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帰ってきたヒトラー

共同通信のWebサイトに、各地方紙のコラムが掲載されているページがあるが、その欄に共同通信の「日めくり」という欄がある。

そこに、で去年に制作された「帰ってきたヒトラー」について書かれていた。
この映画は、ティムール・ヴェルメシュの「彼が帰ってきた(Erist wieder da)」小説の映画化です。
「帰ってきたヒトラー」の公式Webサイト[http://gaga.ne.jp/hitlerisback/
1945年に自殺したヒトラーが、現代にタイムスリップして現代に現れる。往年と変わらない言動で、周囲の人々が彼をヒトラーそっくりの芸人だと勘違いを呼び、本当のコメディンにさせられていく。テレビやインターネットの力で再び人心をつかんでい。その危険な笑いでドイツで賛否両論を巻き起こした小説の映画化です。

共同通信の記事の内容は、その映画の監督デビッド・ベンド氏にベルリンで会見が紹介されていた。
そのなかで、「映画のラストで、オープンカーに乗ったヒトラーが「好機到来だ」と語る。」に対して、ベンド氏は次のように答えている。
「ヒトラーが力をつけた1920年代から30年代と今は相似点がある。グローバリゼーションや自由貿易の後、保護貿易、国境閉鎖などの動きが出て世界恐慌が起き、社会がもの凄い勢いで変わった。結局、これがナチスに大きなチャンスを与えてしまった。物事がうまくいかなくなった時、人々はシンプルな解決法を求め、非難できる誰かを欲しがる。『難民のせいだ』『女性に力を与えすぎたせいだ』などと言い出す。ファシズムは優越感を約束し、大衆を扇動しようとする者は「私は問題を解決できる唯一の人間」と語る。この手法は今も生きており、まさにトランプ氏が使った。

今の日本も、次々と国民の多くが反対している法案を、数の力で押しきり強行採決している。
沖縄をみても、水産庁長官の「漁業権は消滅し、岩礁破砕などを行うために許可を受ける必要はない」としたことにより、防衛局が岩礁破砕許可の申請をしないと県に伝え。また、防衛局が本来は私人の権利救済を目的とする行政不服審査制度を、国土交通相から承認取り消しの効力を一時停止する決定した。
これらは、安倍首相は「法にしたがって」といい、菅官房長官は「わが国は法治国家」と言い正当化して、「粛々と進める」というが、法令を解釈をご都合主義で解釈していくなら、それ「法治国家ではなく」「人治主義の国家」といえる、君主が治める国での人治国家ならまだしも、選挙で選ばれた民主主義の国での、人治国家になればそれは1933年のドイツのようになりかねない。
アメリカのトランプ現象は、日本の現状の後追いのようだが、一つ違うのはジャーナリズムの違いです。今のところアメリカのジャーナリズムは、大統領の暴走しかねない言動を批判しているところです。しかし、日本のジャーナリズムは何も言えないのが現状です。

そして、最後に次のようにも言っていました。

 価値ある記事を応援する
 「極右や右派はかってネットワークづくりのためにインターネットを利用していたが、今は自分の意見を誇示したり虚構のニュースを広げる道具にしている。差別感情がネットにより表に出やすくなった。・・・以下略

アメリカでもヨーロッパでもグローバリゼーションや自由貿易の閉息感から、保護貿易、国境閉鎖やポピュリズムなどの動きが出ている、
トランプ大統領の登場、欧州各国での極右の台頭し支持をあつめている、いま世界がどのような方向にすすむか、後戻りせずに前に進む方向を見つけだしいかないといけなとこの記事を読んで思った。

トランプ大統領とオール・ザ・キングスメン

トランプ大統領の言動を見ていると、1949年に公開されたアメリカ映画、「オール・ザ・キングスメン」を思い出してしてしまう。

トランプ大統領と映画の主人公のスタークは生い立ちが全く違うが、権力を掌中にしてから、トランプ氏はスタークと被るところが出てこないか心配してしてしまいます。

「オール・ザ・キングスメン」の映画のあらすじ
ルイジアナ州メイソン市の郡出納官ウィリー・スタークは、校舎建設の入札に不正があることを訴えていたが、相手にされず逆に職を失う。彼を取材するクロニクル紙のバーデンが取材にやってくる。校舎の非常階段の崩落事故が起き、3人の子供が犠牲になり、スタークは脚光を浴びる。
スタークのところにダフィと名乗る男が訪ねてきて、ルイジアナ州の知事選に立候補するよう勧める。スタークは知事選に立候補したが、移動中の列車でダフィが対立候補のスタッフであり、対立候補の票を割れさせるために担ぎ出されたにことを知って怒り、スタークはは従来の州政府の政策と対立候補を下品な口調で激しく攻撃する。演説は貧困層の支持を集め、スターク勝利となり州知事となる。バーデンはスタークのスタッフとなる。
州知事就任後スタークは、貧しい人々の支持を受けながら、スタークは自分の政策を実現するために、脅しと買収等の手を使い実現していく。大企業や上流階級の利益を代表する議会や州裁判所とは対立し、上流階級からは冷笑的な扱いを受ていく。
大企業や上流階級が議員を州知事を弾劾する動きがあると知りスタークは、弾劾支持を表明したアーウィン判事を訪ね、翻意を迫るがアーウィンの決意が固いことを知ったスタークは、彼の翻意を迫れるスキャンダルをバーデンに探させる。
スタークは人気取りのため自分の名前を冠した新病院院を作りその院長に、人格者として人気のあるアダムを当てるが、スターク州知事の政治的な駆け引きのため、心の痛みを抱えることになる。スターク州知事反対派は「州知事がアダム・スタントンの兄妹を利用したこと」や州知事のスキャンダルなどをアダムに知らせた。激怒したアダムは州知事のもとに向かい銃殺してしまう。。

この映画「オール・ザ・キングスメン」はルイジアナ州知事のヒューイ・ロングがモデルで、同名の小説がロバート・ペン ウォーレンによって、「すべて王の臣」(白水社)書かれ、それをモデルにしている。

ロングの略歴は次のようなものです。
1893年、ルイジアナ州のウィン・パリッシュに誕生。
政治に関心を持ち大企業攻撃で民衆の人気を得た。1924年にルイジアナ州知事選挙に立候補したが落選。その4年後1928年に最年少で当選。在任期間中、ハイウェイ、アスファルトまたは砂利の道路、十一の新しい橋を建設することで、公共事業で失業対策をしたが、州の赤字が十倍となった。また多くの金が収賄や不正、リベートに消えた。議員を買収して州議会を牛耳り、司法や教員にも影響力をふるった。憤慨した下院によって知事弾劾案が提出されたが買収と脅しで無効になった。
1932年からオスカー・K・アレンを州知事にさ影から州を支配し、自らは国政を目指して上院議員に当選なり。大統領も目指した。あまりに敵が多くいつも身の回りをボディガードをかため、暗殺をいつも警戒していた。彼の最大の政敵で判事であったベンジャミン・ペイリーを排除するため州法を改正したため、医師でペイリーの女婿であったカール・ワイスにより1935年9月8日、ルイジアナ州会議事堂で銃弾を浴び2日後の死亡した。ワイスはその場で射殺された。ロングの葬儀には十万人に及ぶ支持者がつめかけたという。この暗殺には謎が多く陰謀説もあるが、ロングの死により、ルーズベルトが大統領に再選されている。

ロングは急進的なポピュリズムでルイジアナ州知事を務め、1934年には「誰もが王様」("Every Man a King")というスローガンの下に、世界恐慌のために引き起こされた犯罪と貧困を抑制するために、「富の共有運動」("Share Our Wealth")と呼ばれる富の再分配を運動を作りあげ、ロングの社会改革は大きな人気を集めたが、独裁の傾向対して批判された。

日本の映画産業

日本の映画は興行収入がこのところ、アニメブームで上向いているようです。
新聞によると上位5位の邦画は次のようになっている。
君の名は(アニメ)
シン・ゴジラ
名探偵コナン 純黒の悪夢(アニメ)
映画妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン(アニメ)
ONE PIECE FILM GOLD(アニメ)

洋画は次の通りです。
スター・ウォーズフォースの覚醒
ズートピア(アニメ)
ファインディング・ドリー(アニメ)
ペット(アニメ)
オデッセイ

日本での映画の興行収入は、これを見ると今やアニメ中心になっているようです。その是非はともかく昔のように大スペクタクルでしかも中身が濃く深い映画は少ないようです。
シン・ゴジラにしろスター・ウォーズもコンピュータグラフィックスを駆使したもので、実写で手間暇掛けて作られる作品はすくなくなっています。
もともとアニメは手作業で手間暇がかかるものだが、こちらもいまはコンピュータがなければ作れないものです。
日本映画制作者連盟の岡田祐介会長は「ここに来て、映画媒体価値が少し上がってきたのかな、と。お客さんはいいソフトにはお金を払ってくれる。大変自信がもてた1年だった」。とはなしている。

しかし、深く一つのことを見つめた映画や、報道映画やドキュメンタリー映画などの質の高い映画も多く作られいるが、それらの映画が注目されないのが残念です。

昔の、「ベンハー」や「偉大な生涯の物語」などのような映画はもう作られなくなってしまったようで残念でが、大きな映画館で上映されない、岩波ホールで上映される映画も製作されていて、多くの人が鑑賞しています。今後もそのような映画が作られることに応援をしていきたいです。

「イマジン」 反響定位歩行

イマジンと言えば、ビートルズのジョン・レノンの名曲『Imagine』は誰でも知っていると思います。反戦歌でImagine は日本語で想像すると訳されます。自分たちの日頃の生活を想像して、平和の大切さを願ううたです。物事を考え判断するとき、想像力が大切だ言うことがこの歌は訴えています。

それとは、全く関係ないですが、同じイマジンというタイトルの映画があります。
ポーランドのアンジェイ・ヤキモフスキ監督の『イマジン』です。

   イマジン

この、映画の想像するは、日常の周りの人や建物や道路などを、想像するのですがその方法が特異です。視覚障碍者は通常白杖や盲導犬を使って歩いて移動します。このほか、「反響定位」という方法での歩き方があるそうです。
映画では歩行者自身が、口をならしたり手を鳴らしたり、口笛を吹いたりして、ノイズをだしてその音の反響から、周囲の障害物を察知て歩く方法です。
映画の主人公イアンはリスボンの視覚障害者訓練施設で、その反響定位歩行を教える指導員です。
それを、様々な年齢や様々な人を指導しながらの、人との交流がえがかれています。
目が見えないことにより、外出に不安を持つ子供たちが、白杖に頼らずに自由に歩くイアンに、次第に驚異をもち関心を抱いていくようすが描かれている。
私たちの生活のなかで、目からの情報は80%程を占めていると言われています。視覚障碍者にとて目が見えない事は大きなハンディーです。目からの情報の代替として、人がコウモリやイルカが自ら音波を出し、その反響を頼りに自由に飛び回ったり泳いだりするのように、反響定位歩行するイアンは、かなり正確に周囲の状況を把握できるのです。

その中でも引きこもりがちな女性エヴァが、イアンの歩行訓練している姿を見ていて、イアンに興味を持ち、互いに人として引かれていきます。しかし、主人公が指導員をしている視覚障碍者訓練施設では、反響定位法での歩行は危険だとして、解雇され施設を去らなくてはいけなくなります。
そして、目の見えない二人は互いにリスボンの街を探しまわり、いろいろな出会いがあります

日本では、視覚障碍者が街に外出するときは、法律白杖をもつか盲導犬を添わなくてはならないですと法律できめられています。
反響定位歩行は、推進活動する人がいる一方、安全性に疑義をはさむ人もいます。私もこの歩行技術を身につけるにはかなりの、訓練と技術がいると思います。それは白杖や盲導犬を使っての歩行とは比べものにならないでしょう。視覚障碍者といえば、点字を触読できると思っている人が多いようですが、実際に点字を触読む事ができるのは、ごく一部だと聞きます。
また、私が聞いたはなしですが、視覚障碍者の方が部屋に入ったとき、その平野に何人の人がどこに座っているのかがわかる時があると聞いたことがあります。
また、わたしが、ダイアログ・イン・ザ・ダークというプログラムがあります。大きな明かりがない真っ暗な部屋に街や林を再現して、そこを白杖を頼りに歩く催し。私はその催しに数回参加し体験いたことがあります。その部屋で最後のコーナーで飲み物を出してくれる所がありました。そのとき、コーヒーとワインとお茶の香りがしてきました。
このように、視覚からの情報がなくても、聴覚での音や臭いの嗅覚での情報からもいろいろな事が判るのだと知り、普段いかに視覚に頼っているを思い知らされました。

反響定位歩行は危険だという声もあるが、この映画は、障碍があっても自分の殻に閉じこもらず、勇気を出して街にでて人間らしく生きて、前へ進もうというこを訴えている。
イアンは訓練施設を解雇され、施設を去っていったが、入所者はイアンの自由な生き方に、心打たれ何かが残ったでしょう。

ポーランド映画 イマジン オフシャルサイト

上映劇場情報

追加情報です。

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ポーランド映画 「パプーシャの黒い瞳 」

パプーシャの黒い瞳

先日、30年ぶりに東京に行く機会があったので、神田の古書店街巡りをしました。そして、学生時代よく通った、岩波ホールのエキプドシネマで「パプーシャの黒い瞳」を上映していたので観てきました。

    パプーシャ


パプーシャは文字を持たない移動遊民民族のジプシーの娘です。移動型民族で文字を持たない故に、「ジプシー」という呼び方で長い間の偏見、差別などを受けてきています。
パプシャは母親は赤ん坊に「人形(パプーシャ)」と名付けた愛称で、ブロニスワヴァ・ヴァイスといいます。パプーシャは文字に惹かれ言葉を愛し、文字を教えてもらい、ジプシーの女性として初めての詩人となり、詩を綴るようになります。しかし、パプーシャが成長するにつれ、詩人としての天賦の才能を発揮するにつれ、ジプシー中なの社会に於いて、さまざまな波紋を呼び起こしていきます。
詩人イェジ・フィツォフスキと出会い、パプーシャの詩の才能を発見し、本を出版しよとします。しかし、ジプシーの仲間たちは、古くから伝わる自分たちの秘密を外部に曝したと、ジプシーの社会から追放されてしまいます。
パプーシャの詩は、第二次世界大戦前後にジプシーたちが直面した、差別や偏見の事実を伝えてくれます。
また、この映像と音楽が素晴らしく、ポーランド映画の質の高さが描かれていました。

映画を観ていて、ジブシーの暮らしが白黒の映像と音楽で描かれ見入ってしまいました。定住せず移動する民族への、愛憎に胸に痛く打たれました。
文字を持たない民族は珍しくないです、日本のアイヌ民族も文字を持っていなかったですが、多くの伝承文学があります。アメリカのインディアンも文字を持っていなかたし、移動民族でした。ジプシーと違う点は、定住し文字を持った文化の中で、そういった暮らしをしているということです。

日本にも旅芸人やマタギや炭焼きや鍛冶職なども、手に職を持ち村々を周って生活していましたが、定住せずに仕事を持ち渡り歩いて生活する人は昔からいます。それらの人は幌場やを仕立てた大きな集団ではなかったです。また、それが固有の民族ではなく技術集団だったですし、そのマタギや炭焼きや猟師などそれぞれの、文化とそれぞれの神をもち信仰を、作り上げていました。
それらの人は幌馬車を仕立てた大きな集団ではなかったです。また、それが固有の民族ではなく技術集団だったところが、その大きな違いでそれが、差別や偏見を産み、蔑みの目で見られたのでしょう。
(まったく関係ない、ひとり言です。宮本常一の「山に生きる人びと」や、 宇江 敏勝の「山びとの記」などを読み直しみようと思う)

しかし、だからこそその中にある民族としての誇りがあり、文字を持っている持っていないにかかわらず、その独自性には何ら関わりのないものです。
それはその民族としての誇りに大切さを、考えさせられるものをこの、パプーシャノ黒い瞳を見ていて感じました。

パプーシャの黒い瞳 公式ページ
http://www.moviola.jp/papusza/

上映映画館
http://www.moviola.jp/papusza/theaters/



詩集があります、「パプーシャ その詩の世界
F1000307.jpg
定価:1000円(税込)|発行:ムヴィオラ
『パプーシャの黒い瞳』上映劇場にて上映期間中販売
一部フェア開催の書店でも取り扱います。(後日詳細発表)
http://www.moviola.jp/papusza/news/

父親たちの星条旗 硫黄島からの手紙

もう一度見てみようと思う映画がある。

・硫黄島からの手紙
・父親たちの星条旗(フラッグス・オブ・ファーザーズ)
   一泳ぎ

クリント・イーストウッドが日米双方からの視点で描いた二部作の映画です。
アカデミー賞を受賞し日本でも大きな反響のあった映画です。

硫黄島からの手紙には、渡辺謙:栗林忠道陸軍中将 二宮和也:西郷昇陸軍一等兵などが出演しています。
ドラマは、2006年、東京都小笠原諸島硫黄島。地中から発見された数百通もの手紙。それは、61年前、この島で戦った男たちが、家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか。から展開していきます。

一方前部作の、父親たちの星条旗の始りは、1945年彼は海軍の衛生兵として硫黄島に赴き海兵隊と共に戦い、アメリカ中から“英雄”と称えられた老人が持っていた一枚の写真については、家族へ硫黄島について語ろうとはせずアメリカ中に知れ渡ったこの写真について何も語ろうとはしなかった。

この映画は、連合国とりわけ米国から見た硫黄島の占領を描いたもの、と太平洋戦争の終盤に硫黄島が玉砕した日本人の側から見たもこと、この二つが同時に勝者の視点と敗者の視点で制作されたことは特筆されるものと思います。
そして、単なる戦争映画としてではく人間とはないかを問うているものといえます。戦時中アメリカから日本を見ると「皇国愛国」「鬼畜米英」「腹切り」「神風」など、政治的意図をもった情報操作による思想煽動を熱狂的で異常なさまと見られていました。それが、渡辺謙演じる栗林忠道陸軍中将と二宮和也が演じる西郷昇やりとりのなかから、戦争には国境がなく戦う現場の人間は同じ人間でであることが表現されています。

もうすぐ8月15日であり、今年は今までの憲法解釈を180度変える決定を政府はしました。そんな折りですからなおさら今一度観てみようと思います。テレビなどの映画番組でも放送されればよいなと思っています。

テーマ : 映像・アニメーション
ジャンル : 学問・文化・芸術

「新作のオール・ザ・キングスメン」

友人が「新作のオール・ザ・キングスメン」を持っていたので、借りて見ました。



1949年に制作された「オール・ザ・キングスメン」と、脚色などほとんど同じでした。映像はカラーになり演出はより効果的で、演説のところなどはアジ演説で迫力をつけていました。汚職は不正を嫌い富の再分配を唱っていた、主人公が権力を握ると次第に、汚職の坩堝にはまり、それをもみ消そうと大衆をアジってゆき、権力を集中させていくなど興味深く描かれていました。

大衆受けする選挙公約やアジ演説で人気を集め、「独裁的な方針も必要だ」「選挙で多数の票を集め支持されている」として、時代に合わなくなった既存の制度を改革しようと押し進める人がいます。彼はこの映画のような結末に鳴ることはならないでしょう。

「オール・ザ・キングスメン」アメリカ映画 1949年に制作

今日は、過去に観た映画「オール・ザ・キングスメン」を、改めて観ています。同名の映画が、最近作られたようですが、そちらの方の映画は私は、観ていませんのでよく知りません。

「オール・ザ・キングスメン」1949年に制作されたアメリカ映画です。

血気盛んで良識をわきまえた一市民が、小学校の校舎での事故を契機に、今までの市政のあまりにもひどい腐敗に耐えかねて、市長選に立候補して当選。そして次々と改革・改新を押し進めていくのだが、次第に汚職の手が忍び寄り、開発の意欲が汚職にまみれてくる。
不倫や一族の栄達を図り、大統領の座をも目標にしようとする。その中で息子が交通事故を起こし、それのもみ消しをしたり、自らの汚職のもみ消しに奔走して、歯車が狂いだしていく。そして権力を利用して、他の勢力を封じ込めるなど、以前自分がもっとも忌み嫌っていた者と同じことをしていく。
まさに、市政を変えようと青雲の志を抱いて、政界に飛び込んだでいったのだが、次第に政治の汚い泥にまみれていくところが描かれている。

1949年のアメリカは、レッド・パージ(赤狩り)が起きた頃で、このような映画がよくついくられたものだと思います。
私が初めて観たのは、岩波ホールで学生の頃ですから1970年頃です。当時の日本は、庶民宰相の日本列島改造論やロッキード汚職などで大きく揺れて時期でもありました。

今の日本も、政治の腐敗は惨憺たるものです、既成の与野党は足の引っ張り合いをして。党内でも自分の選挙の票を読むことに一生懸命です。
政治を取り巻く経済界も、自分の利益のことしか考えずいるようで、なんかこの映画の中の時代とかぶるようなきがしました。

  --追加-- 2012/1/9/ 14:43
少し調べてみました。

この「オール・ザ・キングスメン」の原作は、
ロバート・ペン・ウォーレンで。ロバート・ペン・ウォーレンの「すべて王の臣」(白水社)がもとになっています。
原作名が「All the King's Men」です。
「すべて王の臣」の主人公は実際の政治家ヒューイ・ロングをモデルにしたと言われています。
ヒューイ・ロングは、冨の再配分を唱え、教科書の無償配布やハイウェー整備、身体障害者の施設改善など弱者救済の施策を実施する反面、ルイジアナに独裁的な体制を築きあげた人だそうです。

政治家ヒューイ・ロングとオール・ザ・キングスメンの主人公スタークとは類似点があるとされています。
・貧困層の白人を軽蔑して呼ぶレッドネックと呼ばれていた。
・勉強家で法律を猛烈に勉強した。
・主要政策が対応している。教育福祉政策やハイウェイ網の整備
・民衆の心をつかむ先導的な演説スタイル。
・意のままに動く側近たち



「オール・ザ・キングスメン」1949年のアメリカ映画

1949年のアメリカ映画
「オール・ザ・キングスメン」
これは、学生時代神保町の岩波ホールで観ていまでも印象に残っていた映画でした。
ちょうどそのころ、ワンマン宰相や、汚職事件などがニュースをにぎわしていたころです。



初心はどんなに高い理想を掲げても、長期に権力を握り続けると、理想と反対の誘いに惑わされてしまう恐ろしさを感じます。

40年前に無血クーデタを成し遂げた、カダフィ大佐も初めは英雄と崇めたてられたそうですが、40年後はあのありまさでした。
政権を取ったときは高き理想だったのに、対抗勢力に向き合ううち、悲惨な結果になった国はヨーロッパでもアジアにもいくつかありました。

隣の国の前国主も今の国を作った英雄とされています。しかし王国でもなく国名に共和国とついているのに国主が世襲になってしまっているの可笑しな話ですが、分裂国家の悲劇でしょうか。

日本は栄作以降は長期政権でないので安心でしょうが、しかし純一郎以降は短期過ぎて逆にひどすぎますね。
アメリカの首長は絶大な権力があるので、2期までしか大統領に慣れないそうです。
これも長期の弊害を避けるためでしょう。

一句
「英雄も 永く続けば 鼻につく」どこかで聞いた諺です・・・

アメリカ映画「戦艦 バウンティ号の叛乱」

アメリカ映画
「戦艦 バウンティ号の叛乱」この映画は、軍律の厳しい英国海軍で起きた有名な叛乱事件を映画化したものです。



艦長の目に余る行為に、クルーたちが反乱を起こす物語。
帆船バウンティ号はパンの木を、タヒチから南海の島に運ぶため、英国ポーツマスクからタヒチに旅立つ。艦長は積み荷をごまかしたり、過失や失敗には厳しい懲罰を与えて、艦長の方針に反感を持つ一人の上級士官が反乱を起こし、艦長たちを救命ボートで追放してしまう。
艦長は少ない食料と水で何とか南海の英軍基地にたどり着き帰国する。
艦長は反乱を起こした者たちを、とらえるため再び南海に旅立つ。
反乱を起こした者たちは、英軍の地図には載っていない島を見つけそこで一生過ごす。

日本での上映は昭和11年だったので、軍部によって多くの部分がカットされ、題名も「南海征服」で公開されたそうです。

この話はその後、何本か映画化されています。
私の見たこの作品はアメリカ映画で、艦長をかなり悪く描かれていますが、実際はかなり違ったようです。
しかし1本はイギリス映画で、より事実に近い艦長の姿が描かれているそうです。こちらも見たくなりましたが今は手に入らないようです。


余談です
劇場版映画のスタートレックの第4作「故郷への長い道」で地球に帰還するための船がバウンティ号でした。
スタートレックのバウンティ号は地球に帰還しましたが、「戦艦 バウンティ号の叛乱」の方は、故国には帰らなかったですが。

これを観ていると船の規律は、昔も24世紀も変わらないところがあるように感じるところがありました。スタートレックの宇宙大作戦の時代の規律はかなりおおらかだが、新スタートレックやヴォイジャーの時代はかなり厳格になっている。


船底一枚下は地獄。 宇宙船の隔壁?の外は地獄。
だからこそ、規律は厳しく絶対なでないといけないのでしょう。

デアゴスティーニの「和時計」

デアゴスティーニから模型組立シリーズの「和時計」がでるそうだ。

和時計は日本の不定時法の時刻を刻む時計で、今の時刻を刻む時計に比べると、格段に複雑なしくみだ。
デアゴスティーニのページを見ると、不定時法の昼と夜の時の刻み方を変えるのに二テンプ式で対応してると書かれている。
興味をそそられるが、60号で1年以上かけて、値段も12万円ほどもするのは、ちょっと手がでないな。

ことし、デアゴスティーニから、スタートレックのエンタープライズDを造ろうが広島で試験販売されたそうだが、数号で廃刊になってしまったそうだが。

この、和時計はそんなことはないだろうか。

「口で歩く」丘修三著 小峰書店

もう一冊、障碍者福祉の啓発本の紹介

「口で歩く」丘修三著 小峰書店
児童向けの本です。




「風の旅人」と同じ方を題材にして書かれた本だと聞いています。
ベッド型車いす、ストレッチャーでの、いろいろなひととの出会いが描かれています。
ストーリはだいぶ違いますが、作者が元養護学校の先生で、その時の経験も織り交ぜてあるようです。


この本の巻頭言に
**
人は
ひとりでいきているのではありません。
まわりにいる
おおぜいの人たちと つながって
ささえあう輪の中で
生きているのです。

だれひとりとして 意味のない人は、いない。
だれひとりとして 価値のない人は、いない。

ひとりひとりが なにかの役割をになって
人のささえあう輪の中に
生きているのです。
**

とあります。

Door To Door 僕は脳性まひのトップセールスマン

Door To Door 僕は脳性まひのトップセールスマン




目が潤んでしまいました。二宮和也さんの演技も素晴らしいですね。あのお母さんも樋口可南子いいですね。

原作の「きっと「イエス」と言ってもらえる」と違うところがありますが、障碍についての就労や生き方について、別の切り口がありよいです。

母子家庭で、お母さんがなかなか面と言えないことを、お父さんならこう言ったと。

しかし、親として障碍のある我が子を、一人の人として生きていく力をどのようにしてつけていくのか、考えるところがありました。

障碍の軽度の方も、重度の方も、重度重複のかたも、それぞれ同じです。


■竹林乃方丈庵の主から■

・いつも拙文を読んでいただきありがとうござます。
・見聞きしたことを独断と偏見で、気ままに綴ったものです。
・自分のために無責任に書き留めたものですから、読み終わったら捨て下さい。

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記事へのコメント
  • 東日本大震災追悼式で安倍首相は原発事故に触れなかった。
    竹林泉水 (03/18)
    今一度野田首相が宣言したように、安倍総理は原発事故は収束したと本当は言いたいのでしょう。政府は必ず嘘をつく、それは、オリンピックの施設建設や、豊洲市場もそうです
  • 東日本大震災追悼式で安倍首相は原発事故に触れなかった。
    アジシオ次郎 (03/18)
    おはようございます。

    今年の東日本大震災追悼式典で福島第一原発事故に言及しなかった安倍総理だが、未だに原発事故処理が解決していない、避難区域解除も進んでいな
  • マンションの挨拶禁止
    竹林泉水 (03/13)
    アジシオ次郎さん
    コメントのお返事大変遅くなり申し訳ありません。
    いまのよのなか、スマホが行き渡り本当におかしくなってきた感じですね、友達と集まってもみなそれぞ
  • マンションの挨拶禁止
    アジシオ次郎 (03/01)
    こんにちは。

    マンションで挨拶禁止って、正直近所づき合いを否定するようなものだし、挨拶をしっかりすると言う人としての常識に思いっきり反する行為だと思います。
  • これからの世界のゆくへ
    竹林泉水 (02/20)
    わたしには、トランプ大統領のメディア批判は、日本の首相を見習っているように思えてしまいます。
    アメリカは自由と民主主義国の国でこのようなことはないと思っていまし
  • 軍隊は国民を守るにあらず国を守るもの
    竹林泉水 (02/20)
    コメントありがとうございます

    自衛隊法にどのように明記されていようが、文官と武官との考えの違いはあるのではないでしょうか。
    栗栖弘臣の言ったことは、上級指揮官
  • これからの世界のゆくへ
    アジシオ次郎 (02/18)
    こんにちは。

    アメリカのトランプ大統領のメディア批判は、自分に都合の悪い話をする者はケチョンケチョンにこき下ろすと言う子供じみた言動にしか見えないが、自分に
  • 軍隊は国民を守るにあらず国を守るもの
    まり姫 (02/07)
    自衛隊法第三条に人命救助をする仕事として書かれていますよ。
    主たる任務ではないけれど、副次的任務としてきちんと規定されています。
    元統合幕僚議長の述べていること
  • 世界の民主主義が行き詰
    竹林泉水 (01/26)
    以前から時々コメントされるのですが。
    コメントを投稿されても、ロシア文字のような文字化けや、タグを書き込みそれがそのまま表示されるコメントがります。

    そのよう
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