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私の「戦後70年談話」 ぜひ読んでおきたい本

岩波書店から、「私の「戦後70年談話」」という本が出版されている。
戦前戦中に生まれ、各界で活躍し、戦争体験を持つ41人の人たちの、今の人たちへのメッセージでが綴られています。

     私の「戦後70年談話
     私の「戦後70年談話 岩波書店
     岩波書店編集部編
     1,600円 


この本には、戦争による悲惨な状況や体験だけでなく、当時の世の中の雰囲気が、それぞれの人の立場から見た目で書かれています。世の中の自由がなくなり、違う意見を述べることが差し控えられ、重苦しい雰囲気になって行ったこと。また、そのような中で、小学生などは戦争をしている国の小国民のとして、小学生なりに積極的に国のために奉仕する、我慢する、今のその状況を当然と思っていた。などさまざまなことが書かれています。
この本は、私のよな60を過ぎた年寄りより、中高生や若い人に読んでもらいたい本です。
できれば、この本の新書版やジュニア文庫版などをだし、中学生のおこずかいで、買える値段で売られることを期待したいものです。
そして、若い人たちがこの本を読むにあたって、文字の字面だけを負うのでなく、想像力をもって文字の下に隠れているものをつかみ取って読んでほしいです。

目次を紹介しておきます。 

はじめに
I
満州でソ連軍の侵攻をうけて
   宝田 明
70年前の子供は今思う
   中川李枝子
飢えと寒さと絶望の〈戦後〉を生き抜いて
   ちばてつや
「もう,ロールケーキは出せないんだよ」
   高見のっぽ
平和がすべての基本
   海部俊樹
悪夢が再来するとき
   山中 恒
忘れないうちに,一言.
   山藤章二
戦争を知らない大人たちへ
   山田太一
病院で見つめた戦前・戦後
   日野原重明
死の影の下に
   梅原 猛
II
戦争ほど命が軽くなることはない
   香川京子
卑怯であることを恥じない時代だからこそ
   金子兜太
口を閉ざしてはいけない
   奈良岡朋子
裸にされつつある日本国民
   森村誠一
若者たちへ
   ジェームス三木
大阪~東京を生きた在日二世として
   梁石日
悪夢のような
   山田洋次
III
戦争が終わり,前座修業が終わった
   三遊亭金馬
英語の楽しさを学んだ中学時代
   神宮輝夫
文化国家へ
   古在由秀
アメリカから今の日本を見て
   入江 昭
自分の道を歩むために
   上田閑照
面白いと思うことを全力で
   益川敏英
戦後の若者たちの生き方から学ぶ
   辰巳芳子
IV
憲法九条を変えてはならない
   高畑 勲
反省だけならサルでもできる
   丹羽宇一郎
「戦間期の思想」をもたない宣言を
   保阪正康
戦後70年,沖縄からの問い
   新崎盛暉
「81%」の人々へ――安保と沖縄
   C.ダグラス・ラミス
日本の戦争の「復権」を許してはならない
   不破哲三
「小国」に腰を据える
   加納実紀代
政治家は過去と謙虚に向き合え
   野中広務
杖よるは信に如しくは莫なし―まずは信頼される国になること
   村山富市
V
戦後日本を生きて
   五木寛之
「戦わない民主主義」の転換?
   長尾龍一
「戦前80年」に目を向けよ
   坂野潤治
消え去るのみか
   半藤一利
自然への感性を失ってはならない
   池田武邦
思考停止を憂う
   野坂昭如
武力行使でなく,言葉の創造的機能による平和を
   石田 雄
眠れない夜――「戦後70年」に思うこと
   澤地久枝

品川正治の[遺言 「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ]

品川正治の[遺言 「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ]を読んで。
    財界の良心」から反骨のジャーナリストへ

品川正治の[遺言 「財界の良心」から反骨のジャーナリストへ]に旧制三高での軍人勅諭読み替え事件について述べている。
そこには次のようなことが書かれています。
三高で軍人勅諭事件が起こった。京都師団長の査閲があり、軍人勅諭を暗唱する事になっていた。手を挙げた品川の友人が指名され「我が国の軍隊は世々天皇の統率し給う所にぞある」と言うところを、「我が国の天皇は世々軍隊の統率し給う所にぞある」と主語を入れ替えてよんだ。査閲官はすぐに気づき、「もう一度言え」。すると友人は「わが国の天皇は世々軍隊に統率され給われたのであります。違いますか?」と言った。査閲官はすぐに駆け寄り軍刀に手をかけたが思いとどまった。友人は確信犯として退学処分、品川は生徒総代をしていたので、責任をとらないといけないと考え、退学願いを出し一兵卒として最前線に志願する嘆願書を軍にだした。品川が10ヶ月後中国大陸の最前線に出征し、瀕死の重傷を負い帰還する。
友人は事件後行方不明になるが、戦地から帰還してみると、自殺して轢死していたことを知らされる。
戦後、品川は友人のこと、軍人勅諭読み替え事件について調べる。しかし、読み替え事件の記録はなく、友人の記録もなく、中退した品川自身は卒業したことになっていて、同窓会名簿にも載っている。その上出した覚えのない、東大に入学願書を出したことになっている。
そして、読み替えた友人は、その実家も含めて家そのものが絶えてなくなっていたそうです。

この話を読んで組織の恐ろしさを感じました。特に国家権力や軍隊が暴走したとき、どのようになるのかをしめしています。学校の在学生台帳や卒業者台帳などの公文書を書き換えたり抹消したり、一国民の一家を跡形もなく抹殺してしまうことができるものだと背筋が寒くなりました。

いまも外国の独裁政権の中には、権力者が不都合な事実はもみ消し、恣意的に都合の悪いことは隠す。都合の悪いことを揉み消す、そしてそのためには人の命を奪うことも厭わない政権もあります。

日本でも秘密保護法ができ、国家機密というものを隠すことが法的に認められるようになりました。今の首相は断じてそういうことは(恣意的に隠す)ないといっています。そのことが何時までも守られることを願います。

反省させると犯罪者になります 2

「反省させると犯罪者になります」新潮新書 520 岡本茂樹 の感想です。
     一泳ぎ

悪いことができる人は、悪いことをされてきているという見方をしてみる。
人を傷つける人は、自分が傷ついているという見方する。ですから、悪いことをする人、人を傷つける人は、その前から心が傷つき病んでいると言うことです。
さらに言うなら凶悪なことができる人は、大変深い傷があるとみることができます。
逆に言うと、幸せな人は犯罪を起こさないという見方もできます。犯罪をみると犯人は確かに、その犯罪については加害者だが、その根は心が傷ついている被害者だといことです。
犯罪を犯した人に対して、刑罰でもって犯罪者の反省につながらない。罪を犯した人に対し反省の為、被害者の心の痛みを考えさせても、それは表面だけの反省であったり、罪を犯した人の厚生にはつながらない。
自分を見つめることができ、自分は傷ついているのだと気づくと、心の中が整理され「俺はこういう事で、悪いことをしていたんだな」理解できてくるといいます。そうなると自然と被害者の事が考えられるようになる。そこで初めて本当の反省ができるようになる。

よく、学校などでトラブルを起こした生徒に「相手の気持ちを考えて、痛みを分かれ」と、加害者の生徒に反省をうながします。被害者の事ばかり考えさせていては、「ごめんなさい、すいません。」しか出てこないし、上辺を取り繕っているだけです。
そのときは、それでよいでしょうが、その生徒が犯した根は癒されていないので再び同じことを起こす可能性があります。
自分のことを理解しないと他者の事も理解できない。傷つけた相手のことばかりを考えるのではなく、まずは自分のことを考えることから始める必要があります。

著者は「反省させると犯罪者になります」の中で、過ちを「必要行動」と言っています。
少年の非行の始めの問題行動は、子供が出す心のシグナルだとよく言われます。ですから、問題行動を起こしたからと、叱ってばかりでは、それに対して謝ることしか学ばないことになります。その上子供の心の逃げ道はなく、傷がさらに深くなるばかりです。
また、反省ばかりさせていると、「ごめんなさいと」取り繕うとする、裏と表のある人間になると言っています。

子どもは親には問題を見せない子でも、怖い教師の前ではいい生徒を演じ、影で悪いことをする子供はよくいます。そのような子は自分の受けている、ストレスに対してそこで助けてもらっていたいと演じるのではなく、自分で解決して一人で生きようとしているのです。
周囲に迷惑をかけないことは、よいことのように思えますが、それは孤立するだけで問題を一人で抱え込んでしまうだけと言えます。

最近、周囲の人目を気にし、自分の気持ちを素直に表さない子が多いと言われます。それは普段でも自分を、偽っていることでもあります。これは悪さをするしないだけでなく、外面は明るく振舞っていても、内面は苦しんでいる場合もあります。そう考えると問題を起こす子供は、自分の抱えてるストレスをサインとして発信しているのです。逆によい子は心の中に抱えているストレスを覆い隠していると言えます。
そのような子供が増えていることは、これからの世の中がどのようになるのか考えると、大きな問題だといえるでしょう。

最近、少年が起こす凶悪な犯罪がニュースになります。そして、必ずその被害者の心の痛みの大きさを、大きく取りあげた報道がされます。その上に加害者が日頃から、凶行を起こす下地があったかのような取り上げ方がされます。

それらのニュースを聞くといつも思うことは、その罪を犯した少年はどれだけの傷を心に負っていたのかを思います。そして、犯行を起こした人のサインをもっと早く受け止めることができなかったのか。人を頼っていいんだよ、迷惑をかけてもいいんだよと、手をさしのべられなかったのかとも思います。

そして、人目を気にして生きて善い人間を演じている、子供・少年も・若者・大人・年寄りが、このところ増えている世の中を心配に思います。

妻の病気の9割は夫がつくる

少し前の新聞の本の広告に次のようなものがありました。
「妻の病気の9割は夫がつくる」という題名の本です。

その本の内容の紹介文を見ると、次のようにありました。
■「おれのテレビだ」とチャンネルを独占する
■今日会った出来事を話しても上の空
■定年退職したとたん四六時中まとわりつく
■「誰に食わせてもらっているんだ」が口癖
■高熱で寝込む私に「飯は?」と詰め寄る
■「家事もやっている」とえらぶる
■几帳面で常に家の中の粗探しをする
■子供の悪い部分はすべて「おまえのせい」
■私の親の前でだけいい顔をする
■姑が言いたい放題でも見てみぬふり

これを見ているとこのような夫だと、仕事もできない夫だろうと思います。

それと同時にこの本と逆の本も、書けるのではないと思います。
「夫の仕事が出来ないのは9割は妻が原因」

「妻の病気の9割は夫がつくる」本のような夫は、気が小さい小心者でしょうが、そのようなことをさせる要因には妻の方にもあるのではないでしょうか。
この上の■に上げものは本の広告で、興味を引くように書かれてあるので、面白く誇張しているのでこれは、仕方がないこともあるでしょう。
しかし、会社などで仕事をするのには、大きなストレスもあり家は安楽憩いの場としたいので、先にあげてあることもうなずけることもあります。それを、ゴロゴロしているとか濡れ落ち葉とか、元気で留守がいいなど、家事を任されている専業主婦が考えていると、今日も元気で家族のために仕事を頑張ろうとは思い難いですね。

テーマ : ◆◆日々の暮らしを楽しむ◆◆
ジャンル : 結婚・家庭生活

壮大な時の物語

137億年の物語」What on Earth Happene? 2008
クリストファー・ロイド著 日本では、2012年初版
宇宙の草創期から、現代までを綴った本です。
この本は、宇宙の創世から現代まで、読者が本を手に取る今の時間までを一日として、秒を追って書き進められています。イギリス人なので欧米人の考えて書かれているので、日本人や東洋の人などが読むと、これはと思うところもありるが、世界史を縦横に知るには面白本です。

      137億年の物語

同じような内容の本としては、「宇宙戦争」や「タイムマシーン」などでSF小説家として知られる、H・G・ウェルズが書いた本があります。
H・G・ウェルズといえば、SF小説家としてだけでなく、文明評論家として、社会科学者としても活躍し、現行の日本国憲法にも影響  をおよぼした人です。

1922年に、H・G・ウェルズが書いた、「A SHORT HISTORY OF WORLD」があります。こちらのは、日本にも昭和十四年に「世界文化史概観」という題名で長谷部文雄氏・阿部知二氏の訳で岩波新書赤版として出版されました。その後、ウェルズが1946年に死ぬまで加筆改訂され、その後も1965年に息子のG・P・ウェルズらが、改訂加筆しています。
岩波新書も戦後青版として1966年に大幅に改定された「世界史概観 上」・「世界史概観 下」が出版され、版をかさね現在では56刷を重ねて売られています。こちらの方は、初版が今から90年ほど前に書かれた者で、欧米社会から見た歴史観もあり、偏見や差別的な表現も見られますが、H・G・ウェルズの当時として先進的で民主的な考えがかいま見れます。

      世界史概観 上   世界史概観 下


また、同じ本が、1971年に角川書店から、下田直春氏の訳で「世界文化小史」として出版され、今は講談社学術文庫で手に入れることができます。


      137億年の物語

この三つの本とも500頁以上あり、どれも読みごたえのある本です。

テーマ : 歴史・時代小説
ジャンル : 本・雑誌

行動学 三種類の人間

三島由紀夫の本の中に、『行動学入門』文春文庫が、文藝春秋からでている。
この本は「行動学入門」「おわりの美学」「革命哲学としての陽明学」の三つの連載されたエッセイをあつめたものだが、三島はそのあとがきに次のように書いている。
 
     行動学入門
     全国書店ネットワークのe-honから
 
・・・前略 。そして三つとも、何より読み易さわかりやすさということを主眼にしているが、「おわりの美学」は明らかに、半分ふさけているのである。だから、ふざけたことのきらいな人を怒らせるかもしれない。
 まじめで良心的なのも思想だが、不まじめで良心的という思想もあれば、又、一番たちのわるいのに、まじめで非良心的という思想もある。私はこの第三の思想だけは陥りたくないと、日頃自戒している者である。
あと後略・・・・。


人には三島の指摘するように、三種類の人間がいるといえるだろう、まさに詐欺師がこのまじめで非良心的な人間だと言えるだろう。
人は糞まじめなひとより、少々不真面目な方が人間味があり、また息詰まったようなときにはその場をなごませてくれたりします。そして良心的なら少々羽目が外れて入れも、大目に見てくれたり逆に信頼もされるでしょう。

今不景気な時には、まことしやかに甘い話を持ちかけ来る人が増えてきます。そして、年よりの僅かの貯金は年金だまし取ろうとしたり、人の優しさなどのつけ込んで、寄付を募ってだまし取ったりする人がいます。

その様なときはこの三島の言葉を思い出したいです。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

これからの日本の行方は--

本の紹介  「中国化する日本」與那覇潤

      中国化する日本


この本は題名から、過激で日本が中国の属国となってしまうと思ってよむと、大きく期待がはずれてしまいます。
その様な本ではなく、奈良時代から現代までの政治や文化論を述べたものです。

著者のいう「中国化」とは「日本社会のあり方が中国社会のあり方に似てくる」ことを言っています。
そして、過去の歴史をみると、中国の圧倒的な文化力と経済力に影響され、中国を模倣していった時代もあれば、またそうでない時代もあり、その二つの流れの繰り返しだと述べています。
そして、日本は唐から遣唐使を派遣し律令制度を学び、唐が滅びると中国との交流は途絶え、日本独自の国風文化を発展させた。そして、宋の時代に築かれた社会の仕組みが、日本以外の中国や世界の社会が現代まで続いているといっています。
政界はそれなのに、日本は鎌倉時代から戦国時代の動乱の時をへて、江戸時代に中国とは全く違う江戸時代が長い間続いた。
そして、江戸時代が終わると日本はようやく、世界と同じように宋朝以降の「中国の近世」と同じような状態に移行していきつつあると著者は述べています。

そして、著者はさらに次のようなことを考えていきます。一、なぜ、ヨーロッパは中国に逆転でき産業革命が興せたのか。
二、なぜ、西洋が中国を凌駕することができたのか。
三、なぜ、近代化が遅れて西洋化も、捗らなかった中国が最近存在感がでてきたのか。
四に、どうして、歴史的に先進国であったに、中国に人権意識や議会政治が育っていないのか。
これらを軸にこの本は書かれています。

そして、源平合戦とは、中国化勢力(平家)と反中国化勢力(源氏)との争いだった。グローバル時代によみなおす「日本史」として、話を初めています。


そして、この本を読んでいると、今の世に道徳感情を煽り利用した、モラルで官僚や政治家を縛る「徳治」政治を押し進め、市民自由までも時には枠にはめようとする、新興勢力はどこに行くかを考えてしましました。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

山本作兵衛の炭坑の記録画 2

山本作兵衛の炭坑の記録画 2

山本作兵衛は画家でもなく、永く後生に自分が描いたものを残そうと考えて、炭坑の記録を絵にし続けたのではないです。ただ身近にある絵の具などで、炭坑の記録を描き続けてました。
そのため、山本作兵衛の炭坑の記録画は、名画などのように、永く持つもと保障されないそうです。すでに多くの炭坑の記録画が、劣化し始めているようで、保存への対策は急を要するそうです。

今の世の中は、まずは写真に撮るなどデジタル化しての、保存は急務でしょうが、その作業すら進んでいないようです。国はそれぐらいの予算は出すべきデはないかと、私は思ってしまいます。多額の公共事業になどに、国の予算をいまでに、湯水のように使うのを考えれば安いものではないでしょうか。

身近で市販されているありふれた画材で描かれているので、耐用年数が不安定で、原本の保存には技術的に未知なところがあり難しらしいです。
世界遺産でなく、世界記録遺産は国の保存義務はないそうですが、国はもっと前向きに取り組むべきだと思います。
この炭坑の記録画を申請したのは、国でないから国の財政を使って保護するのは難しいなどというのはいかがと思います。

山本作兵衛の炭坑の記録画は、一地域の炭坑の絵ですまされる内容でなく、世界的な炭坑の労働者やその生活の様子の共通した問題点の多くが記録されたものです。それを小さな自治体や団体や個人に、保存の責任をゆだねだけでよい問題ではないと思います。この炭坑の記録画が後の世のいつまでも残る対策に国も早く乗り出してほしいものです。

世界記録遺産 山本作兵衛の炭坑画

山本作兵衛の炭坑の記録画が、世界記録遺産に登録されてから、7ヶ月が過つ。私はこのニュースを聞いたとき、この炭坑の記録画には全く知らなかったが、内容を聞いて非常に驚きました。まずは、なぜ「鳥獣戯画」や「源氏物語」などでないのか。そして、庶民の生活を庶民が記録ものに対して、世界記録遺産に登録されたことに、大きな意味と価値があると感じました。

そして、日本政府
がこの炭坑画を世界記録遺産に推薦したこともすばらしいことだと思ったのです。しかし、後で知ったのですが、それは間違いでした。国は山本作兵衛の炭坑画を推薦するどころか、他の文化財てきな価値の高いものも推薦をする事には消極的だったそうです。
山本作兵衛の炭坑の記録画を、後生に残すにはそれなりの資金が必要ですが、文部科学省の官僚は、先を越されたと思ってか、財政的な支援をするには消極的だそうです。政府民主党や野党の人たちは、どのように思っているのでしょうか。是非とも、政治家たちは、庶民が記録した炭坑の記録画の保存に、国の支援に動かれる期待したいです。

私は、この山本作兵衛の本を去年の10月頃に買い、読んだが素晴らしい本でした。

以前このブログで紹介しましたので、そちらも方も参考にしてください。
「山本作兵衛の画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」


「民衆のアメリカ史」とスタートレック

「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史」(原題 "A YOUNG PEOPLE'S HIDTORY OF THE UNITED STATES")である元の本「民衆のアメリカ史」(原題 "A PEOPLE'S HIDTORY OF THE UNITED STATES"")、読んでいる。


   


この本は、コロンブスがアメリカ大陸を発見してから、現代にいたるまでを、アメリカの民衆の苦難に満ちた歴史が描かれている。
この本を読んでいて、アメリカに移民入植した人々が、原住民であるアメリカンインディアンや黒人の人々に犯した、あからさまな仕打ちを知ることができる。それだけでなく女性への差別と、白人の奉公人などの様子も描かれている。
今日の自由と民主主義の、アメリカ合衆国がどのようにして出来上がったのか、そして今なおそれらの問題があることに気づかされます。

一国が平和と民主主義と自由な国になるのは、大変な努力と過程が必要なのだと考えさせられます。


話は突然かわりますが。
スタートレックのエピソードの題材は、世界の情勢の中からとっていると思っていたが、この本をよんでいるとそうでもないように思える。フェレンギ人の商理念や女性に対す考え方。ベージョーとカーデシアの問題。ボーグの同化政策。などなどアメリカの過去の問題と重ね合わせて読んでしまうところがある。

山本作兵衛の画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」

今日久しぶりに本屋さんにいった。
そこに、山本作兵衛の画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」が売られていたので、手が伸びてしまった。
読んでみると、明治以降の華やかな近代化の裏で、炭鉱産業がそれを支え、過酷な労働環境がリアルに描かれている。

        


日本に限らず炭鉱は近代産業の原動力であるにもかかわらず、どの国も過酷で劣悪な中で働かされ、悲惨な事故もおきている。
カークダグラスが主演した「炎の人ゴッホ」にも、天の使命として牧師になり、牧師としての赴任地が炭鉱地区でその悲惨さを目の当たりにして、悲惨で劣悪で貧しい炭鉱生活者とのかかわりにのめり込んでいく様子が描かれている。
SF映画などでも、炭鉱が場面な時は、地価の劣悪で悲惨な状態が描かれている。

この、山本作兵衛の「炭鉱に生きる」は、地下の炭鉱の様子だけでなく、炭鉱のその生活の様子と人間ドラマ、炭鉱の文化が記録されて、「世界記憶遺産」でもトップクラスのものだろうとおもった。

■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

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記事へのコメント
  • 不自由な国、日本
    竹林泉水 (06/29)
    日本語に「世間」と言葉があります。「世間体が悪い」「世間がうるさい」「世間を渡る」「世間に顔向けできない」「世間の目を気にする」「渡る世間に鬼はいない」などとつ
  • 不自由な国、日本
    アジシオ次郎 (06/27)
     おはようございます。

     日本はやはり集団主義が根強い社会であり、いわゆる「ムラ」社会的価値感が強い為に変に「和」を重んじる傾向の上に上の言うことは絶対だという
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    竹林泉水 (06/26)
    なんで日本人は欧米人に対してコンプレックスを持っているのだろうか。明治政府は今までの幕藩体制をぶっ壊し廃藩置県をし、国内の不平不満のエネルギーを外に敵を作ること
  • 人種差別抗議行動への共鳴が日本で起きないのは
    アジシオ次郎 (06/25)
     こんにちは。

     日本人は長年欧米コンプレックスを抱いたせいで白人に対して好意的に見る一方でアジア人や黒人を平気で見下すような傾向が強いけど、自分たちが置かれて
  • 長期政権
    アジシオ次郎 (06/24)
     おはようございます。

     長期政権がもたらすもの、それは腐敗と閉塞感以外の何物でもないが、一人の人間が十何年、何十年と居座ってては健全さなど皆無だし、変化を知ら
  • 人種差別から思ったこと
    竹林泉水 (06/21)
    コメントありがとうございます。

    人間は、自分は他よりも優秀だ思いたいがります。逆に自分はあの一人より仕事ができないと感じたり、あの人より低く見られていることに対
  • 人種差別から思ったこと
    アジシオ次郎 (06/18)
     おはようございます。

     相変わらず現代において根強く蔓延る人種差別の問題、長い歴史において人種差別や偏見はヒドかったけど、その歴史から何を学んでいるのかとも思
  • 人生二十最
    omachi (05/23)
    あなたの知らない日本史をどうぞ。
    歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めま
  • 100年前の教訓
    竹林泉水 (05/09)
    コメントありがとうございます
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