配している。それにより、自民党は派閥が百家争鳴していたのが、異論を許さない独裁政党になっている。

3、報道機関であるメディアの劣化により、国民に情報を流すという機能が働かなくなっている。
メディアは権力を監視し批判する、本来の役割を放棄しているばかりでなく、メディアは権力の意向を忖度し、政府や与党の広報機関になってしまっている。

4、司法が政権を忖度したり、当時福島県知事の佐藤栄策久氏や、美濃加茂市長藤井浩人や、小沢一郎の強制起訴など、検察や司法の暴走などがあり、冤罪や誤判があり、これは、司法が個人の人権を守るべきであるのに、日本の司法が、人権感覚が欠如している現れとも言える。

5、教育への国の関与が強まっていること。国立大学への介入や、教育現場で君が代・日の丸の強制、若い人が今まで日本の伝統的倫理観が崩れているとして、初等中等教育で、道徳の時間を教科化していく。教員免許の国家試験による教員資格認定制度。大学では、軍学産による共同研究などがある。

6、政治にさめてしまい、国の暴走に対して、声を上げなかったり無関心を装ってします。また、ヘイトスピーチなど、拝外主義的なナショナリズムや、大阪に見られるポピュリスムの台頭してきている。

7、世界から見ると、日本は右傾かしてりうと見られている。しかし、今の政権はますますそれを押し進めようとしている。このことは日本が国際的な孤立化しかねないです。

今の日本を見ると、経済の面では大企業は収益を増やしているが、中小零細企業は大企業への納入価格を抑えられて、収益を伸ばすことができず、大企業と中小零細企業の格差が広がっている。
政治の面では与党と野党は一強多弱で、決められる政治だと言うが、民意を無視した強引な政権運営で、政治の劣化と反知性主義ははびこっている。
報道機関は政権を握る政治家が、自分たちに反対する新聞は懲らしめないといけないと言ったり、報道の担当者を呼び出し事情聴取をされたりすることにより、報道側が自主規制したり、政権の移行を推し測ったりしている。そのため切れ味がいい、政治批判の記事や番組が少なくなってきている。
国立大学の卒業式などに、国旗の掲揚や国歌斉唱を強制したり、文化系の学科の見直しを迫ったりしている。学校教育での道徳の教科化がされ。国の期待される人間像教育が強まっていきそうです。
そして、政府の派遣労働法や労働時間の制度の見直しなどにより、非正規社員が増え国民が政治に関心を持つ余裕が奪われて、国民は政治にさめてしまってい、政府の言うことを鵜呑みにしてきいる。

など、すでにファシズムの土壌ができあがり、いまの政権は民意を聞き入れると言いながら、強引な政権運営はなんと呼べばいいのだろうか。

「開戦前夜」のファシズムに抗して 

「開戦前夜」のファシズムに抗して さよなら安倍政権批判plusオルタナティブ
かもがわ出版
2,160円

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安倍晋三は、オリンピック誘致のときに、「アンダーコントロールされている」と、世界中のだれでもが嘘だとわかることを大見得をきてつき。国民の大多数が反対している特定秘密法を強引に成立させ、憲法の捻じ曲げ解釈をし、集団的自衛権は合憲と閣議決定し。さらに、それによる米国との安全保障関連法をも強引に可決させました。
また、NHK会長に自分の考えの近い人を送り込み、日銀の総裁も同様な人事をして、日銀の独理性が危ぶまれています。また、財閥など産業界には法人税を引き下げ、労働者派遣法は、働く者の立場に立ったものではなく、より企業都合のよい法律に改悪しました。福祉の充実も先送りどころか引き下げの方向で進められています。

しかし、これらのことがあっても安倍自民は国会で安定多数をしめています。また、それぞれの自民党の政策には反対でも、先の民主党政権の失敗のため、他に変わる政党がいないからと、自民党を支持する人もいます。
これらのことに、危機感を感じた各界の論客が、アベ政治は何かを解き明かしこれから、私たち国民はこれからいかに、今のアベ自民党と向き合ったらよいかが書かれています。

目次、
安倍的全体主義はどこから来てヽどこへ行くのか      山口 二郎
「熱狂なきファシズム」に抵抗するために         想田 和弘
「管理ファシズム」と現代日本政治             熊野 直樹
「日本会議」のルーツと国家神道              成澤 宗男
多くの歴史的過ちは、こうして始まった          森 達也
安倍首相とは何者なのか                 白井 聡
「民主主義を装ったファシズム」の危機に直面する日本社会 木村 朗
原ファシズムの兆候を呈す安倍政権の排外主義と言論統制  海渡 雄一
「民族根絶やし」の危機                 川内 博史

新しい道徳

北野武と言えば、人知らぬ「ビートたけし」ですが、この人が『新しい道徳』と言う本をだしました。

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ビートたけしの売りと言えば、反道徳的な即興で人を笑わせ引きつけるコメディーで人気を博していた。
それにより、人によっては反道徳は、コメディアンとのレッテルを貼る人もいるようです。

しかし、このを読んでいて本当の道徳とは何かを、考えさせられるものです。
いま、文部科学省は今までの道徳の時間を「道徳科」にして教科書まで作ろうとしています。また自民党の憲法草案では、国民はこうあるべきだと、国定道徳のような匂いがしてきます。

内容はビートたけしらしい切り口で、いまの世の中のあり方について語っています。
まずは、道徳の時間で使われている、教材の内容からはじまっている。
小学校1、2年生に「自分をみつめて」とか、「いちばんうれしかったことを書きなさい」と問うて、どれだけの意味があるのか。小学生1、2年生からそのような問いをすると、模範解答を促すようなもので、嘘をつくなといいながら、嘘をつけと言っているようなものだとしている。
そこには、人それぞれ自由闊達なものを封じ込めてしまうのではないだろうか。
「子どもたちに、正直にいきろとか、世の中みんなと仲良くしょうなんて、真面目くさって教えることにどれだけの意味があるのか。子どもはいつかそういう夢みたな話が通用しない現実の社会に出ていかなくてはならないのだ。」といい、金科玉条みたいなことを教えるのはやめた方がいいとしている。

「子どもに友だちとなかよくしましょうというなら、国と国だって仲良くしなくてはいけない。子どもに「いじめはいけない」と教育するなら、国だってよその国をいじめてはいけない。武器を持って喧嘩するなって、もってのほかだ。」など、いまの大人社会や国際社会の現場を辛辣に批判しています。

私もそう思うのだが、さらに、あいさつをする、ゴミを捨てない、老人に親切にすなどは、道徳というより行儀作法であり、その人の美意識の問題だとして、授業で教えるようなものでないとしています。

最後に次の言葉を紹介しておきます。
「誰かに押しつけられた道徳に、唯々諾々と従う必要はない。時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。新しい世界を作るということは、新しい道徳を作ることだ」
自分の個人としての倫理観や道徳観が大切なものであり、それは押し付けられるものでも、上から命令されそれに従うものでもないはずです。ここに北野武の道徳観があらわれていると思います。

また、そのことを考えながら、現行憲法と自民党草案の13条と見比べると道徳間の違いが判る。

「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」「全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。」

どちらが現行憲法で、どちらが自民党草案か分りますか。

前者が日本国憲法であり後者が自民党案です。自民党案では個人の尊厳より、公益や秩序が優先され時により個人より国体などの方が優先されるとも読み取れます。
そこで、この本は、個々の人は押しつけられた道徳に、唯々諾々と従うことはないと言っています。しかし、それは何をしてもよいとうのではないです、公共の福祉に反することは、当然法律で罰せられます。それにより秩序が保たれるし、その秩序が理不尽なら裁判で訴えることができます。

ハトはなぜ首を振って歩くのか

岩波科学ライブラリー 237「ハトはなぜ首を振って歩くのか」藤田祐樹


    ハトはなぜ首を振って歩くのか

公園などでよく見かけるハトを、見ていると首を振って歩いています。には鳥なども首を振ってあるいている。スズメはピョコピョコ両足で飛んで移動するので首を振らないです。
この本をよんでいると、実はハトが首を振っているように見えるのは、歩くときに頭の位置を固定して、身体を頭に引き寄せて移動しているからだそうです。
ハトは人間のように、両目は前についているのでなく、頭の両側についています。移動するとき、人は両目が前に付いているので、両目が合う前方の視覚が160度ほどです、前の景色がぶれないです。しかし、ハトは両側についていて、前の視覚が22度ほどです。逆に横の視覚の方が広く、片側170度ほどあります。そのため横を見ながら移動しているので、景色がブレてしまうので、目の位置を固定するために、まず、頭をズートー前に出し、身体を移動させるのに、頭の位置に引き寄せて歩くのです。

なかなか、面白ことがこの本には書かれています。人の歩き方との違いや、ペンギンは他の鳥とは違い、胸が地面に対し垂直で人の立っている姿に似ているようにみえます。しかし、実はペンギンはいつもしゃがんでいる。つまり、相撲の基本中の基本練習で、中腰の姿勢で上体はまっすぐ起こし、身体が上下左右にブレないようにして移動しています。この歩き方は大腿筋、大臀筋、腹筋、背筋が鍛えられ、太ももパンパンになってしまします。ペンギンのあのよちよち歩きは、可愛く見えても大変辛いもののようです。
他にも、魚や爬虫類などは、身体を左右にくねらせて歩くが、脊椎動物の多くは、身体を上下に上げ下げして移動する。などなど、人と鳥の違いなどがわかりやすく興味深く書かれている。

他に私の持っている本で、「ヒトはなぜ坐れるのか?」藤澤宏幸 北樹出版 なども面白いです。

    ヒトはなぜ坐れるのか?

私の「戦後70年談話」 ぜひ読んでおきたい本

岩波書店から、「私の「戦後70年談話」」という本が出版されている。
戦前戦中に生まれ、各界で活躍し、戦争体験を持つ41人の人たちの、今の人たちへのメッセージでが綴られています。

     私の「戦後70年談話
     私の「戦後70年談話 岩波書店
     岩波書店編集部編
     1,600円 


この本には、戦争による悲惨な状況や体験だけでなく、当時の世の中の雰囲気が、それぞれの人の立場から見た目で書かれています。世の中の自由がなくなり、違う意見を述べることが差し控えられ、重苦しい雰囲気になって行ったこと。また、そのような中で、小学生などは戦争をしている国の小国民のとして、小学生なりに積極的に国のために奉仕する、我慢する、今のその状況を当然と思っていた。などさまざまなことが書かれています。
この本は、私のよな60を過ぎた年寄りより、中高生や若い人に読んでもらいたい本です。
できれば、この本の新書版やジュニア文庫版などをだし、中学生のおこずかいで、買える値段で売られることを期待したいものです。
そして、若い人たちがこの本を読むにあたって、文字の字面だけを負うのでなく、想像力をもって文字の下に隠れているものをつかみ取って読んでほしいです。

目次を紹介しておきます。 

はじめに
I
満州でソ連軍の侵攻をうけて
   宝田 明
70年前の子供は今思う
   中川李枝子
飢えと寒さと絶望の〈戦後〉を生き抜いて
   ちばてつや
「もう,ロールケーキは出せないんだよ」
   高見のっぽ
平和がすべての基本
   海部俊樹
悪夢が再来するとき
   山中 恒
忘れないうちに,一言.
   山藤章二
戦争を知らない大人たちへ
   山田太一
病院で見つめた戦前・戦後
   日野原重明
死の影の下に
   梅原 猛
II
戦争ほど命が軽くなることはない
   香川京子
卑怯であることを恥じない時代だからこそ
   金子兜太
口を閉ざしてはいけない
   奈良岡朋子
裸にされつつある日本国民
   森村誠一
若者たちへ
   ジェームス三木
大阪~東京を生きた在日二世として
   梁石日
悪夢のような
   山田洋次
III
戦争が終わり,前座修業が終わった
   三遊亭金馬
英語の楽しさを学んだ中学時代
   神宮輝夫
文化国家へ
   古在由秀
アメリカから今の日本を見て
   入江 昭
自分の道を歩むために
   上田閑照
面白いと思うことを全力で
   益川敏英
戦後の若者たちの生き方から学ぶ
   辰巳芳子
IV
憲法九条を変えてはならない
   高畑 勲
反省だけならサルでもできる
   丹羽宇一郎
「戦間期の思想」をもたない宣言を
   保阪正康
戦後70年,沖縄からの問い
   新崎盛暉
「81%」の人々へ――安保と沖縄
   C.ダグラス・ラミス
日本の戦争の「復権」を許してはならない
   不破哲三
「小国」に腰を据える
   加納実紀代
政治家は過去と謙虚に向き合え
   野中広務
杖よるは信に如しくは莫なし―まずは信頼される国になること
   村山富市
V
戦後日本を生きて
   五木寛之
「戦わない民主主義」の転換?
   長尾龍一
「戦前80年」に目を向けよ
   坂野潤治
消え去るのみか
   半藤一利
自然への感性を失ってはならない
   池田武邦
思考停止を憂う
   野坂昭如
武力行使でなく,言葉の創造的機能による平和を
   石田 雄
眠れない夜――「戦後70年」に思うこと
   澤地久枝

品川正治の[遺言 「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ]

品川正治の[遺言 「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ]を読んで。
    財界の良心」から反骨のジャーナリストへ

品川正治の[遺言 「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ]に旧制三高での軍人勅諭読み替え事件について述べている。
そこには次のようなことが書かれています。
三高で軍人勅諭事件が起こった。京都師団長の査閲があり、軍人勅諭を暗唱する事になっていた。手を挙げた品川の友人が指名され「我が国の軍隊は世々天皇の統率し給う所にぞある」と言うところを、「我が国の天皇は世々軍隊の統率し給う所にぞある」と主語を入れ替えてよんだ。査閲官はすぐに気づき、「もう一度言え」。すると友人は「わが国の天皇は世々軍隊に統率され給われたのであります。違いますか?」と言った。査閲官はすぐに駆け寄り軍刀に手をかけたが思いとどまった。友人は確信犯として退学処分、品川は生徒総代をしていたので、責任をとらないといけないと考え、退学願いを出し一兵卒として最前線に志願する嘆願書を軍にだした。品川が10ヶ月後中国大陸の最前線に出征し、瀕死の重傷を負い帰還する。
友人は事件後行方不明になるが、戦地から帰還してみると、自殺して轢死していたことを知らされる。
戦後、品川は友人のこと、軍人勅諭読み替え事件について調べる。しかし、読み替え事件の記録はなく、友人の記録もなく、中退した品川自身は卒業したことになっていて、同窓会名簿にも載っている。その上出した覚えのない、東大に入学願書を出したことになっている。
そして、読み替えた友人は、その実家も含めて家そのものが絶えてなくなっていたそうです。

この話を読んで組織の恐ろしさを感じました。特に国家権力や軍隊が暴走したとき、どのようになるのかをしめしています。学校の在学生台帳や卒業者台帳などの公文書を書き換えたり抹消したり、一国民の一家を跡形もなく抹殺してしまうことができるものだと背筋が寒くなりました。

いまも外国の独裁政権の中には、権力者が不都合な事実はもみ消し、恣意的に都合の悪いことは隠す。都合の悪いことを揉み消す、そしてそのためには人の命を奪うことも厭わない政権もあります。

日本でも秘密保護法ができ、国家機密というものを隠すことが法的に認められるようになりました。今の首相は断じてそういうことは(恣意的に隠す)ないといっています。そのことが何時までも守られることを願います。

反省させると犯罪者になります 2

「反省させると犯罪者になります」新潮新書 520 岡本茂樹 の感想です。
     一泳ぎ

悪いことができる人は、悪いことをされてきているという見方をしてみる。
人を傷つける人は、自分が傷ついているという見方する。ですから、悪いことをする人、人を傷つける人は、その前から心が傷つき病んでいると言うことです。
さらに言うなら凶悪なことができる人は、大変深い傷があるとみることができます。
逆に言うと、幸せな人は犯罪を起こさないという見方もできます。犯罪をみると犯人は確かに、その犯罪については加害者だが、その根は心が傷ついている被害者だといことです。
犯罪を犯した人に対して、刑罰でもって犯罪者の反省につながらない。罪を犯した人に対し反省の為、被害者の心の痛みを考えさせても、それは表面だけの反省であったり、罪を犯した人の厚生にはつながらない。
自分を見つめることができ、自分は傷ついているのだと気づくと、心の中が整理され「俺はこういう事で、悪いことをしていたんだな」理解できてくるといいます。そうなると自然と被害者の事が考えられるようになる。そこで初めて本当の反省ができるようになる。

よく、学校などでトラブルを起こした生徒に「相手の気持ちを考えて、痛みを分かれ」と、加害者の生徒に反省をうながします。被害者の事ばかり考えさせていては、「ごめんなさい、すいません。」しか出てこないし、上辺を取り繕っているだけです。
そのときは、それでよいでしょうが、その生徒が犯した根は癒されていないので再び同じことを起こす可能性があります。
自分のことを理解しないと他者の事も理解できない。傷つけた相手のことばかりを考えるのではなく、まずは自分のことを考えることから始める必要があります。

著者は「反省させると犯罪者になります」の中で、過ちを「必要行動」と言っています。
少年の非行の始めの問題行動は、子供が出す心のシグナルだとよく言われます。ですから、問題行動を起こしたからと、叱ってばかりでは、それに対して謝ることしか学ばないことになります。その上子供の心の逃げ道はなく、傷がさらに深くなるばかりです。
また、反省ばかりさせていると、「ごめんなさいと」取り繕うとする、裏と表のある人間になると言っています。

子どもは親には問題を見せない子でも、怖い教師の前ではいい生徒を演じ、影で悪いことをする子供はよくいます。そのような子は自分の受けている、ストレスに対してそこで助けてもらっていたいと演じるのではなく、自分で解決して一人で生きようとしているのです。
周囲に迷惑をかけないことは、よいことのように思えますが、それは孤立するだけで問題を一人で抱え込んでしまうだけと言えます。

最近、周囲の人目を気にし、自分の気持ちを素直に表さない子が多いと言われます。それは普段でも自分を、偽っていることでもあります。これは悪さをするしないだけでなく、外面は明るく振舞っていても、内面は苦しんでいる場合もあります。そう考えると問題を起こす子供は、自分の抱えてるストレスをサインとして発信しているのです。逆によい子は心の中に抱えているストレスを覆い隠していると言えます。
そのような子供が増えていることは、これからの世の中がどのようになるのか考えると、大きな問題だといえるでしょう。

最近、少年が起こす凶悪な犯罪がニュースになります。そして、必ずその被害者の心の痛みの大きさを、大きく取りあげた報道がされます。その上に加害者が日頃から、凶行を起こす下地があったかのような取り上げ方がされます。

それらのニュースを聞くといつも思うことは、その罪を犯した少年はどれだけの傷を心に負っていたのかを思います。そして、犯行を起こした人のサインをもっと早く受け止めることができなかったのか。人を頼っていいんだよ、迷惑をかけてもいいんだよと、手をさしのべられなかったのかとも思います。

そして、人目を気にして生きて善い人間を演じている、子供・少年も・若者・大人・年寄りが、このところ増えている世の中を心配に思います。

妻の病気の9割は夫がつくる

少し前の新聞の本の広告に次のようなものがありました。
「妻の病気の9割は夫がつくる」という題名の本です。

その本の内容の紹介文を見ると、次のようにありました。
■「おれのテレビだ」とチャンネルを独占する
■今日会った出来事を話しても上の空
■定年退職したとたん四六時中まとわりつく
■「誰に食わせてもらっているんだ」が口癖
■高熱で寝込む私に「飯は?」と詰め寄る
■「家事もやっている」とえらぶる
■几帳面で常に家の中の粗探しをする
■子供の悪い部分はすべて「おまえのせい」
■私の親の前でだけいい顔をする
■姑が言いたい放題でも見てみぬふり

これを見ているとこのような夫だと、仕事もできない夫だろうと思います。

それと同時にこの本と逆の本も、書けるのではないと思います。
「夫の仕事が出来ないのは9割は妻が原因」

「妻の病気の9割は夫がつくる」本のような夫は、気が小さい小心者でしょうが、そのようなことをさせる要因には妻の方にもあるのではないでしょうか。
この上の■に上げものは本の広告で、興味を引くように書かれてあるので、面白く誇張しているのでこれは、仕方がないこともあるでしょう。
しかし、会社などで仕事をするのには、大きなストレスもあり家は安楽憩いの場としたいので、先にあげてあることもうなずけることもあります。それを、ゴロゴロしているとか濡れ落ち葉とか、元気で留守がいいなど、家事を任されている専業主婦が考えていると、今日も元気で家族のために仕事を頑張ろうとは思い難いですね。

テーマ : ◆◆日々の暮らしを楽しむ◆◆
ジャンル : 結婚・家庭生活

壮大な時の物語

137億年の物語」What on Earth Happene? 2008
クリストファー・ロイド著 日本では、2012年初版
宇宙の草創期から、現代までを綴った本です。
この本は、宇宙の創世から現代まで、読者が本を手に取る今の時間までを一日として、秒を追って書き進められています。イギリス人なので欧米人の考えて書かれているので、日本人や東洋の人などが読むと、これはと思うところもありるが、世界史を縦横に知るには面白本です。

      137億年の物語

同じような内容の本としては、「宇宙戦争」や「タイムマシーン」などでSF小説家として知られる、H・G・ウェルズが書いた本があります。
H・G・ウェルズといえば、SF小説家としてだけでなく、文明評論家として、社会科学者としても活躍し、現行の日本国憲法にも影響  をおよぼした人です。

1922年に、H・G・ウェルズが書いた、「A SHORT HISTORY OF WORLD」があります。こちらのは、日本にも昭和十四年に「世界文化史概観」という題名で長谷部文雄氏・阿部知二氏の訳で岩波新書赤版として出版されました。その後、ウェルズが1946年に死ぬまで加筆改訂され、その後も1965年に息子のG・P・ウェルズらが、改訂加筆しています。
岩波新書も戦後青版として1966年に大幅に改定された「世界史概観 上」・「世界史概観 下」が出版され、版をかさね現在では56刷を重ねて売られています。こちらの方は、初版が今から90年ほど前に書かれた者で、欧米社会から見た歴史観もあり、偏見や差別的な表現も見られますが、H・G・ウェルズの当時として先進的で民主的な考えがかいま見れます。

      世界史概観 上   世界史概観 下


また、同じ本が、1971年に角川書店から、下田直春氏の訳で「世界文化小史」として出版され、今は講談社学術文庫で手に入れることができます。


      137億年の物語

この三つの本とも500頁以上あり、どれも読みごたえのある本です。

テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

行動学 三種類の人間

三島由紀夫の本の中に、『行動学入門』文春文庫が、文藝春秋からでている。
この本は「行動学入門」「おわりの美学」「革命哲学としての陽明学」の三つの連載されたエッセイをあつめたものだが、三島はそのあとがきに次のように書いている。
 
     行動学入門
     全国書店ネットワークのe-honから
 
・・・前略 。そして三つとも、何より読み易さわかりやすさということを主眼にしているが、「おわりの美学」は明らかに、半分ふさけているのである。だから、ふざけたことのきらいな人を怒らせるかもしれない。
 まじめで良心的なのも思想だが、不まじめで良心的という思想もあれば、又、一番たちのわるいのに、まじめで非良心的という思想もある。私はこの第三の思想だけは陥りたくないと、日頃自戒している者である。
あと後略・・・・。


人には三島の指摘するように、三種類の人間がいるといえるだろう、まさに詐欺師がこのまじめで非良心的な人間だと言えるだろう。
人は糞まじめなひとより、少々不真面目な方が人間味があり、また息詰まったようなときにはその場をなごませてくれたりします。そして良心的なら少々羽目が外れて入れも、大目に見てくれたり逆に信頼もされるでしょう。

今不景気な時には、まことしやかに甘い話を持ちかけ来る人が増えてきます。そして、年よりの僅かの貯金は年金だまし取ろうとしたり、人の優しさなどのつけ込んで、寄付を募ってだまし取ったりする人がいます。

その様なときはこの三島の言葉を思い出したいです。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

これからの日本の行方は--

本の紹介  「中国化する日本」與那覇潤

      中国化する日本


この本は題名から、過激で日本が中国の属国となってしまうと思ってよむと、大きく期待がはずれてしまいます。
その様な本ではなく、奈良時代から現代までの政治や文化論を述べたものです。

著者のいう「中国化」とは「日本社会のあり方が中国社会のあり方に似てくる」ことを言っています。
そして、過去の歴史をみると、中国の圧倒的な文化力と経済力に影響され、中国を模倣していった時代もあれば、またそうでない時代もあり、その二つの流れの繰り返しだと述べています。
そして、日本は唐から遣唐使を派遣し律令制度を学び、唐が滅びると中国との交流は途絶え、日本独自の国風文化を発展させた。そして、宋の時代に築かれた社会の仕組みが、日本以外の中国や世界の社会が現代まで続いているといっています。
政界はそれなのに、日本は鎌倉時代から戦国時代の動乱の時をへて、江戸時代に中国とは全く違う江戸時代が長い間続いた。
そして、江戸時代が終わると日本はようやく、世界と同じように宋朝以降の「中国の近世」と同じような状態に移行していきつつあると著者は述べています。

そして、著者はさらに次のようなことを考えていきます。一、なぜ、ヨーロッパは中国に逆転でき産業革命が興せたのか。
二、なぜ、西洋が中国を凌駕することができたのか。
三、なぜ、近代化が遅れて西洋化も、捗らなかった中国が最近存在感がでてきたのか。
四に、どうして、歴史的に先進国であったに、中国に人権意識や議会政治が育っていないのか。
これらを軸にこの本は書かれています。

そして、源平合戦とは、中国化勢力(平家)と反中国化勢力(源氏)との争いだった。グローバル時代によみなおす「日本史」として、話を初めています。


そして、この本を読んでいると、今の世に道徳感情を煽り利用した、モラルで官僚や政治家を縛る「徳治」政治を押し進め、市民自由までも時には枠にはめようとする、新興勢力はどこに行くかを考えてしましました。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

山本作兵衛の炭坑の記録画 2

山本作兵衛の炭坑の記録画 2

山本作兵衛は画家でもなく、永く後生に自分が描いたものを残そうと考えて、炭坑の記録を絵にし続けたのではないです。ただ身近にある絵の具などで、炭坑の記録を描き続けてました。
そのため、山本作兵衛の炭坑の記録画は、名画などのように、永く持つもと保障されないそうです。すでに多くの炭坑の記録画が、劣化し始めているようで、保存への対策は急を要するそうです。

今の世の中は、まずは写真に撮るなどデジタル化しての、保存は急務でしょうが、その作業すら進んでいないようです。国はそれぐらいの予算は出すべきデはないかと、私は思ってしまいます。多額の公共事業になどに、国の予算をいまでに、湯水のように使うのを考えれば安いものではないでしょうか。

身近で市販されているありふれた画材で描かれているので、耐用年数が不安定で、原本の保存には技術的に未知なところがあり難しらしいです。
世界遺産でなく、世界記録遺産は国の保存義務はないそうですが、国はもっと前向きに取り組むべきだと思います。
この炭坑の記録画を申請したのは、国でないから国の財政を使って保護するのは難しいなどというのはいかがと思います。

山本作兵衛の炭坑の記録画は、一地域の炭坑の絵ですまされる内容でなく、世界的な炭坑の労働者やその生活の様子の共通した問題点の多くが記録されたものです。それを小さな自治体や団体や個人に、保存の責任をゆだねだけでよい問題ではないと思います。この炭坑の記録画が後の世のいつまでも残る対策に国も早く乗り出してほしいものです。

世界記録遺産 山本作兵衛の炭坑画

山本作兵衛の炭坑の記録画が、世界記録遺産に登録されてから、7ヶ月が過つ。私はこのニュースを聞いたとき、この炭坑の記録画には全く知らなかったが、内容を聞いて非常に驚きました。まずは、なぜ「鳥獣戯画」や「源氏物語」などでないのか。そして、庶民の生活を庶民が記録ものに対して、世界記録遺産に登録されたことに、大きな意味と価値があると感じました。

そして、日本政府
がこの炭坑画を世界記録遺産に推薦したこともすばらしいことだと思ったのです。しかし、後で知ったのですが、それは間違いでした。国は山本作兵衛の炭坑画を推薦するどころか、他の文化財てきな価値の高いものも推薦をする事には消極的だったそうです。
山本作兵衛の炭坑の記録画を、後生に残すにはそれなりの資金が必要ですが、文部科学省の官僚は、先を越されたと思ってか、財政的な支援をするには消極的だそうです。政府民主党や野党の人たちは、どのように思っているのでしょうか。是非とも、政治家たちは、庶民が記録した炭坑の記録画の保存に、国の支援に動かれる期待したいです。

私は、この山本作兵衛の本を去年の10月頃に買い、読んだが素晴らしい本でした。

以前このブログで紹介しましたので、そちらも方も参考にしてください。
「山本作兵衛の画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」


「民衆のアメリカ史」とスタートレック

「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史」(原題 "A YOUNG PEOPLE'S HIDTORY OF THE UNITED STATES")である元の本「民衆のアメリカ史」(原題 "A PEOPLE'S HIDTORY OF THE UNITED STATES"")、読んでいる。


   


この本は、コロンブスがアメリカ大陸を発見してから、現代にいたるまでを、アメリカの民衆の苦難に満ちた歴史が描かれている。
この本を読んでいて、アメリカに移民入植した人々が、原住民であるアメリカンインディアンや黒人の人々に犯した、あからさまな仕打ちを知ることができる。それだけでなく女性への差別と、白人の奉公人などの様子も描かれている。
今日の自由と民主主義の、アメリカ合衆国がどのようにして出来上がったのか、そして今なおそれらの問題があることに気づかされます。

一国が平和と民主主義と自由な国になるのは、大変な努力と過程が必要なのだと考えさせられます。


話は突然かわりますが。
スタートレックのエピソードの題材は、世界の情勢の中からとっていると思っていたが、この本をよんでいるとそうでもないように思える。フェレンギ人の商理念や女性に対す考え方。ベージョーとカーデシアの問題。ボーグの同化政策。などなどアメリカの過去の問題と重ね合わせて読んでしまうところがある。

山本作兵衛の画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」

今日久しぶりに本屋さんにいった。
そこに、山本作兵衛の画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」が売られていたので、手が伸びてしまった。
読んでみると、明治以降の華やかな近代化の裏で、炭鉱産業がそれを支え、過酷な労働環境がリアルに描かれている。

        


日本に限らず炭鉱は近代産業の原動力であるにもかかわらず、どの国も過酷で劣悪な中で働かされ、悲惨な事故もおきている。
カークダグラスが主演した「炎の人ゴッホ」にも、天の使命として牧師になり、牧師としての赴任地が炭鉱地区でその悲惨さを目の当たりにして、悲惨で劣悪で貧しい炭鉱生活者とのかかわりにのめり込んでいく様子が描かれている。
SF映画などでも、炭鉱が場面な時は、地価の劣悪で悲惨な状態が描かれている。

この、山本作兵衛の「炭鉱に生きる」は、地下の炭鉱の様子だけでなく、炭鉱のその生活の様子と人間ドラマ、炭鉱の文化が記録されて、「世界記憶遺産」でもトップクラスのものだろうとおもった。

■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

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記事へのコメント
  • 東日本大震災追悼式で安倍首相は原発事故に触れなかった。
    竹林泉水 (03/18)
    今一度野田首相が宣言したように、安倍総理は原発事故は収束したと本当は言いたいのでしょう。政府は必ず嘘をつく、それは、オリンピックの施設建設や、豊洲市場もそうです
  • 東日本大震災追悼式で安倍首相は原発事故に触れなかった。
    アジシオ次郎 (03/18)
    おはようございます。

    今年の東日本大震災追悼式典で福島第一原発事故に言及しなかった安倍総理だが、未だに原発事故処理が解決していない、避難区域解除も進んでいな
  • マンションの挨拶禁止
    竹林泉水 (03/13)
    アジシオ次郎さん
    コメントのお返事大変遅くなり申し訳ありません。
    いまのよのなか、スマホが行き渡り本当におかしくなってきた感じですね、友達と集まってもみなそれぞ
  • マンションの挨拶禁止
    アジシオ次郎 (03/01)
    こんにちは。

    マンションで挨拶禁止って、正直近所づき合いを否定するようなものだし、挨拶をしっかりすると言う人としての常識に思いっきり反する行為だと思います。
  • これからの世界のゆくへ
    竹林泉水 (02/20)
    わたしには、トランプ大統領のメディア批判は、日本の首相を見習っているように思えてしまいます。
    アメリカは自由と民主主義国の国でこのようなことはないと思っていまし
  • 軍隊は国民を守るにあらず国を守るもの
    竹林泉水 (02/20)
    コメントありがとうございます

    自衛隊法にどのように明記されていようが、文官と武官との考えの違いはあるのではないでしょうか。
    栗栖弘臣の言ったことは、上級指揮官
  • これからの世界のゆくへ
    アジシオ次郎 (02/18)
    こんにちは。

    アメリカのトランプ大統領のメディア批判は、自分に都合の悪い話をする者はケチョンケチョンにこき下ろすと言う子供じみた言動にしか見えないが、自分に
  • 軍隊は国民を守るにあらず国を守るもの
    まり姫 (02/07)
    自衛隊法第三条に人命救助をする仕事として書かれていますよ。
    主たる任務ではないけれど、副次的任務としてきちんと規定されています。
    元統合幕僚議長の述べていること
  • 世界の民主主義が行き詰
    竹林泉水 (01/26)
    以前から時々コメントされるのですが。
    コメントを投稿されても、ロシア文字のような文字化けや、タグを書き込みそれがそのまま表示されるコメントがります。

    そのよう
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